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第98回 高校選手権 決勝 青森山田vs静岡学園 痛恨の逆転負けで連覇を逃す

第98回 高校サッカー選手権

第98回 高校サッカー選手権 決勝 青森山田高校vs静岡学園高校の試合を埼玉スタジアム2002まで観にまで行ってきました。

青森山田は連覇を掛ける試合となります。対する静岡学園は24年ぶりの優勝を目指します。

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青森山田の整列

試合展開

序盤は一進一退の攻防となる。

それでも、青森山田は前半10分のFK。藤原が頭で押し込んでゴールを奪い、青森山田が先制する。

青森山田の1点目直後

青森山田はセットプレーからチャンスを作るがゴールは奪えず。逆に追いかける静岡学園が何度となく青森山田ゴールに迫るが、ここは青森山田守備陣がふんばりゴールを割らせない。

青森山田はカウンターからしかけるが、そこから連続してCKのチャンスをむかえるが、ここはゴールが奪えず。最後は、浦河のシュートが上に外れる。

前半32分、青森山田は田中のボール奪取から武田が抜け出す。武田がGKに倒されてPKの判定となる。このPKを武田が決めて青森山田が2-0とリードを広げる。

武田のPK

静岡学園は、前半47分のFK。左からのボールこぼれたボールを中谷が決めて2-1とする。

後半の立ち上がり、静岡学園がCKから猛攻をしかけるが、ここはゴールならず。

青森山田は、後半13分にロングスローからのチャンスをつくるが松木のシュートは阻まれる。

後半16分、静岡学園は、草柳のドリブル突破からのパスを受けた加納のシュートが決まって2-2の同点に追いつきます。

青森山田はCKからのチャンスもヘディングはGKがキャッチする。後半34分には左からの折返しに合わせるがブロックされる。

後半40分、静岡学園が左からのFK。中谷が頭で合わせてゴール。静岡学園が逆転する。

青森山田はロングスローからチャンスを作るもゴールは奪えず。

試合は、静岡学園が2-3で勝利し、優勝した。

戦評

試合終了後の整列

いやあ、青森山田は非常に悔しい逆転負けでした。静岡学園のドリブルとパスワークには警戒していてある程度対処は出来ていたのですが。まず、前半終了間際の失点が非常に痛かった。あれで、静岡学園はやれるぞとなってしまいましたから。

そして、静岡学園の同点ゴールは、会場を味方につけるゴールとなりました。それだけのビューティフルゴール。青森山田としては、セットプレーからゴールを奪えるチャンスがあっただけに、決めきれなかったのが痛かった。

後半は、後手に回る時間が長くて、本来の青森山田のサッカーがなかなか出来なかったかもしれないですね。最後は、交代でロングスロワーを投入してあわやのチャンスを作ったものの追いつけず。無念の準優勝に終わりました。

総合力では群を抜く青森山田でしたが、今年のチームはやはりエースがいなかったというのがありますね。昨年の優勝チームには檀崎がいて、バスケス・バイロンというアタッカーがいた事で、マークも分散しました。今年はトップの選手で点がなかなか取れなかったので、そこが大きくちがうところでしょう。

おそらく、来年もU-18プレミアリーグで鍛え上げて、選手権に戻ってくるでしょうが、2年生で化ける選手が出てくるかどうかですね。藤原が3年、松木が2年と選手権を経験した選手もいるので王者奪還に向けてがんばってほしいですね。

静岡学園は24年ぶりの優勝で、初の単独優勝。会場を味方につけたプレースタイルは見事でした。

[公式記録][ダイジェスト]

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