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アジアカップ2007 準決勝 vsサウジアラビア 力尽きる

今日もタイムリーにアジアカップをテレビ観戦。NHK BS1での中継を観ていました。

序盤、思ったより、サウジの方は動けている印象。意外とドン引きでもなく、プレッシャーはかけてきていた。
それでも、リズムをつくっていたのは日本だった。ボール支配率もだんだんと多くなり、おもしろいようにボールがつながるようになった。
前半30分近くまでは、日本が大きく支配率でリードする展開。それでも、気が付いたら、シュートが少ない。憲剛のシュートくらいじゃないの?
その後。サウジが徐々に攻勢に出る。そうした中、サウジが先制点をあげる。FKから、ヤセルが見事な反転シュート。
それでも、すぐ後のCKで日本が追いつく。中澤が豪快にヘッドで押し込んで同点に。
前半は、日本も攻めきれず、このまま終了。

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後半の立ち上がり、いきなりサウジにやられる。右サイドを突破されて、最後はマレクにヘッドで決められて、再びリードを許す。
再び追うことになった日本だが、またもセットプレーから追いつく。阿部のオーバーヘッド気味のシュートが決まり同点。

ただ、前半ボールを回していた時間帯以降は、日本の運動量が極端に落ちる。疲れがありあり。中2日で、移動時間もあったサウジの方がフィジカル的によさそうな感じだった。

結局、すぐにリードを許す。阿部と中澤が二人ついていたながら、またもマレクにゴールを許す。阿部は完全にフェイクに引っかかって転んでたし。中澤も追いきれない。シュートモーションも早く、川口も反応しきれない見事なゴールだった。

あきらかに体の重そうな日本の選手達。とはいえ、なんとか反撃を試みる。
巻に代えて、寿人。遠藤に代えて、羽生を投入。終盤には、憲剛に代えて、矢野を投入。
それでも、ゴールが遠かった。前半のいい時間帯のボール回しはなりを潜める。ロングボールを放り込んでも跳ね返され、ドリブル突破をしかけてもボールを取られる。前回大会のような、ロスタイムでのゴールも生まれず。ロスタイムの最後、CKでは川口もゴール前にあがる。
相手がはじき出して、もう1回CKかと思ったところで、タイムアップ。なんとも言えない空気がただよった終わり方だった。

とにかく、個人技でやられてしまった。ある意味、一番怖いもの。阿部ちゃんも中澤もいい選手だけど、いつもいつも抑えられるわけでもない。いちおう、2点は中澤と阿部ちゃんで取ってるわけだしね。
やられたところは相手が一枚上手だったが、全体的に動きが悪かった。特に、前半の終盤から動き出しが少なくなった。
俊輔も高原も、キレがなかった。鈴木もいつもより出足が鈍かった感じがする。

やっぱり、3連覇は簡単ではなかったようだ。3決の相手は、韓国。少しばかり、モチベーションがあがりやすい相手だと思う。
負けたけども、ここまで勝ちあがったおかげで、あと1試合できる。オーストラリア戦の勝利はやっぱり貴重だった。

このチームはまだ未完成なチームだ。それでも、ここまでの自力をつけた事を考えれば悪くはない。
サウジ戦は、日本のストロングポイントとウィークポイントが如実に現れた試合だった。まだまだ、上を目指せる事がわかったのが、最大の収穫だろう。

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