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2010年 J2 第18節 vsコンサドーレ札幌 術中にはまり完敗【J特】

フクアリまで行ってきました。ジェフユナイテッド市原・千葉vsコンサドーレ札幌の試合です。

フクアリに到着したのは、優先入場が始まった15時半頃にフクアリに到着。この時間帯、バックスタンドは直射日光辺りまくりで暑くてとても試合開始まで待ってられる感じじゃなかったんで、コンコースで時間を潰してました。

素晴らしい天気のフクアリ

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この試合は、アウェイ自由席も完売でたくさんのコンサドーレサポーターが訪れていました。SA自由席にちらほらコンササポの姿が見えました。

ちょっと、TwitterのTLなんかで、あんなに大勢北海道から来たのか!?みたいな発言が多く見られたんですが、みんな北海道からきてるわけじゃないですよ。
まぁ、フクアリになってからは、3回目の対戦だと思いますが、知られていなかったのかな!?元々コンサドーレは東京圏での動員数は多いです。元北海道民だったりする、関東在住コンサドーレサポがかなりの数いるはずですので。ジェフを応援するようになるまでは、コンサの試合をよく観に行ってたんで、結構普通だなと思ってみてました。

3連休の中日という事もあり、アウェイの動員数にも助けられて最終的には15000人を超える観客が集まりました。今季は13000人を超える試合がなかったので、文句なしの今期最高の観客数でした。
ただ、W杯での影響があったのかどうかは微妙。今季は12000を超える試合はあったので、そこまでの集客は見込めていたと思うので、それに加えてアウェイサポが加算されたのを差し引くと増員は1000人分相当あるかどうかってところですからね。

さて、試合です。PSMやTGなどの流れで、大体予想はついてましたが、先発はGKに櫛野、CBに茶野とミルジー、右SBに良太、左SBにアレックス、アンカーに中後が入って、CMFに勇人と浩平、右WGに深井、左WGに倉田、トップにネットという布陣です。

JEF UNITED市原・千葉 (2010年 J2リーグ第18節 vsコンサドーレ札幌 先発フォーメーション)
 20.ネット 
14.倉田9.深井
7.佐藤勇10.工藤
 8.中後 
3.アレックス31.青木(良)
5.ミリガン33.茶野
 1.岡本 

この試合、コイントスでコンサがコートを入れ替えた為に、いつもとは違う方向にジェフは攻める事になりました。ここら辺から違和感はあったんですが・・・。

試合は序盤、どうにもバタバタ感が抜けないままに、セットプレーからのこぼれ球を拾われてミドルシュートを決められて早々にジェフが失点してしまいます。

その後も、ミスがらみでピンチを招いたり、相手ボールになってしまったりと締まらない感じでペースが掴めない状況。さらに、コンサの方のプレッシャーも早くて、なかなか前でボールがつなげない時間が続きます。
なんとか、ペースを掴めないながらも我慢して、ボールを繋げるようになってきたのが、30分過ぎ辺りからでした。ボールを繋げるようになって、ようやく何度かチャンスが出来てきた感じです。
倉田の突破からチャンスを掴んだり、セットプレーのチャンスもあったが、得点は奪えず。1点リードのまま前半を終える。

練習試合では、良太のポジションがもう少し高めで、深井と2人で攻撃に絡むような展開があったんですが、この試合では深井が孤立して右サイドからなかなか仕掛けられない状況でした。左は、倉田の個人技での突破はあったものの、アレックスも止められてましたね。

後半に入って、1点を追うジェフが攻勢に出た分ボールポゼッションでは圧倒するものの、ゴールが遠い。
18分に、深井に代えて谷澤を投入。

前半もそうだったが、後半なかなか縦のボールが入らない。コンサがよくコースを切っていたせいもあるんだが、縦パスの判断が一瞬遅れてしまっている。勇人や倉田はまだ動いてパスを受けようという感じだったが、工藤は消えていたような・・・。代わって入った谷澤も消えていた印象。

26分には、工藤に代えて伊藤大介を投入する。動きのある大介が入ったことで、中盤のリズムがよくなる。大介はボールサイドによく顔を出していて、攻撃にも絡んでいて期待できる。

