仁川アジア大会、サッカー女子のなでしこジャパンvsチャイニーズタイペイ女子代表の試合をTBSの中継でテレビ観戦しました。
どういう訳か前半は生放送ではなくハイライトのみの中継だったため、後半のみの観戦となりました。
中継があるというのはわかっていたので、なかなか始まらずやきもきしました。後半だけ中継なら事前にアナウンスしてほしいものです。
試合展開
なでしこの先発は、GKに山根、CBに北原と岩清水、右SBに有吉、左SBに臼井、ボランチに宮間と中島、右SHに川澄、左SHに増矢、2トップに阪口と吉良という布陣でした。
負傷者などの関係で変則的な編成となりました。ボランチの阪口をトップで起用するなど、思い切ったフォーメーションとなりました。
前半は、3分に右サイドからのクロスに阪口がダイレクトシュート。これが決まってなでしこが先制します。
前半途中から、阪口がボランチに、中島が左SH、2トップに吉良と増矢となります。
32分には、右サイドから川澄のクロスに吉良が頭で合わせて2点目を奪います。
後半、追加点を奪いたいなでしこだったが、なかなか得点が生まれません。
セットプレーのチャンスがあるものの、シュートが枠に飛びません。
後半18分、吉良に代えて猶本を投入します。猶本がボランチに入って、阪口が再びトップの位置に入ります。
タイペイもFKのチャンスなどがあり、危ない場面がありました。
後半24分、右サイドからの有吉のクロスに中島が頭で合わせるもののGKの正面に飛んでしまいます。
後半24分、中島に代えて木龍を投入します。
後半27分、なでしこのFK。宮間のボールに増矢が頭で合わせるもののゴールに飛ばせず。
後半29分、なでしこの攻撃、ゴール前で押し込んだはずのボールはノーゴールの判定となります。VTRでは、完全にゴールラインを割っていましたが・・・。
さらに、左サイドのクロスから阪口を狙うものの、わずかに合わず。こぼれ球を猶本がミドルで狙うもののクリアされてしまいます。
後半32分、増矢のミドルシュートはGKのファインセーブで防がれてしまいます。
後半38分、なでしこのFK。跳ね返されるものの、これを拾って左サイドから木龍がボールをいれると川澄が収めてループシュート。これが決まって3-0とします。
後半44分、臼井に代えて羽座を投入します。羽座が右SBに、左に有吉が入ります。
試合はこのままなでしこがリードを保ち3-0で勝利しました。
戦評
阪口のトップ起用は驚きましたが、元FWだけあってボールも収まっておもしろいですね。なでしこリーグでもジェフレディースとの試合で、阪口にゴールを入れられた事がありました。
自力ではヨルダンよりは力があるという事もあって、大量点とはいきませんでした。チャイニーズタイペイ女子は、非常に勤勉でしっかりとハードワークできるチームですね。
裏の中国の試合が気になっていましたが、ヨルダンの頑張りもあり、中国は5得点どまりだった為に、得失点差でなでしこがグループリーグを1位で突破する事となりました。
グループリーグ2位になると、決勝トーナメントでいきなり北朝鮮女子と当たることになるため、1位突破は非常によかったと思います。
決勝トーナメント初戦の相手は、インドと決まりました。準決勝の相手は、タイvsベトナムの勝者です。反対側の山が韓国vsチャイニーズタイペイ、北朝鮮vs中国なので、随分と違いますね。
まずは、1つずつ着実に決勝まで進みたいところです。