カナダ女子W杯、なでしこジャパンはグループリーグ2戦目を迎えました。なでしこジャパンvsカメルーン女子代表の試合をNHK BS1の中継でテレビ観戦しました。
カメルーンに勝利すれば、2位以内でのグループリーグ突破が確定します。
試合展開
なでしこの先発は、GKに海堀、CBに岩清水と熊谷、右SBに近賀、左SBに宇津木、ボランチに宮間と阪口、右SHに川澄、左SHに鮫島、2トップに安大儀見と菅澤という布陣でした。
GKには海堀が入り、澤がベンチスタート。鮫島がSHで先発出場となりました。怪我の安藤に代わって菅澤が先発に入りました。
開始早々の3分、なでしこのCK。跳ね返されたボールを宇津木がシュートもブロックされる。
前半6分、右サイドから川澄のクロス。大儀見は触れなかったが、ファーサイドでフリーになっていた鮫島がシュート。これが決まって、早い時間になでしこが先制する。
カメルーンは強烈なミドルシュートもあったが、試合はなでしこがペースを握る展開に。
前半10分、菅澤があげたボールを、川澄がひろって折り返すが、これはクリアされる。
前半14分、カメルーンに突破されてクロスも逆サイドに流れる。これをひろわれてシュートも海堀の正面となり助かる。
前半17分、なでしこのCK。ショートCKから、川澄が受けて戻したボールを宮間がクロスをあげる。これをファーサイドから走りこんでいた菅澤が合わせてゴール。2-0と突き放す。
この後は、カメルーンがエースのエンガナムイを中心に攻めたててくるが、落ち着いて対処している。
なでしこがボールを持つ時間が長いものの、チャンスの数ではカメルーンが上回るようになる。
前半は、カメルーンの勢いをなんとかしのぎ切り2-0で折り返す。
後半に入ると、宮間が左SHに回り、宇津木がボランチに入る。鮫島が左SBに下がる。
後半に入ると、ますますカメルーンに勢いがでてきて、防戦一方となってしまう。
後半9分、川澄に代えて大野を投入する。
後半13分、前線へのフィードを受けた菅澤が右サイドへ展開。近賀のクロスは跳ね返される。
後半17分、カメルーンが左サイドから突破し、おりかえしをシュートもバーの上を越える。
なでしこは、右サイドから大儀見がクロス。跳ね返されたボールを大野がキープして左サイドへおくるが、タッチに逃げられる。
後半19分、坂口に代えて澤を投入する。
なでしこは両サイドを中心に攻撃をしかけるが、中央でシュートに持ち込めず。
後半26分、カメルーンのFK。ゴール前で混戦となるが、最後のカメルーンのシュートは枠を外れる。
なでしこの攻撃は単発で終わってしまい、カメルーンのペースは変わらず。
後半37分、カメルーンはミドルシュートも、左にそれるが海堀のワンタッチがあったとしてCKに。
ここから連続してカメルーンのCKとなるが、しのぎ切る。
後半40分、菅澤に代えて上尾野辺を投入する。上尾野辺が左SHに、宮間がトップ下に回る。
後半45分、カメルーンは、エンガナムイからのスルーパスで抜け出されてシュートを許し失点してしまい2-1となる。
さらに、後半ATにはクロスからエンガナムイのヘディングもわずかに左に外れて助かる。
最後までカメルーンに押し込められてしまったが、試合はこのまま終了。2-1で逃げ切り、決勝トーナメント進出を決めた。
戦評
序盤の攻撃で、簡単に1点が入ってしまい。さらに、いい時間に2得点目と幸先のよいスタートを切ったもののの、カメルーンのフィジカルとスピードに苦しめられた。
前半は、カメルーンの攻撃に対し人数をかけて守っていけていたが、徐々に疲労がたまる展開に。
カメルーンの守備には穴があったが、ボールの精度を欠き始めていた事もあり、序盤のような決定機が作れなくなってしまった。
後半に至ってはシュート1本という記録で、カメルーンに圧倒される展開となった。ただ、終了間際に1点を返されたものの、カメルーンの攻撃はよくしのいでいたと思う。
エースのエンガナムイに得点を許さなかった事も大きかった。
ともあれ、W杯本大会においては勝ち点3がすべて。これで、1試合を残して決勝トーナメント進出を決めた。
次の試合はグループリーグ1位突破をかけてエクアドルとの対戦となる。このグループでは最弱という事もあり、メンバーがまた入れ替わりそうだが、しっかりと勝っていい準備をしてほしい。