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Jリーグ 「秋春制」について

各紙にも書かれているように、Jリーグが具体的に「秋春制」を検討し始めるようだ。
秋春制については、武藤さんのブログでも書かれているように、今の日程のままでは破錠する可能性が高い。

何故、ここまで厳しく言うのか。犬飼会長が、 絶対に不可能な事を実施できるかのように発言している からだ。これはトップとしての器量を問われる失言なのだ。  秋春か春秋かを議論する前に、破綻しきっている日程問題を解決する必要ある事を、日本協会の新しいトップが全く理解していない事に暗澹たる気持ちにならざるを得ない。

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個人的にな見解として、秋春制になる事に反対な訳ではないが、現実的には無理だろうと思っている。

そもそも、秋春制にする事にどれだけのメリットがあるというのだろうか!?
欧州主要リーグとカレンダーを合わせるというのはあるのだろうが、一体それがどれ程のメリットを生むというのか!?

まず、誰もが考えるのが、降雪地帯でのリーグ開催をどうするのか。
単に試合が出来ればいいというものではない。満足な練習が出来るのか!?
冬期間はアウェイで試合をやればいいとか、温暖な地で練習すればいいとかいうのは、問題外の考え方だ。現シーズンでのオフ期間は確かに海外や、温暖な南九州でキャンプを張る事があるが、それと通常の練習をいっしょに考えるべきでなない。

そして、観客は極寒の中での試合を観に来てくれるのか!?さらに、交通網の問題もある。試合が出来ても、観客が来れなきゃ、対策がとれたとは言えない。
はっきり言って、1月、2月の試合開催なら行かない。降雪地帯でなくても、十分に寒い。天皇杯や高校選手権はあるにせよ、Jリーグのリーグ戦をやるってのなら、行かない。

夏場の酷暑での試合開催を避けられるという意見もあるが、別にそれは秋春制でなくても避けられる問題。そもそも、夏場に試合をやる事自体が問題ではなく、平日開催が入ったりと過密日程になってるのが問題だ。夏場に中2,3日で試合を開催するのは無茶だ。日程的に完全に明けられなくても隔週でリーグ戦を開催するだけでも、疲弊はさけられる。
それに、夏場に試合をやる事がデメリットだけでもないと思う。代表にしろACLにしろ、中東勢との対戦は避けられないわけで、日本が中東での酷暑に耐性があるのは、夏場のリーグ戦によるものもあるんじゃないのかな!?

ウィンターブレイクを入れるという手もあるのだけれど、そうしたらそうしたで夏場のオフ期間は短くなるんじゃないのかな!?

厳密に考えれば、日本は南北に長い国で、まともな気候なもとにリーグ戦を開催しようとしたら、真夏も真冬も試合開催するもんじゃない。だけど、試合開催数を考えたら、実際問題真夏も真冬も試合をやらない日程なんて組めないでしょう。
結局のところ、武藤さんの意見にも通じるけど、試合数を整理しない事には、秋春制とかなんとか言ってる場合じゃないと思うのだが。

まぁ、検討する分にはいいでしょう。どうやったら、開催できるかを検討してみるのもいいでしょう。が、その開催できるでしょうってのが、北国のクラブにとって不利益になるのなら、やらない方がいい。

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