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FCWC '08 準決勝 ガンバ大阪vsマンチェスター・ユナイテッド

FCWCの準決勝、ガンバ大阪vsマンチェスター・ユナイテッドの試合をビデオに撮っておいて観ました。

ガンバは、序盤から攻撃的にきていた。まぁ、マンU相手に、どういうプランで出るかってのはあるけど、ある程度守備に自信があるチームなら、序盤はもう少し守っていこうってところなんだけど、ガンバはそう守備がいいわけでもないので、この方が懸命だったと思う。
割と、両サイドも使えて、形になっていたし、とりあえず試合として成立していたので、功を奏した形となった。

序盤はシュート数でもマンUを上回っていたが、徐々に押し込まれる。それも、予想はされていた事で、なんとか守ってもいた。
ただ、残念ながら、シュートを決めれるだけの選手がいなかった。完全に崩した形というのはほとんどなかったし、シュートはほとんど枠を外していたから。

でもって、なんとか流れの中での失点は避けていたのに、CKから失点。しかも、ドフリー。まったくもってガッカリ。
さらに、前半ロスタイムにもCKから、クリスティアーノ・ロナウドにヘッドで決められて0-2。

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後半の頭、少しマンUに押し込められるが、その後持ち直して、ガンバもまた攻撃を仕掛けれれるようになる。

FKのチャンス。遠藤のキックは、ファンデルサールに弾かれ、拾ったボールも播戸が枠を外す。正直、この日の播戸はいい動きをしていたと思うが、やはりキッチリと枠に入れれない辺りが残念な感じだった。

ガンバとしては、かなりいいテンポでボールも回せてたし、シュートも打てていたんで、もっと早くに点が入ればってところではあったんだが・・・。
後半30分近くになって、やっと決定的チャンス。ボールを奪って速攻から、最後は山崎が決めて1点を返す。

が、この後がいかんかった。すぐに、交代直後のルーニーにきめれられてしまう。中澤の対応がちょっと悔やまれるところだが、ルーニーがよすぎた。
結局、この後、連続失点で、あっというまに1-5。

これだけ、点差が開けば、心が折れるところだが、この試合に限って言えば、勝負は別にして、どれだけやれるかってところもあったんで、まだガンバはやる気十分だった。
40分には、PKをゲット。これを遠藤が左隅に決める。ファンデルサールが最後まで動かなかったんで、速めのボールを隅に入れてゴールを奪った。
再三、コロコロPKとTVでは
言っていたが、本来のコロコロは相手GKの間を外して、相手のGKと逆サイドにコロコロ蹴りこむ形なので、点はとれたけれど、最後まで動かず粘ったファンデルサールがコロコロをさせなかったと言える。しかも、きっちりとボールに反応していた訳だから。

ロスタイムには相手のミスから速攻。ワンタッチでボールを運んで、最後は橋本が決めた。
その直後のFKで、クリティアーノ・ロナウドがシュートを打ってタイムアップ。

試合としては大変楽しめたと思う。だが、ガンバはめいっぱいやって、らしさを見せたってところだが、マンUは90分のうちどれだけ本気できていたのか!?
連続3得点した10分ほどの時間帯が、一番本気を出していたようにも思うが、それだけだ。ちょっと、ペースアップすれば、あのくらい点が取れるって感じだった。

もちろん、ガンバのサッカーがある程度通用してはいたと思うのだが、相手があの感じでは、喜んでもいられない。いいように捕らえれば、レベルが上がったこそ、近づいたからこそ、なおさら力の差が大きく感じられたというところなのかもしれない。

Jリーグのレベルが上がったのかと言われれば、間違いなく上がっているとは思う。が、欧州チャンピオン相手に五分に試合が出来るようになる事はないだろう。今以上に、Jのレベルが上がれば、トップクラスの選手は欧州リーグに流れるだろうから、ある程度のレベルまで上がった時点で、しばらくは頭打ちになってしまうんじゃないかな。
南米みたく、欧州に多くの選手を送り込みながらも、1発勝負なら欧州チャンピオン相手にも勝てるくらいのレベルを維持出来るようになるのは、大分先の話だろう。

試合後の表情を観る限り、西野監督はまったくよろこんでなかったし、多くの選手も同じだったろう。まか、安田なんかは、ロナウド相手にユニフォーム交換して笑顔見せてたけど。

今のガンバに、絶好調のバレーが残っていたら、もう少し勝負としても、おもしろくなったかもってところ。それでも、結果としては、変わらないかもしれないけど。

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