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Jリーグ 経営状況2010年度分を見て【J特】

Jリーグから、2010年度の経営情報が開示されました。
今年も、これを見てあれこれと書いてみようと思います。

2010会計年度は、J1が18クラブ、J2が19クラブ(1クラブ増加)、計37クラブの編成で、J1は前年度同様1ステージ制、J2は18クラブの3回戦制から19クラブの2回戦制となり、ホームゲームが7または8試合減少しました。

比較のため、2009年度分のリンクも張っておきます。

2009年度分経営情報
2010年度分経営情報

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まず、全体的に赤字のクラブが増えました。昨年より赤字幅が増えたクラブも多いです。
なんといっても、その中ではレッズが赤字に転落したのが目立ちますね。

支出自体は減っているにもかかわらず赤字になっています。入場料収入の減少がもありますが、広告料も減少してるのが響いているようです。

昨年のJ1の中で黒字で目立つのは、東京と磐田ですが、収入自体が増えたというよりも支出料も減っているので、なんとか黒字に出来たという感じに見えます。

入場料収入を見ると、昇格組の仙台、湘南、C大阪や、優勝した名古屋は増えていますね。

J2に目を移すと、J1昇格を決めた柏、甲府、福岡がいずれも黒字経営だったのは驚きですね。一昨年の3チームはいずれも赤字だったとのは対象的です。

J2はやっぱり赤字のクラブが多いものの、札幌、千葉、東京Vの赤字幅が大きいですが、それいがいは健闘していると言っていいんじゃないでしょうか

ジェフの分だけを開示されている2005年度分から2010年度分を一つの表にまとめみてます。

ジェフユナイテッド市原・千葉 経営情報 2005~2010年度

J2初年度の昨年、やっぱり入場料収入が大幅に下がっています。フクアリ初年度となった2005年度以来の水準です。フクアリでフルシーズン戦うようになってからは最低ですね。

広告費は、大幅に下がった感じではないですが、営業費用を抑えてもなお赤字という状況になってしまいました。
こういった事情からすると、当然人件費に避ける金額も多くは割けないというところで、致し方ない部分もあります。

おそらく、今年度は、入場料収入はさらに下がる事が確実でしょう。監督・コーチングスタッフが変わって、外国籍選手も3人入れ替わってます。昨年より多く人件費を割かざるをえない状況下もしれません。
こういった状況では、なかなか補強というのも難しいのでしょう。今年度、少し無理してでも補強してJ1に上げるっていう考え方もあるでしょうが、現実的に考えたら最低限の人件費で補強してうまくやりたいとうところでしょう。

昨年度以上に収支が悪くなる可能性がある状況では、やっぱりJ1に昇格して入場料収入を増やすというのが一番大きいでしょうね。
なんとしても今年はJ1昇格を決めて、もう1度J1の舞台に戻りたいところです。

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