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2013年 J2 第5節 ガンバ大阪vsジェフユナイテッド市原・千葉 最強ではない矛盾対決【J特】

絶対J1!

J2第5節 ガンバ大阪vsジェフユナイテッド市原・千葉の観戦で万博記念競技場まで行ったアウェイ大阪遠征の後編。

スタグルも堪能し一息ついたところで見回してみると、アウェイゴール裏のジェフサポの数も増えていて、メインスタンドを中心にそれなりの数のジェフサポさんが来場していた。

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ジェフゴール裏

試合経過

という事で試合。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに智と竹内、右SBに峻希、左SBに大岩、ボランチに勇人と健太郎、右SHに米倉、左SHにジャイール、トップ下にナム、トップに谷澤という布陣だった。

左SBをキムから大岩へ、ケンペスの代わりにナムを起用して谷澤がトップというか0トップというかといったところ。スタメンには入らなかったが、ベンチには兵藤が復帰していた。

ジェフユナイテッド市原・千葉
2013年 J2第5節 vsガンバ大阪 先発フォーメーション
11.米倉
39.谷澤
22.ジャイール
7.佐藤勇
23.ナム
16.佐藤健
33.高橋
3.竹内
5.山口
15.大岩
1.岡本
TextFormations

試合前の整列をする両チームの選手たち

試合は、ガンバが優位にすすめる展開となった。ガンバがボールを保持する時間が多くなる。攻め込まれる場面もあったが、岡本のファインセーブもあり、なんとか失点せずにやり過ごしている状況。

徐々にジェフも攻撃に転じる事が出来るようになる。何度か裏を狙うパスがあったものの、タイミングや精度が合わずチャンスにならない。

すると、前半18分、中央でジャイールがボールを持つとそのままするするっと持ち上がりシュート。少しあっけないくらいにシュートが決まって、ジェフが先制する。
ジャイールが待望の初ゴールをあげた。

ジャイールのゴール直後

勢いにのりたいジェフだったが、ガンバの攻撃に受け身になってしまう。前半26分、ゴール前で立て続けにシュートを打たれ、最後はこぼれたボールに倉田がシュート。これが決まってしまって同点に追いつかれる。
前節に続いて、元ジェフの選手に恩返し弾を食らってしまった。

ジェフもボールをつなげるようになってきたが、なかなか攻撃のスイッチが入らずチャンスを作れない。ガンバもレアンドロが決定的チャンスをつくるものの、岡本がよく反応して逆転弾は許さない。

前半は、このまま同点で終える。

後半、ジェフが積極的に前に出て攻撃をしかける展開。いい時間帯ではあるが、決定的チャンスとはならず。ゴールを奪うことは出来ず。

逆に、後半10分前後からガンバが攻勢に出る。ジェフが再び押し込まれるような展開になる。ガンバの攻撃はよく防いではいるものの、守る時間が長くなる。

後半22分、米倉に代えてケンペスを投入。谷澤がトップ下に入って、ナムがサイドに出る。この後、何度かチャンスを作れるようになる。ジャイール、ケンペスと繋がって最後はナムがシュートもバーに当たってします。

ジェフはさらに後半26分に、勇人に代えて兵藤を投入する。兵藤が入ったことで、出しどころが増えてジェフにリズムが出始める。
ガンバも前線とDFラインの間が開いて少し間延びするような時間が増えてきた事もあり、兵藤が自由にやれている。

流れはジェフに傾きつつあったが、逆に終盤はガンバが選手交代もあり盛り返してくる。ガンバの攻撃を防いでアディショナルタイム。残り時間がほとんどないところで、ジェフのFK。ゴール前に合わせたボールに智がヘディングで合わせるがゴールバーを叩く。

ジェフのFKのチャンス

結局、試合はこのまま終了。1-1で引き分けに終わった。

ジェフユナイテッド市原・千葉
2013年 J2第5節 vsガンバ大阪 終了時フォーメーション
37.ケンペス
22.ジャイール
23.ナム
10.兵藤
16.佐藤健
9.深井
33.高橋
3.竹内
5.山口
15.大岩
1.岡本
TextFormations

戦評

試合終了後 ゴール裏に挨拶にきた選手たち

今野、遠藤が不在とはいえ、さすがにガンバは個々の能力が高い選手が多い。今のジェフではなかなか、主導権を握ってゲームをすすめるのは難しい相手。

ただ、そこはジェフも昨シーズンのJ2最少失点チームという事で、ガンバの攻撃はよく防いでいたと思う。ただ、岡本のビッグセーブがなければ負けてもおかしくなかったかもしれない。
逆に、ガンバはJ1でも戦えるだけの十分ん選手層と、攻撃力がある。最強の盾と最強の矛の対決と言いたいところがあるが、残念ながら最強対決という感じはなかった。

ガンバもジェフも、これで3試合連続の引き分け。初戦での勝ち点が入っているガンバの方が、勝ち点1上回っているものの、同じような感じになっている。

ジェフとすれば、守備に難があるガンバに対してもっともっと仕掛けていきたかった。ボールを回してもなかなかチャンスにならなかったのは、ガイナーレ戦と同じ。もう少し、得点力をあげないとこの先波に乗るのは難しい。

明るい材料とすれば、ジャイールに初ゴールが生まれた事と、兵藤が入ってリズムがよくなったところだろうか。
兵藤の入った時間は、少しスペースが出来ていた時間帯というのはあったが、ボールを供給できる選手が入って非常によかった。
勇人とではなく守備能力の高い健太郎とボランチのコンビを組んだ事でバランスもよかった。

左サイドに大岩が入った事で、キムのときよりも攻撃面では機能していると感じる。守備面でも不安を感じるところはなく、対ガンバだけではなく、もう少し使ってみてもいいかなと思う。

ガンバがなかなか本調子ではない状況だったあけに、勝ち点3を取れるなら取っておきたかったなというのも正直なところ。個人能力の高いガンバの攻撃陣を相手にしてなんとか守れてはいたが、今後はどうなるかわからない。

勝ち点1しか持ち帰れなかったが、内容自体は徐々によくなってきている。次はホームゲームという事で、次こそホーム初勝利といきたいところだ。

選手評価
GK 岡本 7.0
DF 山口智 6.5
DF 竹内 6.5 DF 大岩 6.0
DF 高橋 6.0
MF 勇人 6.0
MF 健太郎 6.5
MF 兵藤 6.5
MF 米倉 5.5
MF ナム 6.0
FW ジャイール 6.5
FW 谷澤 6.5
FW ケンペス 5.5
FW 深井 -

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