J1第7節 ベガルタ仙台vsFC東京の試合をBS1の中継でテレビ観戦しました。
試合経過
序盤は、中盤がコンパクトな両チームが潰し合いの構図となる。だが、この中でも何度かチャンスを作りかけていたベガルタと、完全に攻撃の芽を消されていた東京の差が徐々に出始める。
パスがなかなか繋げず、リズムに乗れない東京に対して、ベガルタは守備から攻撃、攻撃から守備への切り替えが非常に速い。
ウイルソンのところでボールが収まる事もあり、手数をかけなくても相手陣内まで攻め入れる事が出来る。しかも、ペナルティエリアに入っていく選手の人数が多い。
ベガルタの攻撃にもケアしながら、反撃をしなければならない東京は、どうしても後手後手に回ってしまい押し込まれる時間が多くなってしまった。
ベガルタもチャンスはあったものの、得点が生まれずにいた。だが、前半ロスタイム、菅井が怪我でピッチを外れた後のベガルタ。DFラインからのロングボールに赤嶺が抜け出し。最後は落ち着いてゴールに流し込んだ。
オフサイドラインぎりぎりで抜けだしたプレー。判定に疑問をもたれても仕方がないが、それでもゴールはゴール。
前半は1-0でベガルタがリードして折り返す。
後半頭、菅井と赤嶺を外して選手を入れ替えてきたベガルタだったが、前半からの流れは変わらない。
東京も、前半中々ボールに絡む事が出来なかった大竹に代えて田邊を投入してはいたが、ペースを掴む事ができずに居た。
後半11分、東京はルーカスと谷澤を同時に投入し、流れをつかもうとするが、逆にベガルタにゴールが生まれる。
サイドからのクロスに関口が相手の足を怖がらずに飛び込んでゴール。ベガルタが2-0と逆にリードを広げる。
前半から飛ばしていたベガルタだったが、得点が入った事でリズムも生まれ、ほとんど運動量が落ちない。こういう展開だと東京も中々流れを帰ることが出来ずに時間がすすむ。
ベガルタは、後半31分に大田が、後半42分にはセットプレーのこぼれ球を鎌田がゴール。4-0と東京を圧倒する。
最後は、怪我で戦列を離れていた、梁勇基を今季初出場をさせる余裕の逃げ切りで、ベガルタが勝利。
戦評
ベガルタは、守備がいいのは確かなのだが、この試合では攻守の切り替えの速さが非常に素晴らしく、東京を圧倒する事になった。
J1だろうが、J2だろうが、アグレッシブに連続してプレッシャーをかけてボールを奪って攻撃というのは出来るチームはいるが、それを90分やり続けるのは難しい。前半ロスタイムでリードを奪ったという試合展開もあるのだろうが、後半もあまり運動量が落ちずに試合を進めていたのは驚嘆に値する。
ここまで、リーグ戦は無敗だったものの、ここのところ失点が多かったベガルタだったが、この日は守備でのほころびを見せなかった。この日は、相手に攻撃させない守備が非常に効いていて、それが攻撃にもいい流れをもたらしていた。
これで、リーグ戦7戦無敗で首位をがっちりキープ。連戦となるGWもあり、どこまで勝ち続けられるのか!?ベガルタに注目だ。