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第93回 天皇杯 2回戦 ジェフ千葉vsカマタマーレ讃岐 順当過ぎる勝利

天皇杯2013

第93回天皇杯 2回戦 ジェフ千葉vsカマタマーレ讃岐の試合を観戦しにフクダ電子アリーナまで行ってきた。

試合前から時折雨の降るコンディション。客足も伸びなかったが、少し気温も下がって選手たちはやりやすい環境かもしれない。

試合経過

試合前の記念撮影をする選手たち

ジェフの先発は、GKに大久保、CBに竹内とキム、右SBに米倉、左SBに峻希、ボランチに勇人と大介、右SHに町田、左SHに谷澤、2トップにケンペスと森本という布陣だった。

町田が、今期初先発。森本も加入後初先発となった。智がベンチ外だった他は、おおむねレギュラーメンバーでベンチも締められており、大きく編成が変わってはいない分影響は少ないだろう。

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ジェフユナイテッド市原・千葉
天皇杯 2回戦 vsカマタマーレ讃岐 先発フォーメーション
37.ケンペス
30.森本
28.町田
8.伊藤
7.佐藤勇
39.谷澤
11.米倉
20.キム
3.竹内
33.高橋
21.大久保
TextFormations

試合は、ジェフペースで進む。前半3分には、米倉が右サイドからクロスを入れ、森本がダイレクトで合わせゴールネットを揺らす。だが、これはオフサイドの判定。

さらに、6分にはFKからケンペスが合わせるが枠を外れる。さらに7分には米倉のクロスに再び森本が頭で合わせるがGKに防がれる。

カマタマーレのプレスがはまらず、ジェフはうまくボールを回す事ができている。先制点がほしい状況だったが、なかなかゴールは生まれず。

前半16分、勇人がつっかけてこぼれたボールが裏に抜ける形になりケンペスが持ち込む。GKと1対1を冷静に決めてジェフが先制点を上げる。

ケンペスのゴール直後

前半23分には、大介のスルーパスに米倉が狙うがGKと交錯したような状態になり、足に当たっただけになったがボールはゴール方向に転がりゴールに吸い込まれる。米倉のゴールで2-0と突き放しに成功する。

その後、ややスローペースとなったジェフに対して、カマタマーレが徐々にチャンスをすくれるようになる。元ジェフリザーブズのアンドレアにシュートまで持ち込まれるなどピンチもあったがゴールは奪わせない。

前半は、このままジェフが2-0とリードして折り返す。

後半、カマタマーレが連続して、CK,FKからチャンスを作る展開となる。ジェフの守備陣は落ち着いて守ってはいたものの押し込まれる展開となる。

後半9分、谷澤がミドルシュートで反撃の狼煙をあげると、12分には谷澤がためたボールに町田が左サイドを突破してクロス。これに勇人がヘディングで合わせてゴールを奪う。ジェフが勝負を決定づける3点目を奪う。

勇人のゴール直後

後半17分、ケンペスに代えて健太郎を投入する。町田がトップ下に入り、大介が右SHに入って森本の1トップとなる。

その直後のCK。大介はショートで峻希に戻し、このボールを峻希がグラウンダーのシュート。これがゴール左隅に決まる。ジェフが4-0とする。

その後、大介に代えて兵藤を投入、谷澤に代えて鈴木隆雅を投入する。隆雅はそのまま左SHに入った。

隆雅が積極的にドリブルで持ち上がってチャンスを作る。

それでもカマタマーレが一矢報いようと懸命の反撃を見せる。危ない場面もあったが、なんとか無失点で切り抜ける。

後半43分には、右サイドを突破した米倉からの折り返しに勇人が足を伸ばしてゴールに押し込む。5-0となる。

試合は、このままジェフがリードを保ったまま試合終了となる。天皇杯3回戦進出を決めた。

ジェフユナイテッド市原・千葉
天皇杯 2回戦 vsカマタマーレ讃岐 試合終了時フォーメーション
30.森本
28.町田
10.兵藤
16.佐藤健
7.佐藤勇
27.鈴木
11.米倉
20.キム
3.竹内
33.高橋
21.大久保
TextFormations

戦評

試合終了後の挨拶をする選手たち

JFL首位を走るカマタマーレ讃岐という事で警戒していた相手だったが、思いのほか拍子抜けした形となった。

守備がいいチームという事で、どれだけ点がとれるかとも思われたのだが…。カマタマーレは、ガツガツくるという感じでなかったため、ジェフのパス回しの方がカマタマーレのプレスを上回る形となった。
ジェフとしては、厳しく体を当てられた方がやりずらさを感じたはずだが、パスを回せた事で序盤からペースを掴む事が出来た。幻のゴールとはなったが、米倉から森本とわたってゴールネットを揺らした場面で勢いに乗れた。

町田も動きに切れがあって、積極的に顔をだしてリズムを作った。前線にケンペスと森本と2つ起点が出来た事で、縦にボールを入れやすくなった感じもする。

序盤からリードを広げた事で、大きな課題は出なかったが、森本や町田といったところが今後のリーグ戦でも使える目処が立ったと思う。
もちろん、森本は即戦力として入ってきたわけだが、フィジカルコンディションも上がってきて90分出場したし、ゴールも近々あげられそうな感じだ。

天皇杯としては、3回戦でFC東京との対戦が決まった。昨年はなかなかJ1勢との対決まで時間がかかったが、今年は3回戦で激突。試合会場や時間は決まってないが、首都圏開催なら参戦出来るだろう。

リーグ戦は次節は京都との対戦。J1昇格レースのライバルチームであり、プレーオフで戦う可能性もあるだけに、ホームでは勝っておきたいところ。

8月の停滞感からは大分動きが出来たし、いいゲームになりそうだ。

選手評価
GK 大久保 6.0
DF 竹内 6.0
DF キム 6.0
DF 米倉 7.0 
DF 峻希 6.5
MF 健太郎 -
MF 勇人 7.0
MF 大介 6.5
MF 兵藤 -
MF 鈴木 -
FW 町田 6.5
FW ケンペス 6.5
FW 森本 6.0

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