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岡野の魂

「岡野の魂が乗り移った」

 05年最後、ジーコ監督就任以来60試合目の勝利は、日本代表にとって特別な晩、しかもあの日と同じ満月の夜を飾ることになった。8年前の夜、日本代表はまだW杯を知らずに、代表権さえ手にできずジョホールバルのピッチで声を張り上げ、全速力で走っていた

たまたま、Wikipediaを見てて覚えていたのだが、昨日は日本がW杯初出場を決めた、「ジョホールバルの歓喜」から丸8年となる日だったのだ。あれから8年、日本は数ヶ月も前にW杯出場を悠々と決めて、W杯初出場となったアンゴラを迎え撃つ試合をしてたのだ。
そうやって、考えるとなんだか感慨深い。

そして、この事をジーコは知っていたらしく、以下のようにコメントしている。

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試合後の会見を終え、11月16 日という日について聞いたときに、ジーコはうなずき、顔の前で「いいかい」といった様子で人差し指を出し、強く念を押すように言った。わかっている、忘れるわけがないだろう、そういった表情で。 「そう、今日は岡野の魂が最後の最後に乗り移ったんだよ」  ジーコが心からの敬意を表現しながら話した「岡野の魂」とは、何だろう。ジーコは「どんな展開でも最後まで諦めない」それを差した。

岡野の魂」と答えたジーコ。昨日のアンゴラ戦、ロスタイム前に勝ち越した試合を称してそう言った。
岡野か。あの日は、走ってたな。というか、走ることしか出来なかったとも言えるが。今でも、岡野は走ってるけど(笑)。
多少、歳もとってリーダシップも取れるようになったり、テクニカルな事も出来るようになったが、岡野と言えば走ること。今でも、野人岡野は健在だ。
今の日本代表からすれば、到底そのレベルには達していないけれど、あの日は走る岡野に全てを掛けていた日であった。その執念が実ったVゴール。気持ちでもぎ取ったW杯出場。

わずか8年前だっていうのに、すごい昔のように感じる。あれから、日本代表は強くなったけれど、その代わりに何か大事なものを失くしてしまってやしないか、そうジーコは言いたかったのかもしれない(そこまで深い意味はこめてはいないか・・・)。

1997年のジョホールバル後の日記

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