サッカログ

ホーム

2012年 J2 第3節 ジェフユナイテッド市原・千葉vs横浜FC 見えない課題という贅沢な悩み【J特】

奪還×脱甘

フクアリまで、ジェフユナイテッド市原・千葉vs横浜FCの試合を観戦してきました。

試合前

日産スタジアムからのはしご観戦という事で、いつもより遅めの時間に会場入り。18時過ぎくらいに着きました。

あいにくの雨という事もあり、客足はあまりよくなく、アウェイ側のゴール裏に居たのですが、割とがらがらでした。

貴重な土曜開催なのに、雨のナイトゲームというのは残念でした。

雨に煙るフクアリ

この日は、喜作のソーセージ盛りにしようと思ってたけど、タッパーを忘れたので、やめて、サマナラのカレーにしました。
自分みたいな人は、混雑してる時に結構食べづらいので、こういう日だと回りに人が居なくて食べやすいのです。

サマナラのカレーとナン

スポンサードリンク

試合経過

さて、試合。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに竹内と智、右SBに大岩、左SBに渡邊、ボランチに勇人と健太郎、右SHに田中、左SHに深井、2トップに、兵働と藤田という布陣だった。

深井が2トップの一角にはいると思われたが、左SHとしての器用だった。2トップと言いながらも、兵働はかなり広範囲で顔をだしていて、トップ下のような役割もこなしていたと思う。

ジェフユナイテッド市原・千葉 (2012年 J2第3節 vs横浜FC 先発フォーメーション)
18.藤田
15.兵藤
9.深井 14.田中
16.佐藤健 7.佐藤勇
27.渡邊 29.大岩
5.山口智 3.竹内
1.岡本

序盤、主導権を取る探り合いという感じだったが、ジェフはパスを回しながらチャンスを伺うというスタイルは変わらない。

パス回しでミスも出たが、うまくリカバリー出来ていたと思う。チャンスになりかかったシーンもあったが、最後のボールが合わずシュートに持ち込めない。

だが、前半12分、兵働が左サイドで持ち上がり、絶妙のスルーパス。深井が抜けだして角度のないところからのシュートが決まり、ジェフが先制する。

兵働がドリブルでしかけて、倒されるシーンもあったが、ファウルはもらえず。割とコンタクトプレーに関してはファウルを取らない感じだったと思う。

1点を先制して、ジェフのリズムで試合は進むが、攻め急いでる様子はない。むしろ、ボールを動かしながら、ときおり裏を狙ったり、サイドを変えたりという感じで、ゆったりとしたゲームになった。

前半23分、怪我なのか!?渡邊に代えて山口慶を投入。慶は、そのまま左SBに入った。

ボールは回っていたが、相手のチェックも厳しい。特に深井に入った時には、囲まれる事が多く、ボールロストが多かったと思う。ちょっと、体格的にボールを収めるには無理があって、ボールの出して側も少し考えないといけなかった。

ジェフペースで試合が進むが、追加点は奪えず。横浜FCは、終盤に攻勢に出るも、チャンスらしいチャンスは少なかったと思う。

後半に入っても、ジェフペースは変わらず。ジェフの攻撃が面白いようにはまり、横浜FCは完全に受け身になってしまった。

ただ、チャンスの数は多かったが、なかなかゴールが奪えない時間が続く。いい時間帯が続いていただけに、早く追加点が欲しいところだったが、ゴールが奪えたのは後半20分を回ってから。

左サイドから侵入した兵働が中にボールを入れるが弾かれるも、再び兵働の元にボールがこぼれる。そのボールを兵働がシュート。これが決まって、ようやく2点目が生まれた。

その後も、ジェフの攻めのペースは衰えず。後半25分には、深井が利き足と逆の右足で豪快なシュート。これが、決まって3-0とした。

この後、深井には何度もチャンスがあったが、ハットトリックはならなかった。

攻めこむジェフ

後半36分、疲れの見えた田中に代えて良太を投入。慶が右SHに入って、良太が左SBに収まった。

さらに、40分には兵働に代えて町田を投入。そのまま兵働の位置に入った。

町田は、おもしろいアクセントをつけてくれた。FKのチャンスも作ったりとおもしろ存在になりそうだ。

試合は、このまま最後までジェフが攻めつづけて、試合終了。3-0と圧勝した。

試合終了後の整列をする選手たち

ジェフユナイテッド市原・千葉 (2012年 J2第3節 vs横浜FC 試合終了時フォーメーション)
18.藤田
28.町田
9.深井 13.山口慶
16.佐藤健 7.佐藤勇
4.青木 29.大岩
5.山口智 3.竹内
1.岡本

戦評

試合全般を通じて攻めつづけたジェフ、まさに完勝と言っていい出来。ただ、横浜FCの出来が悪いのか、相手の攻撃の怖さを感じられなかった。(結局、横浜FCはこの後、岸野監督が解任されるのだが。)

前節の京都戦は見ていないので、ドコラ辺がよくなったという事も言えず。山形戦に比べてもパス回しの質は上がってきていると思うし、球際も強くなってきた。

今シーズン、監督が変わってチームのやり方が変わった中で、うまくいってるのはいい事ではあるのだが、逆に相手の出来が悪いと課題がでないというのも困りもの。この試合に限って言えば、課題がなさすぎるのが課題という、贅沢な悩みが出てしまった。

この試合兵働の出来が素晴らしく良かった。運動量、球際、ボールの質もよくて、正直ここまでいい選手だとは思ってなかった。
レジナルドが入ってきたら、どのポジションになるのか!?ってのはあるが、チームとしては欠かせない存在になってきている。

智、健太郎、兵働、藤田とセンターラインの補強がうまくいった感じだ。そこに、竹内や勇人、深井がからんで、思いの外バランスがいい。

藤田は古巣相手に、意気込んでいただろうが、ゴールを奪えず。結構、チャンスもあっただけに、悔しかったろう。横浜FCサポからはブーイングされてたしね。

この試合、オーロイがベンチ入りをしていたが、木山監督がどういう使い方をしてくるか興味があったが、この日は出番がなかった。おそらく、リードされた展開での起用を想定してるのだろう。となると、オーロイが出てくるような展開はあまりチームとしてはよくないという事でもあり、出番がない方がいいという事に・・・。
昨年、オーロイ対策をされて、今年はどうなんだ!?というところもあるが、あの高さはやっぱり脅威で、今年は選手間の距離感もよく、オーロイが競った後のこぼれも拾いやすいのかなという気もする。ただ、藤田と同じ役割は出来ないだろう。前線からの守備は期待出来ないのは確か。

次は中2日でのアウェイ福岡戦。アウェイで勝てない流れを切りたいところではあるが、相手も昇格候補であり簡単ではない。相手も、今年監督が変わったというところでは、どちらのチームがより成熟してきてるのかを計るには絶好の相手だろう。
正直、京都は成熟度の差では、向こうの方が上なのは致し方ない部分でもあり、福岡戦で現時点でのジェフのサッカーの完成度が見えてくるのでは!?

選手評価
GK 岡本 6.0
DF 竹内 6.5
DF 山口智 6.5
DF 大岩 6.0
DF 渡邊 5.5
DF 山口慶 5.5
MF 健太郎 6.5
MF 勇人 6.0
MF 田中 5.5
MF 兵働 7.0
MF 町田 -
FW 藤田 6.5

にほんブログ村 サッカーブログ ジェフユナイテッド千葉へ 人気ブログランキングへ blogram投票ボタン

前の記事へ 次の記事へ