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2014年W杯を振り返る 日本代表編

ブラジル ワールドカップ

W杯が終了してから大分間が空いてしまいました。振り返りという訳ではありませんが、日本代表についてあれこれ書いてみたいと思います。

vsコートジボワール

今にして振り返れば、初戦という事もあり慎重に入りすぎたかなというところはあります。

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大会前の親善試合では点は取れていたものの、失点が多かったというのが影響していたのでしょうか!?。

個人的には、ある程度守備については諦めていたところはあったので、この慎重さが逆にアグレッシブさを欠いているように感じてしまいました。

さらに、本田のゴールで先制した後、追加点を狙うという感じではなかった事で、コートジボワールの方がそれほど慌てずに済んだという気がします。

2点差になっていれば、違って試合展開になっていたと思うのですが!?

元々、コンディションが一番大事だと思っていたので、抜かりはないと思っていたのですが、結果的にはコンディションにばらつきがあったなという感じでした。

復調傾向にあった香川も動きが悪かったですし、本田も後半はあまり動きがよくありませんでした。

vsギリシャ

おそらく大きなターニングポイントとなった試合だったと思います。

数的優位になってからの攻撃に難がありました。まだまだ、時間があたはずなのに単調な攻撃になってしまいました。

もう少し、ボールをどんどん動かして相手を動かして披露させるような戦いをして欲しかったですね。

最後の交代カードで斎藤学を使って欲しかったなというふうには、いまだに思ってしまいます。

監督の判断としてはスペースがないという事でしたが、斎藤の場合は細かいタッチのドリブルでスペースがない方がおもしろいと思ったのですが。

vsコロンビア

この試合に関して言えば、勝たなければというのが裏目にでてしまったなというところです。

得失点差の事を考えて、点差をつけたいというのが頭にあったのでしょうが、まずは勝ち点3を考えるべきだったと思います。

前半1-1の同点であれば、無理に点を取りに行く必要はなかったはずです。

とはいえ、それでハメス・ロドリゲスを止められたかはわかりませんが、あまりにも無残にやられてしまいました。

もう少し、うまい戦い方をすれば、勝ち点3の可能性もあったのでは!?と思います。

結果的には、ギリシャが勝って、得失点差はともかく勝ち点3が大事なゲームでした。

総括

W杯後に言われたのが「自分たちのサッカー」ってなんなんだよって事だと思います。

ただ、イメージの中では代表のサッカーでこうすれば勝てるというスタイルが出来つつあったはずです。

日本がいい試合をしているときは、やはりアグレッシブに前からプレッシャーをかけて、そこからボールを回してどんどんゴール前に人数をかけていくという事ができていたと思います。

ただ、その為にはある程度コンディションがよくないと無理というのがありました。

実際、コンディション的に今ひとつというときの代表は、あまり強さを感じな方と思います。

そういう事もあり、大会前はとにかくコンディショニングを万全にすれば・・・というところが一番の気がかりでした。

今にしてみれば、コンディショニングという面では大失敗だったと思います。ザック自信もこのチームはコンディションがよくて初めて機能するというのは、わかっていたと思ったので抜かりはないと思っていたのですが、残念です。

その後、大会が進むにつれて判ってきたところもありますが、勝ち上がってきたチームは、さまざまなケースを自由なんに戦っていたというところでしょう。

押し込まれても、そこからカウンターで得点を取り切ったりというのは出来ませんでした。
日本も、やって出来ない事はないと思うんですよ。フランスに勝った時の試合のように、耐えて耐えて一発のカウンターで勝利というのもありだったはずです。

試合運び自体もそうでしたが、コートジボワールに敗れて当初のプランが崩れた後に立て直す事が出来ませんでした。
いろんな意味で柔軟性に欠けていたと思います。

もっとも、日本のいたグループは3連勝も3連敗もあり得ると思っていたので、そこまで悪い意味での驚きはなかったのですが、自滅といっていいような形で敗退してしまったのは予想外でした。

ただ、この結果でザッケローニの4年間が全て無駄になるとは思いません。

コンディションが悪いときのチームはまるでダメだったり、試合運びの拙さだったり、守備面での不安だったり。
ザッケローニの采配なども含めて、元々あった懸念事項ではあったと思います。悪い事に、本大会でそれが見事に出てしまったという事だと思います。

日本のいい部分というのは、この4年間で随分と引き出せたと思います。そういう意味では一から作り直すというよりも、弱点を克服してくということや、より柔軟な戦い方が出来るような事が大事になっていくと思います。

今回の代表の中から4年後のW杯に出場出来るのは半分入るかどうかというところでしょうか。一つの時代がこれで終わりました。

代表としては次の4年間に向けての戦いが始まっています。個の力という部分では海外組に優位な部分もありますが、試合運びといったような部分ではJリーグでも十分に改善できる部分です。
代表だけではなく、Jリーグ自体のトップチームでも試合運びの点では問題があったりするので、全体的に底上げできれば代表にも還元できる事でしょう。

個人的には、ジェフがこの4年間J2にいた事もあり、日本代表が縁遠いものになってしまったというのはあります。できれば、ロシアW杯までにはJ1に上がって、一人でも代表入りしてくれる選手が出てくれればと思いますね。

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