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なでしこジャパンvsスイス女子 土砂降りの中2発快勝

MD&ADカップ2017

MD&ADカップ2017 なでしこジャパンvsスイス女子代表の試合を日テレの生中継でテレビ観戦しました。

なでしこジャパンとしては、7月末から8月にかけてのアメリカ遠征以来の試合となりました。国内での試合は、4月のコスタリカ戦以来となります。

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試合展開

なでしこは、なかなかリズムに乗り切れず。前半5分には、スイスにヘディングシュートを許すもののこれは右に外れます。

なでしこは、前半8分にCK。ショートCKからクロス。こぼれたボールを中里がシュートも上に外れます。試合は、膠着状態になり、なかなかペースがつかめず。
それでも、前半18分、櫨がミドルシュートで狙っていくがGKに防がれる。

前半31分、なでしこのCK。戻したボールから籾木がシュートもはねかえされる。

スイスは、前半34分、シュートまで持ち込むが池田がキャッチする。さらに、前半36分、スイスが左から展開して右からのシュートも上に外れる。

前半38分、なでしこのCK、ライン際に出して戻したボールを長谷川が狙うがクリアされる。前半41分、今度はスイスのFK。ボールはそのまま池田がキャッチする。前半44分、なでしこのCK。ショートCKからのクロスのはねかえりを阪口がシュートブロックされる。

前半は、このまま0-0で折り返す。

ハーフタイムに籾木に代えて中島を投入する。

後半早々の4分、横山のシュートはわずかに上に外れる。

後半7分には、スイスのFK。ヘッドで当てたボールをボレーで狙うが枠を外れる。

後半14分、なでしこは右サイドから崩して折り返すが長谷川には通らず。

後半14分、横山に代えて田中美南を投入する。さらに、後半17分には、宇津木に代えて三宅を投入する。

なでしこは、後半24分、中島が右サイドを突破して突破。角度のないところからのシュートはGKに阻まれるが、こぼれだまを自らシュート。これが決まってなでしこが先制する。

後半31分、長谷川に代えて岩渕を投入する。

後半36分、右サイドで中島が受けて抜け出し折り返すが田中には合わず。

後半41分、櫨に代えて上野を投入する。

後半42分、縦パスを受けた岩渕がターンからシュートも上に外れる。後半42分、なでしこのCK。熊谷が飛び込むがはねかえされる。さらに、後半43分、阪口からの浮き球のパスから田中が抜け出すが、GKが先にキャッチする。

後半47分、スイスのFK。これは池田がキャッチする。すると、後半48分、田中が裏に抜け出してシュート。これが決まって、2-0とする。

試合は、このままなでしこが2-0で勝利した。

戦評

台風が接近中の中での大雨の中で行われた試合。身長で上回るスイスに対しててこずる場面もあったが、終わってみれば2-0と完勝に終わりました。元長野レディースの横山は凱旋試合でゴールを奪いたかったでしょうが、残念ながら無得点に終わりました。

高倉体制になってから、メンバーが固定されない状況が続いていて、この試合でも様々なメンバーが試されました。この中で、レギュラーに近いのは熊谷、阪口くらいでしょうか。横山も1トップとして出る機会が多いですが。宇津木や鮫島にしてもポジションがあってないような感じです。高倉監督の秘蔵っ子である長谷川らも完全に定着したとは言えず。こういったフィジカルで上回る相手にも活躍出来るようになれば、どんどん試合で使われるのでしょうが。

この試合で、岩渕が久しぶりになでしこジャパンとして試合に出場。少し、張り切りすぎてイエローをもらう場面もありましたが、キレのあるターンからのシュートは岩渕らしいなというものがありました。岩渕は、怪我の影響もあってなかなかなでしこに呼ばれ続ける事が出来てませんが、本来ならばエース格として頑張ってもらいたいところではあります。

得点を決めたのは中島。高倉体制ではレギュラーに近い存在で、実際に毎試合出ればいい動きを見せています。この試合では、後半からの出場でしたがいい動きをしていたと思います。シュートの場面も角度がないところから自ら狙ってのシュートからのゴールでした。もう1つのゴールは田中美南、なでしこリーグ得点王らしい動き出しからのゴールでした。田中美南も、今の代表ではレギュラーを狙ってほしいところです。

なでしこは12月の東アジア選手権があり、来年のW杯予選まであまり時間がない状況となっています。そろそろ、メンバーを固定していってもいいかなとも思いますが。川澄や永里などのベテラン勢の招集はあるのでしょうか!?それも気になるところです。ここまでのところ、高倉監督のやりたいサッカーを十分に出来ているという試合はあまりないように思えるだけに、東アジア選手権ではタイトルを狙った戦いを見せてほしいところです。

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