東アジア選手権の韓国戦、TBSでやってた中継をビデオに撮っておいて観ました。

中国戦から、安田に代えて橋本が初先発。右MFとして入った。左サイドは駒野が負傷で出られないので、加地が再び戻ってきた。

序盤、両チーム激しいプレスの掛け合いでめまぐるしくボールが動く展開。だが、韓国は何度かシュートまでもっていたのに対して日本はシュートまでいけない。この差が、徐々に出始める。勢いに乗る韓国に次第に攻め込まれる事が多くなる。そうした中、左サイドを突破されて中に折り返される。今野が足を滑らせた裏で、中央で決められてしまう。左サイド、内田がチェックにいってたが、あれはクロスを中に入れさせてはいけなかった。中の今野もマイナス気味でボールが入ってきて、触れなかったのは問題。

この後、反撃に出る日本な訳だが、どうにもペースがつかめない。中村憲剛の惜しいミドルシュートがあったば、ポストに阻まれる。その後もセットプレーからチャンスがあったが決められず。このまま前半が終わる。

後半、少し前への意識が出てきたこともあり韓国を押し込め始めるが、チャンスは単発。
中村憲剛が少し前目にポジションを取って、内田も前に出れることが多くなったが、ちょっとこのままじゃ点入りそうにないなぁという感じ。

18分、憲剛に代えて安田を投入。そして、20分過ぎ、CKでショートを選択。遠藤のパスを内田が受けて中へ。これを山瀬が走りこんでシュート。これが、決まり同点に追いつく。
この時点で十分に逆転する時間は残されていたわけだが、得点のニオイがしたのはここまでだった。その後、山瀬を引っ込めて矢野を投入。終盤には、橋本を下げて播戸を投入するが功を奏さず。結局、勝ち越しゴールは奪えずに引き分け。
またもや、東アジア選手権での優勝を逃してしまった。

この試合も立ち上がりのマズさが出てしまった感じがある。それと、パスミスが多すぎた。シュートまで持っていけない。サイドチェンジもほとんどなかったし。明らかに逆サイドが空いてたのに、もったいない事も多かった。最後もパワープレーにもなってなかったし。せっかく、前に矢野と田代が入ってたのに、生かせずじまい。
オシムのサッカーは何処へ行ってしまったのか!?というか、岡ちゃんのサッカーさえも出来てないんだろう。怪我人が多い事を差し引いても寂しい内容だった。

ただ、中澤はよかった。失点の場面は絡んでなかったんで居たしかったなかったが、孤軍奮闘だった。今野も3試合通してみればよかったが、CBでやる難しさがでたかなぁと行った場面だった。中澤のパートナーが定まらないのが厳しいところ。闘莉王はケガがちで、阿部ちゃんや今野は本職ではないし。水本は今ひとつ壁にぶち当たっている感じ。

今大会は山瀬が好調で、まぁよかった。山瀬のいい面が出ていたと思う。ただ、中盤の構成も難しいところ。今大会はしっくりいく場面がなかなかなかった印象。憲剛が前を向けてる時はいいパスが出てたりするんだが・・・。それと、遠藤のFKが微妙に悪かった。惜しい場面はあったけれど、調子がよければ入ってたと思う。

あのメンバーで、1勝2分けというのはまずまずの結果ではあるけれど、出だしのところでつまずくと、ハーフタイムをはさまないと修正できないのは厳しいよ。このメンバーでやるのは今後あまりないだろうけれど。

選手評価:
GK 川口 6.0
DF 今野 5.5
DF 中澤 6.5
DF 加地 5.5
DF 内田 5.5
MF 鈴木 6.0
MF 橋本 6.0
MF 中村 6.0
MF 遠藤 5.5
MF 山瀬 6.0
FW 播戸 -
FW 田代 5.5
FW 矢野 5.0