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ロンドン五輪女子アジア最終予選 なでしこジャパンvsタイ

ロンドン五輪女子アジア最終予選 なでしこジャパンvsタイ女子代表の試合をNHKでの中継を録画して観ました。

初戦のタイ戦は大幅にメンバーを入れ替えてきました。
特に中盤の4人は総とっかえ。トップも川澄と永里とW杯ではなかった組み合わせです。

序盤は、なでしこジャパンが圧倒する展開でスタートする。
このままの勢いで、先制点が取れれば、この試合は楽な展開になるなとおもったのだが・・・。

タイがしっかりと引いてブロックを作って対応した事もあり、その後はややスローダウンする展開に。
タイが攻撃する事はほとんどなく、ほとんど日本がペースを握って試合を進めていたが、やはり微妙なところ合わない。

中盤の4人のところで、どうしてもテンポアップ出来ず、単発の攻撃になってしまう。
宇津木を左サイドに出してみたり、上尾野辺をボランチにしてみたりといろいろ試してはみたがうまくいかない。
右サイドも、高瀬が突破を試みたりするが、右サイドバックの近賀とのコンビネーションが今ひとつで、なかなかチャンスにつながらなかった。

トップの永里のところに中々ボールが収まらず、川澄もなかなか終盤は持ち味を出せなくなってきてしまった。

結局、前半は0-0で折り返す事になる。

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後半頭から、宇津木に代えて宮間を投入。上尾野辺をボランチに回す。

宮間が入ってきたことで攻撃にテンポが出てきた。
特に2トップは、宮間がボールを入れるタイミングがわかっているので、どんどん裏に飛び込んで行ける。

後半16分、宮間が前線に長いボールを入れたところから攻撃が始まる。
戻ってきたボールを川澄がヘディングで、永里につないで、上尾野辺へ。前線に飛び出していた川澄へパスを出すと、抜けだした川澄がGKの足元をぬくシュート。
これが決まって、日本がようやく先制する。

先制点でようやく硬さが取れてきた日本は、この後何度もチャンスを作れるようになる。
タイの方は、日本のパス回しについていけない事が多くなる。
高瀬に代わって、大野が入ると、日本の攻勢はいっそう強まる。

さらに、永里に代えて安藤を投入。

後半30分、大野が右サイドを崩して、最期は上尾野辺のヘディングシュート。これは相手GKに防がれるものの、このプレーで得たCKに熊谷が飛び込んで潰れる。ボールは通りこえて、最期は田中明日菜が決めて2点目を奪う。

このまま試合は日本ペースで進む。パスのテンポがよくなり、タイはなかなか日本の攻撃を潰せなくなった。

ロスタイム直前には、右サイドを大野が突破。大野が折り返したボールがタイの選手に当たりゴールに吸い込まれる。3-0とリードを広げる。

5分のロスタイムも終始押し気味に試合を進め、カウンターから宮間が決定機をつかむもゴールならず。
それでも、このままリードを保ち完勝となった。

停滞してしまった前半から、ギアチェンジした後半でなんとか試合を決めた形となった。
宮間が入った事で、テンポを変えられるようになったし、前線の動きが活発になった事で、タイの裏を取れるようになったのが大きい。

一番格下のタイ相手って事で、出来ればもう何点か加えたかったところだろうが、初戦という事と、メンバーを入れ替えて臨んだ事で致し方ない部分はあるだろう。

結局、前半は機能しなかった組み合わせだったが、レギュラーメンバーと組み合わせる事である程度やれる目処はたったと思う。特に、後半は田中明日菜や上尾野辺が生き生きとプレーできていたのは大きい。

次は中1日での韓国戦となる。温存したメンバーも使ってくる事になるだろう。
W杯前に愛媛で大雨の中で行われた一戦では引き分けに終わったが、ボールが回せるピッチコンディションなら日本が優位だろうが、どうなるか!?


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