J Sports1の中継を録画して、大分トリニータvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合をテレビ観戦しました。

試合経過

ジェフの先発は、大岩がU-23日本代表に選出された為に、ミリガンが入った。

GKに岡本、CBに智と竹内、右SBにミリガン、左SBに武田、ボランチに健太郎と大介、右SHに田中、左SHに深井、トップ下に兵働、トップに藤田という布陣でした。

前半、ボールをつなぎながら組立ようとするジェフだったが、トリニータがうまく縦に入れるボールに対して潰してくる。

なんとか、主導権を握りたいジェフだったが、思うようにリズムに乗れない。

トリニータも、ボールを奪ってからの攻撃でスムーズさを欠いて、単発でチャンスを作るもののゴールに繋がらない。

村井のドリブルや、森島のヘッドなどチャンスは作られたが、ジェフは無失点で切り抜ける。

すると、前半16分、右サイドで粘ってCKを獲得すると、兵働からのボールに智がピタリと頭で合わせてゴール。

兵働のボールの質と、智の動き出し、ヘディングの精度で完璧なゴールを奪った。

ここから、しばらくジェフがペースを握るものの、決定機はなかなか作れない。

逆に、トリニータにチャンスを作られてしまうが、岡本のファインセーブもあり、無失点で前半を終える。

後半も、トリニータが攻勢に出るが、ジェフがうまくしのいでいる。ジェフも、ボールをつないでいけるときはチャンスになっている。

暑さから、徐々に両チームにミスが目立ち始め、間延びする時間が増えてくる。

ジェフは、この日あまり調子の上がらなかった深井に代えてレジナウドを投入する。

兵働が左SHに入って、レジナウドは藤田と2トップを形成する。

一進一退の攻防となったが、後半28分、ミリガンが持ち上がって右サイドの田中へパス。相手選手を抜き切る前に上げたクロスに、フリーの藤田が頭で合わせてゴール。レジナウドもゴール前に入っており、藤田は完全にフリーになっていた。GKの守備範囲を外して、うまくボールを流し込んだ。

ここから、トリニータが反撃をみせるが、ジェフは引いてしっかりとブロックをつくり、攻撃の時はパスをつなぎながらビルドアップしてチャンスを作った。

トリニータは攻めてはいたが、決定的チャンスが少ない。ジェフもそれほどチャンスは作れていなかったが、可能性のある攻撃が出来ていた。

ジェフは、疲れの見えた兵働に代えて勇人を投入。大介が左SHに入った。

さらにロスタイム直前に、大介に代えてオーロイを投入。レジナウドが下がって、藤田とオーロイのツインタワーとなる。

残り時間、あまり攻撃の時間はなかったが、トリニータの攻撃をうまく防いで、ジェフがこのまま逃げ切って、6連勝をあげた。

戦評

非常に暑い中で行われたゲーム。ホームの、トリニータが主導権を握る時間も多かったが、ジェフがうまくゲームを進めた格好になった。

奪った2得点は、いずれも精度の高いボールからのヘディング。あれだけ精度が高いとなかなか止められない。

ここ数試合好調の田中佑昌が、得点はなかったものの、ダメ押しの2点目をアシスト。藤田も連続ゴールで、調子がよさそう。

元々、対戦成績では圧倒して相性の良いトリニータだったが、ここのところ調子のよい昇格争いのライバルに、競り勝った。

これで、6連勝で、ホームに戻れる。最下位の岐阜戦という事で、連勝を伸ばせる可能性が高い相手。

6月は、このあとアウェイの甲府戦があり、平日開催のガイナーレ戦を挟んで、ヴェルディ、ベルマーレと昇格争いのライバルとの対戦が続く。

ここは、7連勝で勢いをつけて、このあとの対戦に弾みをつけたいところだ。

選手評価
GK 岡本 6.5
DF 竹内 6.5
DF 山口智 7.0
DF 武田 6.5
DF ミリガン 6.5
MF 健太郎 6.0
MF 大介 5.5
MF 勇人 5.5
MF 兵働 6.5
MF 田中 6.5
FW 深井 5.5
FW レジナルド 5.5
FW 藤田 6.5
FW オーロイ -