大阪遠征に行っていた関係で、観るのが遅くなったが、日本vsカナダの試合をBS1の中継を録画してテレビ観戦した。
試合経過
日本の先発は、GKに川島、CBに吉田と伊野波、右SBに内田、左SBに酒井高徳、ボランチに遠藤と長谷部、右SHに岡崎、左SHに乾、トップ下に香川、トップに前田という布陣でスタート。
序盤から、日本がボールポゼッションで上回るものの、中々チャンスが作れない展開。だが、前半9分長谷部のスルーパスに香川が抜け出すが、相手GKがクリア。このボールをひろった岡崎がGKの上を抜くシュート。これが決まって日本が先制点を上げる。
先制した日本がその後もボールを保持して攻め続けるが、なかなかリズムに乗り切れない。CKやFKのチャンスもゴールには繋がらず。
カナダもカウンターからチャンスを作るが、日本の守備陣がゴールを許さず。前半を1-0で折り返す。
ハーフタイムに、岡崎に代えて中村憲剛、内田に代えて駒野、前田に代えてハーフナーを投入する。
憲剛がトップ下に入って、香川が左、乾が右に出る。
香川からハーフナーにスルーパス。GKと1対1になるがシュートは枠を外れる。
その後も、ハーフナー、香川を中心に日本が攻め続ける。
カナダは後半13分、CKのチャンスにヘディングで合わせてゴールを奪う。日本が同点に追いつかれてしまう。
後半16分、伊野波に代えて栗原を投入。さらに、乾に代えて大津を投入する。
後半20分には、左サイドを抜けだした酒井高徳がシュートをGKを外してシュートを放つもののわずかに左に切れて外れてしまう。
それでも、後半29分には、左サイドでボールをつないで酒井高徳が折り返す。香川が反応するが相手DFに潰される。このこぼれ球をハーフナーが巻き込むようにシュート。ゴール右に決まって日本が勝ち越す。
その後は、カナダの反撃を受けたものの、なんとかしのぎきり日本が勝利を飾った。
戦評
ヨルダン戦を前にした調整試合だったが、本田、長友が怪我で招集されなかったほかに、今野も体調不良で試合に出れず。
香川をトップ下で起用したものの、今ひとつ機能していない印象。期待された乾との元セレッソコンビも有効な攻撃とはならず。
後半、中村憲剛がトップ下に入って、香川がより自由に動けるようになってリズムが出て来た。ただ、セットプレーで失点してしまったのはもったいなかった。
ハーフナーも1得点はしたが、それ以上に何度もチャンスがあっただけに、期待感より不安感が大きい。
酒井高徳が左サイドでいい動きをみせたが、少し足を痛めたのか酒井宏樹と交代になってしまったのが残念である。
試合としては正直凡戦だったかなと。中東の地で、欧州勢でもなくカナダと対戦というなんともミスマッチなマッチメークだった事もあって、あまり印象に残らなそうなゲームとなった。