ロンドンオリンピック サッカー男子のグループリーグ第2戦 日本オリンピック代表vsモロッコオリンピック代表の試合をフジテレビの中継を録画してテレビ観戦しました。

試合経過

日本の先発は、GKに権田、CBに吉田と鈴木、右SBに酒井高、左SBに徳永、ボランチに扇原と山口、右SHに清武、左SHに大津、トップ下に東、トップに永井という布陣。
スタートは、永井がトップだったが、途中から大津と入れ替わっていた。

序盤、積極的に前から仕掛けてきたのはモロッコ。日本はやや受け身な立ち上がりになってしまった。

開始5分、縦パスをカットされて、逆に前線にスルーパスを通されるが、吉田が粘って最後は権田が納めて凌いだ。

このあと、日本がチャンスを作り出す。清武がGKの正面を突いてしまったが、思い切りのよりミドルシュートをみせる。

その後は、モロッコにも日本にもチャンスがあり一進一退の攻防となる。

モロッコのミドルは要注意だったが、権田のファインセーブもあり無失点で切り抜けている。

前半30分過ぎからは日本が立て続けにチャンスを作る。大津や永井がミドルで狙うがゴールはならず。

前半41分には、扇原のクロスに鈴木がヘディングでジャストミートするが相手GKがファインセーブでゴールならず。

さらに、43分にもCKから吉田が合わせるが枠をとらえられず。

前半は両チーム無得点で終える。

後半、モロッコがやや優勢に試合をすすめる。日本のプレッシャーがうまくかからず、相手ペースになっている。

ただ、モロッコのチャンスも多くはなく試合は膠着状態に。

後半16分、永井がドリブルでしかけて清武へ。清武のシュートは強烈だったがバーに当たりゴールならず。

永井、大津がシュートを狙うがゴールならず。

シュートが増えて日本のペースになりかかったが、試合はなかなか動かず。

後半32分、大津に代えて齋藤を投入。齋藤が左サイドに入って、永井がトップに戻る。

後半33分、山口がインターセプトからそのまま前線に、シュートはバーの上に。

後半38分、清武が自陣からロングボールを上げる。これに永井が反応。相手DFを振り切り、前に飛び出したGKより一瞬速くボールを捉えてループシュート。これがGKの頭上を超えてゴールに吸い込まれる。日本が永井のゴールで先制する。

日本はロスタイム直前に清武に代わって杉本を投入。杉本がトップ、齋藤が右SH,永井が左SHに回る。

ロスタイム、モロッコの猛攻。決定的なピンチを迎えたが、なんとか踏ん張って失点を免れる。

山村が交代の準備をしていたが、そのまえにタイムアップ。日本が永井の1点でモロッコを振りきって、2連勝。グループリーグ突破を決めた。

戦評

スペイン戦と同じく前線からの守備にはいっていたが、中2日という事と、スペイン戦の後という事でやや疲労感が見えた序盤。

モロッコも永井の裏への突破をケアしてきていて、永井はトップではなく途中から左サイドに回って、大津がトップに入ってドリブルでかき回すかたちになった。

モロッコは、9番のアムラバトが突破力もありスピードもあって脅威だったが、DF陣がよく押さえ込んだ。

全体的に、スペインとは違うモロッコの体の強さに少々戸惑いながらの試合だった。スピードもスペインよりあって、ドリブルで仕掛けてくる事もあり、スペイン戦とは違う対処が求められたが、時間を追うごとに改善されていった。

後半、疲労感が見えていた永井が元気を取り戻したかのように躍動。前線からの守備だけじゃなく、この試合では決勝ゴール。スピードで振り切って、相手GKの上を抜く技ありループという事で、これまた注目されそうだ。

攻撃陣はこの試合も1点止まりだったが、守備陣が2試合連続で完封。ホントに大会直前から安定感が深まっている。吉田、徳永だけではなく鈴木も落ち着いたプレーが出来るようになったし、山口蛍が効いてる。酒井高徳も守備面での不安はそうなかった。

同組のもう1試合は、スペインがまさかの連敗でグループリーグ敗退。ホンジュラスが勝ち点3。モロッコは勝ち点1のまま。次の試合で引き分け以上で1位突破となる。

ホンジュラスは、モロッコとは引き分けたが試合を優位にすすめたのはホンジュラスの方のようだし、スペインにも勝ってる。タイプとしてもやりにくそうな相手で引き分け狙いで簡単にはいかないだろう。

守備陣が安定している状態なので、中盤より前のメンバーは多少入れ替えて休ませる事も出来るかもしれない。ここ2試合出番のない宇佐美もそろそろ使っておきたいところだろうし。どういうメンバーでくるのか、楽しみだ。

選手評価
GK 権田 6.5
DF 鈴木 6.5
DF 吉田 6.5
DF 酒井高 6.0
DF 徳永 6.0
MF 山口 6.5
MF 扇原 6.0
MF 清武 6.5
MF 東 6.0
FW 永井 7.5
FW 大津 6.0
FW 齋藤 -
FW 杉本 -

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