アジアカップ2015 日本の第3戦 日本代表vsヨルダン代表の試合をNHK BS1の中継を録画してテレビ観戦しました。
この試合、引き分け以上でグループリーグ1位突破が決まります。
試合展開
日本の先発は、GKに川島、CBに吉田と森重、右SBに酒井高徳、左SBに長友、アンカーに長谷部、CMFに香川と遠藤、右FWに本田、左FWに乾、トップに岡崎という布陣でした。
1,2戦とまったく同じスタメンとなりました。
序盤から日本が積極的にしかけていく展開となります。
2分には、乾が切れ込んでシュートも、GKの正面となります。
その後、なかなかシュートに持ち込めない時間が続いたものの、前半10分、左サイドからのクロスが流れて右サイドの遠藤に渡ります。香川、本田、遠藤、乾とつながり、スルーパスから香川が折り返したところを乾がシュート。これが決まったかに思えましたが、香川が折り返す前にラインが割っていてノーゴール。
さらに、15分のFKは遠藤が香川にパス、前に送ったボールは跳ね返されるものの、左サイドに展開して森重がシュートも防がれます。
前半17分のFKは、本田が直接狙うもののGKがキャッチします。
さらに日本の攻勢は続き、前半24分、長谷部からのボールを受けた乾がスルーパスに岡崎が抜け出してシュート。これをGKが弾いて、本田がつめてゴールを奪います。日本が先制します。
その後も日本がペースを握る展開が続き、ヨルダンはほとんど攻め込む事もできません。
前半37分、香川からのスルーパスを受けた岡崎が抜け出してシュートもサイドネット。
森重が接触プレーで倒れるアクシデントはあったものの、危なげなく前半を終えます。
後半、日本は岡崎、乾が連続してイエローカードを受けてしまいます。後半6分には、その乾に代えて清武を投入します。
ヨルダンがサイドからのFKのチャンスもこれはきっちりと跳ね返します。
後半10分、長友が左サイドを突破してクロス。本田は打ちきれなかったものの、こぼれ球を遠藤が拾って左足シュートもバーの上を超えます。
その後は、ヨルダンに立て続けにチャンスが生まれます。だが、日本がきっちりとこれをしのぎ切ります。
後半13分には、遠藤からのスルーパスを受けた本田が抜け出してシュートを決めるもののオフサイドとなります。
ヨルダンの攻勢が続いたものの、日本が再びチャンスを作れるようになります。
本田や香川が積極的にゴールを狙うものの、追加点は奪えず。
後半31分の直接FKは、本田が狙うものの落ち切らず、バーの上を超えます。
後半34分、岡崎に代えて武藤を投入します。
すると、後半37分、武藤が左サイドを突破して折り返しに香川のシュートが決まって日本が2点目をあげます。
その直後のヨルダンの反撃はしっかりと防ぎ切ります。
後半41分、遠藤に代えて柴崎を投入します。
日本は、ボールを回しながら時間を使い、ときおり本田がシュートを狙うものの追加点は奪えず。ただ、ヨルダンの攻撃もしのぎきり、このまま勝利しました。
日本はグループリーグ1位で決勝トーナメントに進出しました。
戦評
まさに盤石と言っていい勝利でした。ヨルダンには過去苦い経験をした事もありますが、この試合に関しては完勝でした。
日本は鋭いプレッシャーからボールを奪って、裏を狙ったり、パスを回したりと多彩な攻撃を見せました。
選手のコンディションも良さそうで、動きもかなりよかったように思います。特に、長谷部や本田などはW杯のときにこれくらいのコンディションが良ければと思うほどでした。
幻のゴールとはなったものの、乾のシュートにつなげた場面は素晴らしかったですね。
さらに、本田の先制点となった場面も、岡崎が打ったシュートの逆サイドに本田が積めていました。
そして、後半には香川のゴールも生まれて、アシストしたのが武藤という事で決勝トーナメントに向けても明るい材料がそろいました。
出場時間は短かったものの、柴崎が今大会初出場を果たしたのも大きいですね。
グループリーグ1位で突破した日本は、準々決勝でUAEとの対戦となりました。なお、ここを勝ち抜くと準決勝は中国vsオーストラリアの勝者となります。
選手評価
GK 川島 6.0
DF 森重 6.5
DF 吉田 6.0
DF 酒井高 6.0
DF 長友 6.0
MF 長谷部 6.5
MF 遠藤 6.0
MF 柴崎 -
MF 清武 6.0
MF 香川 7.0
FW 本田 6.5
FW 岡崎 6.0
FW 武藤 6.5
FW 乾 6.5