倉田がボランチに近い位置まで下がってボールをさばいてるが、前で受けるのが大介くらいしかいない。ネットにもなかなかボールが収まらなくて、ゴールが遠い。

33分、中後に代えて孝太を投入。ネットと2トップに入って、勇人と大介がボランチに入った感じ。

ジェフのFKのチャンス

孝太の突破からFKを得る。アレックス、ネットと大介が並ぶが、大介がFKを蹴ることになったが、枠を外れる。

終盤、ペナルティエリアで孝太がボールを受けたが、右足で打つ状況になってしまい枠を外してしまう。
その直後のプレーでアレックスがロングボールを処理しそこねたところを拾われてしますう。最後は、古田に強烈なミドルシュートを浴びて痛い2失点目。

さらに、ロスタイム、完全に集中力を欠いたとしか見えないミルジーの軽率なバックパスを相手に拾われて3失点目。

コンサは、最後に中山雅史を投入する余裕の逃げ切り。ジェフは0-3で完敗を喫することになった。

JEF UNITED市原・千葉 (2010年 J2リーグ第18節 vsコンサドーレ札幌 試合終了時フォーメーション)
29.青木(孝) 20.ネット
14.倉田16.谷澤
28.伊藤7.佐藤勇
3.アレックス31.青木(良)
5.ミリガン33.茶野
 1.岡本 

試合後の選手たち

巻の移籍話なんかで、ピッチ内外がバタバタした感じではあったが、PSMやTGでは非常にいいパフォーマンスを見せていただけに、信じられない大敗となった。
終わってみれば、最初の失点が痛かったというのがあるのだが、そこからペースを掴むまでにかなり時間を要してしまった。

倉田の突破からチャンスにつながった場面があったが、現時点であーいう形で個人で状況を出来るのは彼しかいない。来年、J1に上がれなかったら、間違いなくガンバに返却されるだろう。J1では倉田の力が必要になるし、なんとしても昇格しないと。

この日の収穫といえば、交代で入った伊藤大介が無事にJデビューしたくらい。FKも蹴ってたしね。正直、今日のようなパフォーマンスだったら、工藤ではなく大介が先発でいいと思う。

この試合、中後自体が悪かったというわけではなかったが、中盤でボールを取れない時間があって、山口慶の方がよかったのかもしれない。中後の方が展開力はあるので、中々に難しいところではあるんだが。

この日のレフェリーは、ネットに大してやたら厳しいというか、ネットの方がファウルを取られる事が多くて、そこもリズムを掴めなかった要因だった。ネット自身も中々リズムに乗れてないなという雰囲気だったし。

全般的には、コンサの作戦勝ちというところが大きかった気がする。しかも、あの暑さの中で最後まで集中力を切らさずによく守っていた。ジェフは完全に術中にハマった事になる。ジェフは、結構こういったハメてくる相手にはまんまと乗っかってしまうところがあって、しかも試合中にピッチ上で打開できるようなリーダーシップを取れる選手がいない。

一巡する前に早くも4敗目を喫してしまったが、なんとか3位で居られている。これは、なんだかんだ言って大きい。兎にも角にも最終的に3位以内に入ってればいい。次節でやっと、J2は折り返し地点で、まだまだ調子は上げられるでしょう。
何といっても次節は、無敗で首位を独走するお隣さん。レイソルとの千葉ダービーですからね。ここで勝てば勢いにも乗れるでしょう。引いて守る相手よりもレイソルのようなチームのほうがやりやすいでしょうしね。

この試合、ジェフは完敗を喫したわけですが、相手があっての事です。コンサの方がジェフよりよかったという事です。順位でこそ中位以下に沈んでるが、コンサはJ2レベルというよりはJ1.5レベルのチームで、ミスがあれば十分に漬け込めるだけの力がある。そういう相手に、あれだけミスがでればやられて当然という事。
この試合では、散々だったけど、まだまだジェフはやれる。力のあるチームだし、さっさとこんな試合は忘れて切り替えねば。

試合後、ブーイングが出たばかりから、ピッチにものを投げたり、旗を投げ込んだりという事があったようです。残念でならないですね。

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