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なでしこジャパンvsニュージーランド女子 厳しい再出発

なでしこジャパンvsニュージーランド女子

キリンチャレンジカップ なでしこジャパンvsニュージーランド女子代表の試合を、テレビ中継を録画してテレビ観戦しました。

日本の女子代表のゲームが九州で開催されるのは初という事で、雨にも関わらず沢山の人が観戦に訪れたようだ。

試合経過

なでしこジャパンの先発は、GKに福元、CBに岩清水と熊谷、右SBに有吉、左SBに宇津木、ボランチに澤と阪口、右SHに川澄、左SHに宮間、2トップに安藤と大儀見という布陣だった。
怪我で招集されなかった、両サイドバック 近賀と鮫島のところを除いてロンドン五輪以来となるベストメンバーでのゲームとなった。

なでしこジャパン
vsニュージーランド女子代表 先発フォーメーション
17.大儀見
7.安藤
9.川澄
6.阪口
10.澤
8.宮間
2.有吉
3.岩清水
4.熊谷
13.宇津木
1.福元
TextFormations
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久しぶりのゲームとなった事もあり、なかなか序盤はペースを掴めず。ニュージーランド女子も慎重な立ち上がりでどちらもペースが握れない立ち上がりとなった。

次第に、なでしこのポゼッションが増え始め、ボールも回せるようになったが、なかなかゴール前のチャンスには繋がらず。最後のところの精度が今ひとつでシュートに持ち込めない。

大儀見がミドルシュートを狙ったりはしたが、枠を捉えきれず。

試合が動いたのは前半21分、右サイドの有吉が上がってクロスをあげる。これに大儀見がスライディングで飛び込んで合わせる。このシュートが決まって、なでしこジャパンが先制点を上げる。

さらに、前半25分には右サイドの川澄から同じような形のチャンスになるが走りこんだ宮間には合わず。

ボールを支配しペースを握っていたなでしこだったが、あまりチャンスは作れず。

アディショナルタイム直前、宮間のスライディングタックルがイエローとなり、2枚目という事で退場となってしまった。

ハーフタイム、GKが福元から海掘に代わる。

1人少ないなでしこジャパンが受け身となってしまいニュージーランドがペースを握る展開となる。

後半11分、澤に代えて田中明日菜、安藤に代えて大野を投入する。

大儀見のところにボールがなかなか入らず。チャンスにつなげる事ができない。ニュージーランドの攻勢に手を焼く展開となる。

それでもなんとかゴールを割らせず。1点をリードしたまま終盤を迎える。

後半32分、川澄に代えて丸山が投入される。

後半39分、ニュージーランドに左サイドを突破されてグラウンダーのクロス。これに中央で合わされてゴールを許してしまう。1-1の同点となる。

結局、勝ち越しゴールを上げる事はできず、引き分けに終わった。

なでしこジャパン
vsニュージーランド女子代表 試合終了時フォーメーション
17.大儀見
11.大野
6.阪口
14.田中明
15.丸山
2.有吉
3.岩清水
4.熊谷
13.宇津木
18.海掘
TextFormations

戦評

若手主体で臨んだアルガルベ・カップから久しぶりの代表の試合。さらに、昨年のロンドン五輪以来、澤、宮間が招集され中盤から前はベストメンバーとなった。

ただ、招集されてからの日数が少なかった事もあり、ボールこそ回せていたがチャンスの数は思ったより作れていなかった。

それでも、地元佐賀出身の有吉がアシストを記録し、1点をリードしたところまではよかった。

前半のうちに宮間が退場になってしまい、後半はほとんどチャンスにつなげる事が出来なかった。結局、最後はニュージーランドに追いつかれてしまった。
なかなか、10人でやるゲームというのも経験がなく、守備に周る時間が長くなってしまった。

当初の予定したとおりの選手交代は出来なかったかもしれないが、10人でのゲームを経験できた事は悪くない。

怪我で招集されなかった両サイドバックに、有吉、宇津木がはいってまずまずの出来だった事も大きい。
右の有吉はなんどか上がってクロスまでいけたが、宇津木はもう少し上がってもよかったかもしれない。

今後の欧州メンバーに向けてメンバーが絞り込まれるが、ベンチ入りメンバーでこの試合では使われなかった岩渕などもおり、どうなるのだろうか!?

久しぶりのゲームとなた澤や宮間も含めて、少しづつロンドン五輪以前のパフォーマンスに戻して、欧州遠征に備えたい。

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