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スウェーデン女子vsなでしこジャパン サバイバルレース

なでしこジャパン ウェーデン遠征

なでしこジャパンのスウェーデン遠征 第2戦 スウェーデン女子代表との試合をNHK BS1の中継を録画してテレビ観戦した。

試合経過

中1日という事もあってか、大幅にメンバーを入れ替えてきた。ロンドン五輪にのぞむメンバー18人に絞り込む前のラストゲームというだけあって、普段スタメンで出てない選手にとっては最後のアピールの場となった。

GKに福元、CBに田中と熊谷、右SBに有吉、左SBに鮫島、ボランチに、高瀬と宮間、右SHに安藤、左SHに上尾野辺、2トップに永里と大滝という布陣。

なでしこは、立ち上がりから積極的にプレー。スウェーデンのプレッシャーがアメリカほど厳しくないという事もあり、パスが回りやすい状況ではあった。

ただ、序盤にはスウェーデンのシェリーンに裏を取られてピンチとなるが、失点は免れた。

日本が優位に試合をすすめるものの、普段とポジションが違ったりとなかなかよさが出ない場面もあり、決定的チャンスがなかなか作れない。

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中々テンポアップ出来ないなでしこ。ボランチの位置で持ち味が発揮出来ていなかった高瀬を左SHに移して、上尾野辺をボランチへ。

前半27分、大滝のポストプレーから安藤がドリブル突破。最後は、シュートとみせかけてのスルーパス。これに抜け出した永里が落ち着いてシュートを決めて、なでしこが先制する。

前半は、なでしこが0-1とリードして終える。

後半の頭から、大滝に代えて丸山、宮間に代えて澤を投入。

スウェーデンがDFラインを高くして、押し込んでいく展開。ただ、なでしこの最終ラインまではプレッシャーにはいかなかった為、なでしことしても完全にペースを奪われる展開にはならなかった。

スウェーデンの勢いになれた、なでしこがゲームを組み立てペースを握り始める。

ただ、なかなかトップにボールが入らずに、ゴール前のチャンスが生まれない。後半から入った、丸山も前を向いてドリブルといったシーンがつくれない。

澤は、運動量多く動きまわって、上尾野辺とのバランスもよかった。澤や上尾野辺が前で顔をだす場面もあり、この辺は悪くなかった。

後半12分、永里に代えて川澄が投入される。安藤がトップに入り、高瀬が右に、川澄は左SHに入った。

川澄が左サイドで積極的にしかけてリズムをつくりだしてはいたが、全体的には動きが少なくチャンスも少ない。

澤のスルーパスから、川澄が突破。折り返しを安藤が狙うが、シュートが弱く防がれてしまった。後半最大のチャンスを決められず、追加点が遠い。

スウェーデンもフレッシュな選手を入れて何度もチャンスを作られたが、福元のビッグセーブもあり無失点に切り抜ける。

なでしこも、スウェーデンも最後のところでのミスがあり、チャンスを作りきれないまま膠着状態に。

終盤、なでしこは上尾野辺に代えて坂口、高瀬に代えて大野を投入。

最終盤には、スウェーデンの猛攻。セットプレーもあり、防戦一方になるが、なんとか得点は許さず。このまま試合は、0-1でなでしこが逃げ切る結果となった。

戦評

メンバーを大幅に切り替えたという事で、やはりコンビネーション的には今ひとつではあったが、まずまずボールを回せてアメリカ戦での嫌な流れは引きづらずに済んだ。

ただ、スウェーデンはアメリカほど前からプレッシャーもかけてこなかった事もあり、アメリカ戦での反省点を修正出来たかどうかは確認出来なかった。

この試合、オリンピックの18人枠への当落線状の選手が多く出場しており、誰が最後に残るのか興味深いところだ。

宇津木がアメリカ戦で怪我をした事で、ボランチやサイドも出来る上尾野辺がクローズアップされる形になった。持ち味の左足のキックもあり、まずまずの出来だったと思う。

ちょっとアピール的には物足りなかったのがFW陣、大滝、丸山、高瀬は、本来の持ち味をこの試合では発揮できなかった。

怪我で、このスウェーデン遠征を外れた、岩渕もいて、この中からだれが選ばれるのか!?楽しみに待ちたい。

選手評価
GK 福元 7.0
DF 熊谷 6.0
DF 田中 6.5
DF 有吉 6.0
DF 鮫島 6.0
MF 宮間 6.0
MF 澤 6.5
MF 坂口 -
MF 大野 -
FW 安藤 6.0
FW 高瀬 5.0
FW 永里 6.5
FW 大滝 5.5
FW 丸山 5.0
FW 川澄 6.0

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