アジアチャンピオンズリーグ 2013年シーズンの第1節が行われ、Jリーグ勢は浦和レッズ,サンフレッチェ広島が負け、ベガルタ仙台がホームで引き分け、柏レイソルのみが勝利となった。Jでも優勝候補の浦和、広島が無得点で敗れ完敗。仙台もホームで引き分けともったいない試合となった。
録画を含めて中継観た3試合を簡単に振り返ってみる。
広州恒大vs浦和レッドダイヤモンズ
序盤、レッズが決定的チャンスも作っていた時間があったものの決めきれず。逆にカウンターからゴールを決められてしまった。
攻めるしかないレッズが、攻勢にでるがレッズの攻撃の仕方に慣れてきたのか、広州もなかなかチャンスを作らせなくなってきた。
後半もレッズのチャンスはあったが、またもカウンターからゴールを許してしまった。さらに、終了間際にもオウンゴールで失点。まさかの3-0完封負けとなった。
広州は、外国人選手3人だけでカウンターに持っていける強みがあり、まだJリーグも開幕前のレッズにとっては対処しきれなかった。
ポゼッションで上回っている事もあって、カウンターだけに注意すればいい状況でもあったが、頭で考えている以上にするどいカウンターだったのだろう。
シーズンが始まってしばらく経っていれば、リーグ戦でもカウンターでやられたりして慣れも出てくるのだろうけど、そこら辺のリスクマネージメントがまだ出来ていなかった。
ただ、広州は外国人選手以外も中国代表がずらっと揃っているようなチームなので、ほとんどナショナルチームと試合をしているようなもの。シーズン初戦としては、苦しい相手だったという事だろう。
ペトロビッチ監督がやりたいサッカーは出来てきているので、今後の巻き返しに期待したい。
ベガルタ仙台vsブリーラム・ユナイテッド
雪の残る仙台での試合だったが、ブリーラムの動きが思ったよりよかった。寒さはあまり気にしてないようであった。
仙台が押し気味に試合をすすめてはいたが、今ひとつ乗り切れない。前半は膠着した試合展開になった。
後半、相手のハンドからPKをゲットし、梁勇基が決めて先制。これで、ようやく仙台がペースを握り始めてはいたが守りきれなかった。
CKからヘディングで決められて失点。この選手は、PKのときにハンドしてしまった選手で、見事にやり返された格好になった。
結局、1-1のドロー。ベガルタ仙台のアジアデビューは引き分け発進となった。
グループリーグ突破を考えれば、ブリーラム相手にホームで引き分けは痛すぎるが、アジア相手のゲームの難しさもわかったかもしれない。
昨シーズン出来ていた仙台のよさも残っていたし、Jリーグで試合をこなしていけばもっとよくなってくるだろう。
ただ、未経験の過密日程がどうでるかというのは気になるが。
サンフレッチェ広島vsブニョドコル
広島が、もう少しポゼッションで上回るかと思われたが、ブニョドコルもボールをかなり持てるチームで、両チームにチャンスがあるような展開だった。
一進一退の攻防だったが、広島はゴールを奪えず。逆にブニョドコルは前半終了間際にゴールを奪った。
後半、攻勢に出た広島だったが、ブニョドコルの守備も堅くゴールが奪えず。
逆に終盤カウンター気味に攻めこまれてゴールを決められてしまった。
Jリーグ王者の広島もホームで敗戦となってしまった。全体的には、少し慎重になりすぎたかなという感じがする展開だった。それでも前半を0-0で終えられれば違った展開になったかもしれないのだが・・・。
ブニョドコルも、ウズベキスタン代表の選手が大半で、こちらもナショナルチームと対戦しているような状況。対して、広島はJリーグチャンピオンではあるが、代表に選ばれている選手は西川、水本、寿人といった辺り。しかも、レギュラーではない。日本代表の主力が海外組で締められている事もあり、Jリーグのトップチームであっても代表勢で固められるケースは今やほとんどない状況。こればっかりはしようがないが、代表ではアジアでも勝てているのにクラブチームだと勝てないというところの要因の一つになっているのかもしれない。