トゥーロン国際大会、日本代表vsエジプトの試合をNHK BS1の中継を録画してテレビ観戦しました。

日本は、オランダ戦で結果を出したメンバーを中心が先発で出場。

GKに安藤、CBに鈴木と山村、右SBに大岩、左SBに酒井、ボランチにに扇原と村松、2列目に宇佐美、高木、斎藤、トップに指宿という布陣できた。

序盤は、エジプトに押し込まれる展開が多くなる。シュートも撃たれ、リズムに乗れない立ち上がりとなる。

それでも、徐々に前線のメンバーを中心に、ボールを回せるようになると、リズムが出てくる。

最初のビッグチャンス、酒井から指宿に入ったボールをヒールでダイレクトではたく。左サイドから侵入してきた高木がシュートを打つもののGKに防がれてしまう。

シュートまでは持ち込めなかったが、日本のリズムが出てくる。オランダ戦で好調だった前線の4人が絡んでいい流れとなった。

ただ、20分を回ると、再びエジプトに押し込まれる展開になる。チャンスの数ではエジプトの方が多い。

前半30分過ぎ、右サイドからクロスを入れられ、大岩が体を投げ出して、防ぐものの、このボールを安藤が直接キャッチしたとされ、関節FKをトラれる。

この関節FKを、DFの間を通されてゴールを割られてしまう。エジプトが先制する。

さらに、この直後には、日本の左サイドに流れたボールを中央に折り返されると、ボールが抜けたところを決められて追加点を許す。

前半は、このまま0-2で終了。

後半立ち上がり、指宿、高木を下げて、大津、東を投入する。

後半の立ち上がり、大津からのパスを受けた宇佐美がドリブル。距離はあったものの、グラウンダーのシュートは雨で濡れてスリッピーになったピッチでスピードを増しそのままゴールへ吸い込まれる。

さらに、後半8分には、斎藤が入れたボールに鈴木が反応。こぼれ球を宇佐美が蹴りいれてゴール。日本が、後半早々に同点に追いつく。

その後は、日本がペースを握る展開となるものの、徐々にペースダウン。後半20分を回ると、再びエジプトに押し込まれる展開が増えてくる。

後半30分、斎藤に代えて大迫を投入する。

後半32分、大津が相手選手をうまくブロックしたかに思えたが、足が相手選手を蹴ってしまったとされてファウル。

このFKをまったくフリーにさせてしまい、豪快にヘディングを決められてしまう。

疲れの見えた大岩に代えて吉田を投入。さらに、終盤には、山村、鈴木を前線に上げて、パワープレーに出るもののゴールは奪えず。

結局、2-3で敗戦となり、グループリーグ最下位で、準決勝進出はならなかった。

前半から、2点を先行されて苦しい状況ながら、宇佐美が後半早々に2得点を決めて同点に追いついたところまではよかった。

そっから、勝ち越しの3点目を奪うことが出来ず。逆にセットプレーから課題の守備の穴を疲れて勝ち越されてしまうという情けない展開。

オランダ、エジプトから5得点を上げた、攻撃力はやはりさすがだなと思わせてくれたが、守備は3試合で7失点と崩壊。

この3試合、鈴木、濱田、山村がCBをつとめたが、この調子だと誰一人本体会へ行ける確証はなくなったなという感じです。

SBは、両酒井はいいとして、比嘉は、ちょっとオランダ戦で相手のスピードにまったくついていけず、不安を露呈した。この大会前までずっとサブにしか入ってなかった、大岩がまずまずの動き。CBも出来る貴重な戦力としては及第点だろう。

グループリーグ敗退という事で、もう2試合の腕試しも出来ず。チームとしても、海外組が揃ってのゲームがこれでおしまいという事で、本大会までに合わせる時間が本当に少なくなってきた。

香川をはじめとする、A代表組は、W杯予選後の合流となり、やはりチームとして合せる時間は少ない。

それに、なにしろ守備陣がとにかく心配。OA枠でCB2人使ってもいいんじゃないかとも思えてしまう。

攻撃には収穫、守備には不安ありありで終わったトゥーロン国際大会でした。

選手評価
GK 安藤 6.0
DF 鈴木 5.0
DF 山村 5.0 
DF 大岩 6.0
DF 酒井 5.5
DF 吉田 - 
MF 扇原 5.5
MF 村松 6.0
MF 宇佐美 7.0
MF 東  5.5
MF 大津 5.5
FW 斎藤 6.5
FW 高木 6.0
FW 指宿 5.5
FW 大迫 -

↓ポチッっとな。