2020年 J2 第5節 ツエーゲン金沢vsジェフユナイテッド市原・千葉の試合をDAZNの中継でテレビ観戦しました。

今季初のミッドウィークの試合となった一戦、尹晶煥監督は、前節からGKを除くフィールドプレイヤー10人を入れ替えてきました。

試合経過

ジェフの先発メンバーは、GKに新井章太、CBに鳥海と新井、右SBにゲリア、左SBに安田、ボランチに熊谷と見木、右SHに矢田、左SHに為田、2トップに櫻川ソロモンと佐藤寿人でした。

序盤は、金沢がボールを握る展開となる。前半6分、パスをカットされて、そのままミドルシュートも左に外れます。さらに、前半7分のシュートは新井が抑えます。

ジェフは、前半14分、ソロモンの落としから、矢田がシュートも枠を外れます。その後、試合は膠着状態となっていきます。

前半24分、ゲリアが持ち上がって矢田へボールを渡すと、矢田が左足でクロスをあげる。ソロモンが相手GKとせりって頭で落とすと、自らボールを蹴り込んでゴール。ジェフが1点を先制します。

金沢は、前半27分、右からの折返しはゲリアが懸命にブロックします。

ジェフは後半32分、為田が左サイドからのクロスに寿人が頭で合わせるがポスト直撃。こぼれを矢田が狙うが空振りも、張り込んでいた見木のシュートが決まって0-2とします。

その後、金沢が5本連続でのCKをえるが、ジェフがこれをしのぎきります。前半42分には、大橋がミドルシュートもわずかに右に外れます。前半45分、金沢はゴール前でのこぼれ球を金子がシュートも上に外れます。

前半は、このまま0-2で折り返します。ジェフは、ハーフタイムに寿人に変えて工藤を投入します。

後半3分、金沢がカウンター気味に攻め込み、加藤がシュートも右に外れます。

ジェフは後半8分、右からのクロスにソロモンが頭で合わせるが枠を外れます。

金沢は後半17分、左からの折返しをシュートも、中で防いでクリアします。

後半20分、ジェフは矢田に代えて船山を投入します。

金沢のCKが続くが、これをしのぎきります。ジェフは、後半30分、船山のクロスから、ソロモンが競り勝ってシュートを狙うがはねかえされます。

後半31分、ソロモンに代えて川又を投入します。

後半32分、金沢はルカオがミドルシュートも枠を外れます。対するジェフは、後半36分、船山が右サイドを突破してシュートもGKに防がれます。

金沢が、ボールを回しながらチャンスをうかがうものの、ジェフの守備は崩れず。後半42分、杉浦のミドルシュートは上に外れます。

ジェフは、後半45分、鳥海に代えて岡野、為田に代えて小島を投入します。船山が左に回って、工藤が左へ。見木がトップ下にまわります。

金沢の攻撃を最後まで抑えきって、試合はジェフが0-2で勝利しました。

戦評

思い切ったメンバー編成となった、この試合。尹監督の器用に答える形で、若手が躍動しました。櫻川ソロモンは、フィジカルの強さと、足元の柔らかさを兼ね備えたいい選手ですね。Jリーグ初先発で、初ゴール。これは、先が楽しみになりました。

2点目も、ソロモンにDFがついていたおかげでぽっかり空いたスペースに寿人が入ったところからでした。寿人はあのシュート決めたかったでしょうね。前線に高い選手を起用しがちな尹監督なので、なかなか先発の機会はないでしょうから。

金沢もJリーグデビュー戦のルーキーがここまでやるとは思ってなかったでしょうね。所見でソロモンくんに当たった金沢はご愁傷さまでした。

そして、10人を入れ替えたこのメンバー編成でも、先制点を奪うと強かった。これで勝利した試合ではすべて、クリーンシートとなりました。今の所、先制点を奪えるかが勝負の分かれ目になっています。

次節は、中2日でのホーム・東京ヴェルディ戦です。相手がヴェルディなので、1点を先行されても守りを固めにはこないでしょうから、大宮や栃木とは違った試合になるでしょうね。とはいえ、やはり先制点を奪った方が、圧倒的に勝ち筋は見えてくるので、先制点はほしいですね。

また、もとのメンバーに戻すとは思いますが、この試合でのメンバーが活躍した事で、そうとう刺激を受けていると思います。フレッシュな状態で臨めるでしょうから、再開後のホーム初勝利を期待したいです。

選手評価
GK 新井章 6.5
DF 新井 6.0 
DF 鳥海 6.0
DF 岡野 
DF ゲリア 6.0
DF 安田 6.0 
MF 熊谷 6.5
MF 見木 6.5
MF 小島 - 
MF 為田 5.5
MF 矢田 6.5
MF 船山 6.0
MF 工藤 
FW 櫻川 7.0
FW 寿人 5.5
FW 川又 -