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FUJI XEROX SUPER CUP 2014 サンフレッチェ広島vs横浜Fマリノス 若手が活躍!!広島が一冠目

FUJI XEROX SUPER CUP 2014

FUJI XEROX SUPER CUP2014の中継を録画してテレビ観戦しました。

スーパーカップが開催されると、いよいよJリーグが開幕するなぁという気がしてきます。今回は、昨年リーグ戦でも優勝争いをした両チームで、サンフレッチェ広島はリーグ王者に、横浜Fマリノスは天皇杯チャンピオンとなりました。

優勝はしたものの、サンフレッチェはマリノス相手に昨年は1度も勝てませんでした。そういう意味では、今シーズンの開幕前に苦手意識は払拭しておきたいところでしょう。

試合展開

サンフレッチェは、高萩が先発から外れて野津田が先発。徳島から移籍してきた柴崎、仙台から移籍してきた林が先発に名を連ねた。

マリノスは、名古屋から来た藤本が右SHに入った。マルキーニョスが抜けたトップには、天皇杯決勝と同様に端戸が入った。

試合は、いきなりサンフレッチェが仕掛けてくる展開になりました。パスをつないでくるイメージがあるサンフレッチェですが、この試合では再三裏へのボールを狙ってきました。DFラインからでも長いボールをどんどん入れてきて、マリノスとしては勝手が違うなという感じがしたと思います。

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そのサンフレッチェのロングボール攻勢が功を奏します。前半6分、右サイドへのロングボールから石原が右サイドを突破しゴール前に折り返すと、佐藤寿人がヒールで流して、最後は野津田が詰めてゴールを奪います。あっという間の先制弾でした。

サンフレッチェはその後も、再三裏にボールを入れてきます。これで、マリノスもDFラインを下げさせられているという影響もあり、中盤でもなかなかボールが落ち着かず、サンフレッチェに流れを持っていかれていまいます。

マリノスは、斎藤学のドリブル突破からなんとか活路を開きたいところですが、決定機とまではいかず。斎藤から藤本淳吾に渡りビッグチャンスとなるもののシュートは枠を捉えきれず。これは、もったいない場面でした。

前半27分のマリノスのFKで、清水がゴール前で交錯して負傷してそのまま退場となってしまいます。代わって山岸が急遽出場します。

前半も30分を回ると、マリノスがセットプレーからチャンスを作れるようになります。FK、CKの回数が多くなったものの中々ゴールを奪えず。

サンフレッチェが、マリノスの攻撃を凌ぎ切って前半は1-0で終了します。

後半、サンフレッチェは左から山岸、右サイドからは石原がしかけてチャンスを作ります。後半6分には、石原、ミキッチとつないで折り返すと、野津田とはタイミングが合わなかったものの、上がってきた青山がのシュートが決まります。だが、このときオフサイドの位置にいた寿人がしゃがんでプレイに関与したとされオフサイドとなり、ノーゴールの判定となります。

その後、マリノスのボールポゼッションが増えて、ペースをつかみ始めます。

サンフレッチェは、寿人に代えて浅野を投入します。マリノスは、下平、矢島と新加入の選手を投入してきました。

マリノスがセットプレーを含めてチャンスをつくるものの、中々ゴールを上げる事が出来ません。

サンフレッチェは、後半19分にミキッチに代えてファン・ソッコを投入します。この直後のプレーで、野津田からのスルーパスを浅野が合わせてゴールを奪います。
中澤の後ろに通すきれいなスルーパスに、浅野がワンタッチで合わせたキレイなゴールでした。

マリノスは、中町に代えて兵藤を投入して反撃を狙います。

ただ、サンフレッチェは石原が抜けだしてGKと1対1となるビッグチャンス。これは榎本が防ぐものの野津田がこぼれ球を狙いますが、枠を捉えきれず。決定的チャンスでした。マリノスは、助かりました。

ただ、マリノスはなかなかチャンスを作りきれず。1点をあげる事が出来ません。

逆に、サンフレッチェはアディショナルタイムにセットプレーのチャンスを得ますが、追加点はなりませんでした。この直後にタイムアップとなり、サンフレッチェ広島が2年連続となるスーパーカップ覇者となりました。

戦評

昨シーズン、1度も勝てなかった、サンフレッチェが見事に勝利しました。序盤のロングボール攻勢などを見ても、速攻に磨きをかけてきたなという感じがしました。

元々のパスワークも健在で、速攻と遅攻の両方がうまく噛み合えば、さらなるベースアップとなりそうです。

そして、若い野津田と浅野が結果を出したのは大きいですね。天皇杯なんかを見ても、野津田、浅野辺りが結果を出せないと厳しいなというところがあったので、これは大きいと思います。

寿人はもちろんの事、怪我でベンチスタートだった高萩や、森崎兄弟などもウカウカ出来ないところです。

昨シーズンは、リーグ優勝はしたものの、ACLはリーグ戦で敗退という事で、今年は少なくとも決勝トーナメントには進出してもらいたいところです。対アジアという事を考えると、ロングボールで裏を狙うのは案外有効かもしれません。

マリノスの方は、サンフレッチェのロングボール攻勢に面食らったような感じになりました。そして、マルキーニョスが抜けた穴はやはり大きいかなと感じました。

新加入の藤本は、まずまず溶け込んでいるかなという気がしましたが、チーム全体では仕上がってないのかなという感じがしました。

左のドゥトラが完全に抑えられてしまっていましたし、斎藤学のドリブルも効果的とはなりませんでした。

この辺は、徐々に改善していくでしょうが、JリーグだけではなくACLも控えているだけに、悠長にもしてられません。

この試合では、現時点での完成度でサンフレッチェに軍配が上がったというところでしょう。

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