アルガルベカップ2014 なでしこジャパンvsデンマーク女子代表の試合をフジテレビの生中継でテレビ観戦しました。
中1日で迎えた第2戦目。日程面も考慮して、大幅にメンバーを代えてきました。
アメリカ戦は引き分けただけに2014年初勝利が期待されました。
試合展開
なでしこの先発は、GKに福元、CBに岩清水と北原、右SBに有吉、左SBに上尾野辺、ボランチに宮間と宇津木、右SHに中島、左SHに木龍、2トップに高瀬と岩淵という布陣でした。
メンバーを入れ替えた影響もあり、なかなかなでしこらしいパス回しとはいきません。
序盤、デンマークに攻め込まれる場面もあったものの、凌ぎ切ります。
前半14分に、岩淵が相手ゴール前でボールを奪ってそのままシュートも、相手にあたってしまいます。これが、この試合の初シュートとなりました。
さらに、前半16分、遠目の位置から宮間のFKも、GKがパンチングで弾き返します。
それ以降、なかなかチャンスらしいチャンスがつくれずじまい。
前半26分に、左サイドに出た岩淵がしかけてファウルをもらってFKのチャンスになります。このFKは宮間が蹴って岩淵のところに合わせてきましたがゴールならず。
なかなか、攻め切れないなでしこでしたが、前半終了間際岩淵がドリブルで切れ込むとそのままシュート。これが決まって、ようやく先制点を奪います。
後半、デンマークがサイドからしかけてシュートまで持ち込まれるがバーの上に外れる。
後半8分、木龍に代えて安藤を投入します。
その後、デンマークにチャンスを作られる時間が続くものの失点は許さず。
後半21分には、高瀬に代えて大儀見、中島に代えて大野を投入、さらに宮間に代えて田中明日菜を投入します。
前線に主力クラスが入ってきた事で、リズムがでてきます。
上尾野辺、大野がシュートを狙うもののゴールならず。さらに、右サイドで大野、大儀見とつないで、上がってきた有吉がシュートもゴールを奪えず。
そこから連続してCKのチャンスになるもの、ゴールを奪えません。
後半39分、岩淵に代えて川澄を投入します。
すると川澄の左サイドからチャンスが生まれます。サイドを突破してクロスも、大儀見にわずかに合わず。
さらに、宇津木が遠目からシュートを狙うものわずかにポストの脇を抜けていきます。
前線が活性化してきたものの、時間も少なく。このままタイムアップとなり、なでしこが1-0で勝利しました。
戦評
どうしても、主力組が外れるとパスのリズムが出来ないのは課題でしょうね。
宇津木など海外でやっている選手も多いですが、それでもパスの精度がわずかにずれると、次のパスがスムーズに出せないので全体としてもリズムが出ないですね。
デンマークも思ったよりつないできました。相手のミスもあって、助けられた部分もあります。お互いにミスが出て攻守が入れ替わるという、観ている側としてはなんだかなぁという展開でした。
後半、大儀見、大野、そして川澄が投入されると前線だけでチャンスを作れるようになりました。ここら辺は、長くやっているメンバーは違うなという感じですね。
この試合、唯一となった岩淵は海外でやっている事もあり、体つきががっちりした印象になってきました。スピード面は、やや心配な部分もありますが、細かくしかけていくのは彼女らしいですね。
この試合のゴールは、なんと4年ぶりなんだとか。岩淵上がりが先発候補で出ててきて、下から突き上げていって欲しいところですね。
裏の試合で、アメリカがスウェーデンに敗れる波乱があったようで、なでしこは次のスウェーデン戦に勝って優勝決定戦に回りたいところです。
まだ出場のない、海堀や三宅辺りを起用してくるのでしょうか!?
次のスウェーデン戦は月曜日の夜になります。