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第95回 高校選手権 決勝 青森山田vs前橋育英 悲願の初優勝達成

第95回 高校サッカー選手権

第95回 高校サッカー選手権 決勝 青森山田高校vs前橋育英の試合を観戦しに埼玉スタジアム2002まで行ってきました。

さすがに決勝だけあって沢山の人が来ていました。入場前は長蛇の列となっていました。開門時間をもう少し早くしてくれればとも思いましたが。

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試合前の握手をする両チームの選手たち

青森山田は7年ぶり2度目の決勝進出となりました。前橋育英も2年前に決勝に進出しています。どちらが勝っても初優勝となります。

試合展開

序盤は、前橋育英の勢いが上回ります。前半5分の前橋育英のCK。ヘディングシュートは、DFが跳ね返したものの、さらにクロスからのヘディングシュートは、わずかに左に外れます。

青森山田も徐々に反撃にでるものの、なかなかチャンスが作れない展開となります。前橋育英も青森山田の守りの前にチャンスが作れず一進一退の攻防となります。

青森山田は、前半13分、高橋が遠目からシュートも、これは上に外れてしまいます。一方の、前橋育英は前半16分、ロングボールから裏に抜け出しGKと1対1になるが、廣末がシュートブロックして難を逃れます。

前半21分、青森山田は右サイドから鳴海がクロスをあげると、高橋がワントラップからシュート。相手DFに当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれます。高橋の5試合連続ゴールで、青森山田が先制します。

高橋のゴール直後

前半27分、前橋育英のシュートは上に外れます。青森山田も、前半35分に、鳴海がシュートもGKがおさえます。

前歯育英は、前半36分のFK。廣末が飛び出しゴールががら空きとなるが、左サイドからのクロスからのシュートは上に外れてしまう。さらに、前半45分、前橋育英のFK。ゴール前に抜けるが、かろうじて三国がスライディングでボールを弾き出す。

前半46分、青森山田はGKからのボールのはねかえりを高橋、嵯峨、鳴海とつないで、嵯峨が右からのシュート。これが決まって2-0と突き放す。

前半は、このまま2-0で折り返します。

後半早々、青森山田はFKのチャンスもボールはGKがキャッチします。さらに、後半7分には、鳴海が反転してシュートもポストに当ててしまいます。後半10分には、左サイドからのクロスになる実が合わせるが上に外れてしまいます。

それでも青森山田は後半17分。右サイドからのクロスを鳴海がニアで胸トラップからのボレーシュート。これが決まって3-0とします。さらに、後半19分、GKからのボールを郷家が頭ですらしたボールで鳴海が抜け出してシュート。これが決まり4-0となります。

鳴海のゴール直後

前橋育英は後半22分、右サイドから抜け出してシュートも左に外れます。さらに、後半25分にも右サイドからの攻撃もシュートは左に外れます。後半31分、前橋育英が猛攻も、最後のヘディングシュートは上に外れます。

青森山田は、後半44分、前線でボールをうばったこぼれをひろった佐々木がミドルシュート。これが決まり5-0とさらに突き放します。

試合は、このまま青森山田が失点を許さず。5-0で勝利し、初優勝を飾りました。

戦評

青森山田優勝

キックオフのからのボールを相手にブロックされて、あわやというピンチを向かえたりと、序盤は前橋育英の攻撃に苦しめられました。なんといっても、相手の1対1の場面を廣末がブロックした場面が大きかったと思います。これで、廣末を破るのは大変だなと相手も思ったと思いますから。

そして、先制点はまたしても高橋からでした。DFに当たってコースが変わったとはいえ、抑えたいいシュートでした。そして2点目も直前に決定機をつくられた後の時間でした。GKからのボールからパスをきれいに繋いでのフィニッシュでした。今大会の青森山田のゴールの中でももっともキレイに繋がってのゴールではなかったでしょうか!?

前半を2-0で終えたとは言え、後半まだまだわからないという状況でしたが、鳴海の2得点であっさりとゲームを決めてしまいました。3点目となった胸トラップからのボレーはすごかったですね。あの体勢から振り抜いてしまうのが、鳴海らしいところです。4点目は廣末からのボール1本でチャンスにしてしまいました。あっという間に2点を追加してしまいました。

最後は、鳴海と交代ではいっていた佐々木の素晴らしいミドルシュートが決まって5-0。決勝としては大差がついてしまいましたが、堂々の優勝となりました。

ここまでさんざ披露したロングスローからの得点こそなかったものの、様々な形からの5得点という多彩な攻撃をみせつけました。青森山田としては22回目の出場での初優勝となりました。
思えば、毎年高校サッカーを年末年始にスタジアムまで観に行くようになってからは常に青森県代表は青森山田でした。なかなか勝てない時期もありました。鬼門の3回戦で何度も上位進出を阻まれました。国立決勝でも敗れました。ここまで来るまで長かったですね。まずは初優勝おめでとうと言いたいですね。

今大会のメンバーは、3年生が多い事で来年度は大分メンバーが入れ替わる事になります。U-18プレミアリーグでトップチームを鍛えながら、どこまで戦えるチームを作り上げられるかは未知数です。前橋育英は2年生が多く残っており、来年の方がチーム力は上がっているかも

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