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2014年 総括 Jリーグ編

Jリーグ

2014年シーズンのJリーグを振り返ってみたいと思います。

J1/J2を含めて気になった部分をピックアップしていきます。なお、ジェフ千葉の振り返りは別エントリーであらためて振り返ってみたいと思います。

またもACL組の不振

2014年シーズンもACL出場組は不振となりました。V2王者広島もなかなか上位に食い込めない苦しい展開となりました。

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横浜、C大阪、川崎も出遅れる格好となりました。川崎は、終盤優勝争いにかかわりましたが、横浜は最後まで中位にとどまり、セレッソに至っては残留争いに巻き込まれました。

C大阪の誤算

開幕前にフォルラン加入で大いに期待されたセレッソ大阪ですが、終わってみればJ2陥落となりました。

フォルランは、序盤戦でこそゴールをあげていましたが、監督交代などで出場機会が激減していきました。

さらに、W杯後には柿谷が海外移籍、山口蛍は怪我で離脱と、主力が外れた事も大きく影響しました。

セレッソは、過去にも上位争いをしていたかと思えば、J2に落ちたりというところがありましたが、まさか2014年シーズンこういった事態になるとは思いもしてみませんでした。

落ちない大宮の陥落

毎年のようにJ1残留争いに巻き込まれながらも、踏ん張ってきていた大宮アルディージャがついにJ2陥落となりました。2006年にJ1昇格してから10年でのJ2落ちとなりました。

また、四国初のJ1チームとなった徳島ヴォルティスは、開幕から最下位を抜け出せず。1年でのJ2となりました。

そのほかでは、甲府、清水、仙台といったところがJ1残留争いに巻き込まれました。甲府は終盤戦では13位をキープし、仙台も踏ん張っていました。採取的には大宮と清水の一騎打ちという形で、最終節で明暗が分かれた格好になりました。

2014年 J1順位遷移図 残留争い

J2からの3冠 ガンバ大阪

2014年シーズン、優勝争いをリードし続けたのは浦和レッズでした。

W杯の中断前は鳥栖に首位を譲り渡すこともありましたが、それ以降は終盤まで首位を守り続けていました。

また、鳥栖が優勝争いに加わっているさなかに、監督が代わるという事態になりました。最終的には5位まで順位を下げましたが、最低限の失速で食い止めた形となりました。

鹿島や川崎も優勝争いに加わろうかというところで、下位からググッと順位をあげてきたのがガンバ大阪でした。

一時は降格圏にまでいたガンバが、W杯の中断明けにはどんどん順位を上げて、27節には2位にまで上り詰めました。

最後は、浦和レッズとの決戦を制した勢いに乗って首位を奪取し、そのまま優勝を飾りました。

ガンバは、ナビスコカップ、天皇杯も制して、J1復帰初年度での3冠獲得という偉業をなしとげました。

2014年 J1順位遷移図 昇格争い

怒涛の進撃 湘南ベルマーレ

J2の方は、上位2チームが走るという展開になりました。

特に湘南ベルマーレは開幕から連勝を続けて、いつ負けるのだろうといった感じでした。結局、シーズン通算で3敗。そのうち2敗はJ1昇格を決めてからのものなので、本当にJ1昇格まで突っ走ってきたという感じですね。

シーズン42試合では、2008年にサンフレッチェ広島が勝ち点100というのを達成していますが、湘南はこれを上回る勝ち点101を達成しています。

2位には、松本山雅が初のJ1昇格を果たしました。途中からジュビロ磐田と入れ替わる形で2位になると、どんどん差を広げて自動昇格を確定させました。

2013年シーズンは惜しくもプレーオフ進出を逃しましたが、2014年シーズンは見事にそれを糧に昇格まで勝ち取りました。

2014年 J2順位遷移図 昇格争い

J1から落ちてきた磐田ですが、序盤こそ2位につけていましたが、松本山雅に逆転されると最後まで追いつけず。最終節ではジェフに順位を逆転されて4位でのフィニッシュになりました。

J2昇格プレーオフでも、磐田はモンテディオ山形に敗れてJ2残留を決めています。

同じく、降格組の大分トリニータは、なかなか波にのれませんでしたが、終盤にはJ1昇格プレーオフ圏内に入っていましたが、最終的には7位でのフィニッシュとなりました。

J1ライセンスのない北九州がプレーオフ圏内を維持して5位でのフィニッシュとなりました。J1昇格の権利がない中でのこの順位達成はモチベーションなどを考えてもすごいことだと思います。

7位以下では、岡山、京都、札幌といったところが続きました。京都は、監督交代という事もあり、なかなか上位に行けませんでしたね。

岡山は一時プレーオフ圏内に居続けましたが、終盤脱落してしまいました。

2014年 J2順位遷移図 プレーオフ争い

カターレ富山のJ3陥落とツエーゲン金沢のJ2昇格

J2残留争いは、東京V、讃岐、富山の争いとなりました。讃岐は序盤こそ最下位だったものの、富山を逆転して、一時は東京Vに迫りましたが、最後まで逆転ならず21位でのフィニッシュとなりました。

富山は、最下位転落後は順位を上げられず、J3陥落となりました。

讃岐は、J3 2位の長野との入れ替え戦で勝利し、J2残留を決めました。

また、J3初年度はツエーゲン金沢が優勝し、J2昇格を決めています。北陸勢では富山と入れ替わりとなりました。

四国勢は讃岐が残留したことで、J1から降格した徳島とともに2015シーズンは3チームがそろう事になりました。

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