東日本大震災の影響で中断していたJリーグが再開。NHK BS1で、川崎フロンターレvsベガルタ仙台の試合をテレビ観戦しました。
中継でも地元仙台の模様が映し出されていました。
天候はあいにくの雨模様。こちらでは、それほど強くなかったけど、等々力は大分強そうでした。
さて、試合です。序盤は、出足で勝るベガルタが主導権を握ります。
フロンターレは、なかなか持ち味が出せずにいる感じでした。
それでも、徐々にフロンターレの方も反撃に転じるようになり、中盤での激しい潰し合いとなり試合は膠着状態となる。
前半も終盤になりフロンターレが徐々に主導権を握り始める。前半37分、山瀬に右サイドを突破されておりかえされる、これを田中裕介が決めてフロンターレが先制する。
前半は、このまま1-0で折り返す。
後半に入っても、流れはフロンターレだった。
ほとんど、ベガルタは攻撃らしい攻撃もしかける事もできないくらいで、そんな状態が20分以上続いていた。
ようやく、25分を回ったあたりから、ベガルタが徐々に攻撃のチャンスを増やし始めてきた。
そして、後半28分、梁勇基から赤嶺と渡って、太田にボールがわたるが、足がついていかzにスライディングでシュートする形となる。弱々しいボールがとんだが、これが相手DFに当たりGKの上を超えていく。ベガルタが同点に追いついた。
流れは、ベガルタに傾くが、フロンターレもジュニーニョを投入して反撃に出る。
さすがに、ジュニーニョの突破には手をやくが、それでもベガルタの勢いが優っていた。
後半42分、FKから鎌田がヘディングで合わせてゴール。土壇場でベガルタが逆転に成功する。
残り時間、必死に守り切るベガルタイレブン。ロスタイムも凌ぎ切って、ベガルタが劇的な逆転勝ちをおさめた。
もちろん、この試合にかけるベガルタ仙台の気持ちはなみなみならぬものはあったはずだが、実際試合中盤ではフロンターレに圧倒される場面もあり、そう簡単な事ではなかったはずだ。
太田のゴールは足を吊りながらのものだったし、鎌田のゴールには執念を感じた。
逆に言うと、フロンターレの選手は、相手の執念というか勢いを受け止めきれなくなっていたと思う。
試合後のインタビューで、手倉森監督は泣いていました。
この勝利がどれほどのものかはわからないけど、気持ちを形として見える結果として出せた事は大きい。
ベガルタとしては優勝候補とは言えないかもしれないが、この気持があればJ1残留は難しくないはずだ。
来年こそは仙台の地で、J1の舞台で、ベガルタ仙台と戦いたいと思う。