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ロンドン五輪壮行試合 U-23日本vsU-23ニュージーランド 不安が残る船出

ロンドン五輪

なでしこの試合に引き続き、男子のオリンピック日本代表の壮行試合もフジテレビの中継で録画観戦した。

試合展開

U-23日本代表の先発は、GKに権田、CBに鈴木と山村、右SBに酒井宏樹、左SBに徳永、ボランチに扇原と山口、右SHに清武、左SHに永井、トップ下に東、1トップに大津という布陣。

1トップには大津を起用。Jリーグで調子が上がっている長いが先発スタートとなった。OAで出場の徳永は、この試合では左SBに入った。

U-23日本代表 vsニュージーランド代表 先発フォーメーション
7.大津
11.永井 17.清武
10.東
3.扇原 16.山口
2.徳永 4.酒井
8.山村 13.鈴木
1.権田
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前半は、日本が圧倒的にボールを試合する。チャンスの数でもニュージーランド代表を圧倒する展開となる。

日本は、右サイドの清武、酒井のところからのチャンスが多い。1トップに入った大津もかなり広範囲に動いて、ボールを受けてチャンスに絡んでいった。

左サイドは、永井が単独で突破をこころみる場面が多い。長いは、清武とポジションを入れ替えたりと右サイドでも躍動。ニュージーランドも長いの突破には相当手を焼いていた。

チャンスは数多く作っていたが、最後のフィニッシュにかかるところでのボールの精度を欠いて、なかなかゴールを割れない。

30分の大津のオーバーヘッドはインパクトは素晴らしかったが、ボールはGKの正面に飛んでしまいゴールならず。

35分には、永井がドリブル突破からシュート。相手DFに当たりコースが変わるがGKがセーブ。

終盤、鈴木が出した横パスを相手に奪われてチャンスを作られるが、山口がカード覚悟で相手を止める。イエローカードで済んだが、危ない場面だった。

ニュージーランドのFKは枠を外れて事なきを得る。

結局、前半は日本が圧倒しながらもゴールを割れず。0-0で折り返す。

後半も日本ペースで試合が進む。永井がいきなりチャンスを作るがシュートはポストに当たりはじかれる。さらに、CKのチャンスも何度かあったが決められず。

後半10分、東に代えて杉本を投入する。大津が1列下がり、杉本が1トップに入る。

代わった杉本だが、なかなかボールが回ってこず、高さも生かせない展開。それでも、日本ペースのまま試合は進む。

後半18分、山口に代えて村松を投入する。

酒井が再三右サイドからクロスを入れるが、今ひとつ合わず。決定機とはならない。

後半25分、永井に代えて、バックアップメンバーの山崎が投入される。

後半26分、徳永が中にカットインして強烈なミドルシュート。GKが弾いたボールを、杉本が詰めていて押し込む。ようやく日本が先制点を奪い1-0とする。

後半31分、扇原に代えて、米本を投入。

後半34分、ゴール前のFK。清武の蹴ったボールは落ちきらず、枠を外れる。

後半36分、清武に代えて齋藤を投入。

日本の攻撃は少しペースダウン。それでも、何度かチャンスはあったが追加点は奪えず。後半ロスタイムには齋藤のドリブル突破から、シュートまで持ち込んだがゴール左に枠を外れる。

ロスタイムも残りわずかだったが、村松が相手にボールを奪われて決定機を作られる。結局、これを相手に繋がれてゴールを許す。
土壇場でニュージーランドに同点に追いつかれて1-1となる。

残り時間はほとんどなく、このまま1-1で引き分けに終わった。

U-23日本代表 vsニュージーランド代表 試合終了時フォーメーション
9.杉本
19.山崎 15.齋藤
7.大津
21.米本 6.村松
2.徳永 4.酒井
8.山村 13.鈴木
1.権田

戦評

最後の最後で詰めの甘さを見せてしまった。試合は、攻撃陣が好調で圧倒して見せたものの、奪った得点はわずかに1点。攻撃面でもフィニッシュに課題を残した。

最後の同点ゴールの場面だけでなく、パスミスからチャンスを作られた場面は他にもあり、不安が残る船出となった。

今回合流出来なかった、宇佐美や酒井高徳が加わって、どれだけ時間が合せられるか。OA枠の吉田麻也も怪我の影響でこの試合は使われなかったので、残り少ない実戦でどれだけDFを安定させられるかは未知数。

ただ、もう1人のOA枠、徳永はすごく落ち着いていて、すんなりとチームに溶け込めた印象がある。左サイドは永井が入っていた事もあり、永井がどんどん仕掛けられるように、あまり前には上がらなかった印象がある。ただ、先制点の場面は徳永のミドルシュートから生まれたものでゲームを読む力はオーバーエイジならではかもしれない。

決定力不足に、不用意な失点と、壮行試合としては、ちょっと不安ありありなままの船出となったが、それでもこのメンバーでロンドン五輪を戦うしかない。

やれば出来る子だと思ってる。前目の選手は、この試合で見せたパフォーマンスをゴールに結び付けられるようにしてもらいたい。そうすれば、どことやってもそれなりに戦えるはずだ。DFは、吉田と徳永でうまくコントロールして、不用意な失点をなくせればいい。

なでしこの快勝ゲームからすると、情けないものになったが、こちらも残り2週間ほどで本大会。スペイン戦で最高のパフォーマンスが出せるように調整してもらいたい。

選手評価
GK 権田 6.5
DF 鈴木 5.5
DF 山村 5.5
DF 酒井 6.0
DF 徳永 6.5
MF 山口 6.5
MF 扇原 6.5
MF 村松 5.0
MF 米本 -
MF 清武 6.5
MF 東 6.0
FW 永井 6.5
FW 大津 6.5
FW 杉本 6.5
FW 山崎 5.5
FW 齋藤 -

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