今年の5月で20周年となるJリーグが始まる。シーズン開幕一週間前に行われるFUJI XEROX SUPER CUPが20回目の開催となり、2012年のJリーグ王者 サンフレッチェ広島vs天皇杯チャンピオンの柏レイソルが対戦した。
その、サンフレッチェ広島vs柏レイソルのゲームを日テレの生中継をテレビ観戦した。
試合経過
サンフレッチェは、大きく選手が入れ替わっておらず、ほぼ昨年と同様のメンバー構成となった。ミキッチが怪我で出遅れてるが、そこには石川が入った。
レイソルは、ちばぎんカップの時と同じく3バックを試みた。ただ、ボランチには、谷口ではなく大谷を起用。
序盤は、レイソルのプレッシャーもあって、なかなかサンフレッチェが思うようにゲームを運べない展開だった。
逆にレイソルが積極的に攻めこむ。ただ、中央のクレオにあまりボールが入らず、サイドからクロスを入れるものの、サンフレッチェの守備陣がよく対応していた。
サンフレッチェは、寿人が絡んでチャンスになりかかるものの、レイソルもしっかり対応して、ゴールを許さない。
ゲームが動いたのは、前半29分。高萩の上げたボールに攻め上がっていた水本が後ろにすらして、このボールを寿人がダイレクトボレー。ポストに当たりながらもゴールに吸い込まれて、サンフレッチェが先制する。
このゴールで勢いづいたサンフレッチェが立て続けにレイソルゴールに攻め込む。FKから塩谷がヘディングも詰める事は出来ず。さらに、水本がミドルシュートを狙うも枠を外れる。
逆に直前まで攻めていたレイソルはリズムが悪くなってしまう。それでも、寿人の1点に抑えて、前半を終える。
後半、1点を追うレイソルが攻勢に出る。
後半5分のFK。ジョルジ・ワグネルのキックは壁に当たりコースが変わるものの西川がキャッチ。
レイソルはCKからのチャンスもゴールならず。その後も攻めこむがサンフレッチェが守り切る。
後半9分、サンフレッチェは左サイドで粘ってパスを繋いで清水が突破する。ゴール前に折り返したボールに寿人が反応するがゴールならず。
このCKから、裏に抜けたボールに寿人がオーバーヘッドも、菅野が素晴らしいセービングでかきだす。
サンフレッチェは、寿人が膝を痛めた事もあり、大事を取って石原と交代。
この後、レイソルがCK,FKと連続してチャンスとなるがゴールが遠い。
サンフレッチェは守勢に回る事が多くなったが、後半20分過ぎからスペースができはじめた事もあり、ボールを回せるようになる。
1点をリードしている事もあり、無理な攻めはせずに、じっくりとボールを回してゴールに迫るが、追加点は奪えず。
後半34分、レイソルは、クレオに代えて田中順也、ジョルジ・ワグネルに代えて山中を投入。
レイソルが再び攻勢にまわるものの、ゴールが遠い。ロスタイムのFKのチャンスは、オフサイドになって万事休す。
サンフレッチェが1点を逃げ切り、5年ぶりにスーパーカップを奪取した。
戦評
レイソルは、先週のちばぎんカップからはだいぶコンディションが上がってきているようだったが、サンフレッチェの方がチームとしての状態はよさそうだった。
とはいえ、前半も後半もレイソルが攻めこむ場面もかなり多く、まだチームに馴染んでいないクレオ辺りがフィットしてくれば得点も奪えるようになってくるかもしれない。
3バックも、だいぶ整理されてきたのか、ジェフ戦ほどの穴は空かなかった。ただ、ツボにはまったときのサンフレッチェの攻撃はやはり強力で、寿人のゴール自体はシュートも素晴らしくて守るのは難しかっただろう。
サンフレッチェの方は、開幕前にもかかわらず状態はよさそう。寿人が怪我をしたのが気がかりだが、大事とったという事もあるだろうからACLには出場出来るだろう。
寿人が下がったあと、なかなか前線でチャンスが作れなくなったのは課題だろう。リーグ戦前に始まるACLに向けて上々のスタートとなった。
この後ACLは、2/26,27に開幕。そして、J1リーグが3/2から、J2リーグから3/3からスタートとなる。