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FCWC '08 3位決定戦+決勝戦

FCWCの3位決定戦のガンバ大阪vsパチューカの試合を観た。

序盤、激しい攻防。ガンバの厳しいプレスにもパチューカがボールを繋いで、攻め込む展開だが、ガンバが凌ぐ。パチューカのうまくパスを繋いで、攻撃を仕掛けていたが、徐々にガンバも反撃。
次第に、ガンバがリズムを作り出す。こうなると、ガンバらしい試合運びになる。なんども、浅いディフェンスラインの裏をついてチャンスを作った。
29分には、山崎がうまく裏に抜け出し、最後はGKをよくみてシュート。これが決まってガンバが先制。

後半になっても、ガンバペースで試合が進む。ただ、追加点が奪えない。ガンバは、準々決勝で負傷していた二川が交代出場。
終盤になって、ガンバのプレスが弱まった事もあり、パチューカもチャンスを作り出す。何度も、決定的なチャンスがあったが、ことごとくシュートが枠を外れる。
終盤には、二川が1発レッドで退場になるが、なんとか最後はガンバが凌ぎ切り3位。

昨年のレッズに引き続き、FCWCでの3位が決まった。


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試合後のインタビューで西野監督が、世界の3位っていう問いかけに対して、FCWCの3位と言っていたのが印象的だった。
そう、あくまでFCWCの3位であって、世界で3位ってのは、ちょっと違う。それは、ガンバが世界で3番目に強いんだって事じゃないのがわかってるからだと思う。
ただ、今大会のガンバのサッカーは素晴らしかった。昨年のレッズとは違うスタイルでの連続3位ってのも意義があるものとなった気がする。

時間が開いて、いよいよ決勝。マンチェスター・ユナイテッドvsリガ・デ・キトの1戦。

キトがかなり守備重視できていたこともあり、前半はマンUがポゼッション率で圧倒していた。何度も決定的なチャンスをつくるものの、キトのディフェンスが固い。それに、GKのファインセーブも何度もあった。
準決勝のガンバとはまるでスタイルの違うチームとの対戦で、攻めるマンU、守るキトとはっきりとした図式となった。
前半は、マンUの攻撃を凌ぎきって0-0で終える。

後半、キトが少しずつポゼッション率をあげてきた矢先に、ヴィデッチが1発レッドで退場となる。これで、マンUが一人少なくなる。
これで、キトも少し攻撃になっておもしろくなった感じではあるが、それでもマンUは前の2,3人だけでも十分に破壊力がある。ルーニー、Cロナウド、朴智星が絡んで何度もチャンスを作る。
なかなか、キトのゴールを割れなかったが、後半28分。中央のCロナウドから左サイドのルーニーにパス。このボールをうまく蹴りこんでゴール。ようやく1点入る。

この後、キトも反撃に出るが、マンUのディフェンスも固い。ファンデルサールの再三のファインセーブもありゴールが奪えず。このまま1-0でマンUが勝利。

結局、単純に言うとマンUの攻撃力が勝ったというゲームになった。守備が堅いキト相手だとガンバもちょっと勝てるかどうかって感じだが、キトのサッカースタイルは日本が目指すものと違うところもあり、参考にはならないなというところ。もちろん、あの守備力は参考にはなるが、あーいうスタイルはなかなか日本のチームでは難しいと思う。

ちょっと、前にオシム爺さんが言ってたが、朴智星の動きってのは、日本人にもお手本になるなぁってのはすごくわかる気がした。運動量の多さもあるし、以前より体も強くなって、体の使い方もうまくなってるなぁって感じがする。

ガンバ大阪自体は、3位になったものの、Jリーグでは3位にも入れず、来年のACLに出れるかどうかもわからない。もっとも、昨年のアジア王者のレッズにいたっては、リーグ戦だけでなく天皇杯も敗退して、ACLにすら出れない状況なんだからなぁ。リーグ戦とACLを両立するのは難しい。来年は、FCWCが日本開催じゃないって事で、ACLで優勝しないと参加できないが、4チーム中どっか優勝できればっていいんで、がんばってもらいたいところ。

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