FCWCの準決勝 サントスvs柏レイソルの試合を日テレの中継を録画して観ました。
初出場のFCWCでついにここまでやってきたレイソル。
モンテレイ戦から中2日ではあるが、モチベーション高く、この一戦に臨んでいるいました。
対するは南米王者サントス。これまで、FCWCに出場した浦和やガンバはいづれも欧州王者との対決だたので、南米王者との対決は日本勢としては初めてとなります。
前半、サントス相手でもボールをつないでいけていたレイソルであったが、序盤にいきなり大ピンチ。ネイマールに抜け出されて、シュートを許す。これは、ポストに当たり事無きをえたが、いきなりピンチとなった。
その後も、ネイマール相手にチャンスを作られてピンチを招いたが、サントスもそれほどプレッシャーをかけてくるチームではないので、レイソルもボールを持ったせてもらえる。
レイソルがボールをつないで、攻撃をしかけられるようになってリズムをつかみはじめる。
だが、この状況でサントスの一発の個人技にやられてしまう。
前半19分、ガンソの縦パスでネイマールがフリーになる。大谷がブロックに入るものの、切り返しではずされて、ネイマールが左足で巻くようなシュート。これが、ゴール左隅に決まって、サントスが先制する。
さらに、前半24分には、ゴール前でボルジェスが横にドリブル。タイミングよくシュートを撃たれ、ゴール右隅に突き刺さる。ここしかない場所に決められて、2-0とリードを広げられる。
2点をリードされたレイソルだが、それでも落ち着いて攻撃を組み立てる。
ボールポゼッションでは完全にレイソルが上回っている。
ただ、サントスの守備陣の読みが抜群にいい。決定的チャンスになりかけても、確実にブロックして得点を許さない。
前半はサントスが2点をリードして終える。
レイソルは後半頭に、工藤に代えて北嶋を投入する。
北嶋のポストプレーで、リズムをつかんだレイソルが攻勢に出る。
だが、後半の序盤はサントスのチャンスが多くなる。
しかし、後半9分、レイソルのCK。ジョルジ・ワグネルのボールは、酒井にピタリと合う。酒井のヘディングシュートが決まり、1点差に詰め寄る。
同点を狙うレイソルだが、簡単には追いつけない。
逆に、後半18分のFK。ダニーロの蹴ったボールは、壁の外を巻いてゴールに吸い込まれる。菅野も一歩も動けず。3-1とリードを広げられる。
レイソルは、田中に代えて、澤を投入する。
ここから、レイソルが怒涛の攻撃をしかける。
後半30分には、レアンドロ・ドミンゲスが右サイドを突破。澤がボールを受けてシュートも。ポストに当たりゴールならず。
さらに、後半37分には、またも右サイドに抜け出したレアンドロ・ドミンゲスからのクロス。ニアの北嶋の頭にはわずかに届かず。ファーに詰めていた澤が足を延ばすが、ゴール上に外れる。
その後も、北嶋にボールを合わせるチャンスもあり、ジョルジ・ワグネルのシュートもあり、サントスを攻め立てたが最後までゴールが奪えず。
3-1でサントスが勝利した。
レイソルの許した3ゴールはいずれも、高い個人技から生まれたゴール。ポゼッションでも、シュート数でもレイソルが上回っていたが、決定力でまさるサントスが勝利する結果となった。
レイソルもかなり惜しいチャンスが多くあった。普通なら、シュートまで持ち込める場面でもブロックされたり、体を寄せられたりと、相手の守備能力と読みがとにかくすごかった。
ただ、レイソルも落ち着いてボールをまわせていたし、ホントに決定力の差が大きかったなというところ。まぁ、ネイマールにしても、ボルジェスにしても、ダニーロのFKにしてもどれも一級品だった。
レイソルの大健闘で、試合としてはおもしろいものになった。
3位決定戦は、レアンドロ・ドミンゲスと、栗澤が出場停止となるが、ここで勝って3位になる事は意義があるだろう。