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なでしこジャパンvsアメリカ女子 自信と課題

なでしこジャパン キリンチャレンジカップ2012

キリンチャレンジカップ2012 なでしこジャパンvsアメリカ女子代表の試合をTBSの中継でテレビ観戦しました。

試合経過

なでしこジャパンの先発は、GKに海堀、CBに熊谷と矢野、右SBに近賀、左SBに鮫島、ボランチに坂口と田中、右SHに大野、左SHに宮間、2トップに永里と川澄という布陣でした。

前半は、日本が主導権を握る展開となる。

得意のパス回しで、序盤から何度もチャンスを作り出す。対するアメリカは、パスを回しながら、縦パス1本で裏を狙いにくるが、水をまいたピッチの影響でボールが伸びてチャンスにならない。

日本は、ディフェンスが非常に効いていて、アメリカにボールを渡しても、取り返すまでの時間が短い。しかも、パスモ回せる状況で、アメリカもなかなか前から出れない状況となる。

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チャンスは数多く作っていたものの、中々ゴールを割れずにいたが、前半32分に均衡が崩れる。

川澄が前線でタメを作って、走り込んでいた近賀にループパス。近賀が中央に折り返し、永里がシュート。これは、防がれるが、こぼれ球を近賀が蹴り込んでゴール!
日本が先制する。

その後も、日本が主導権を握り1-0で前半を終える。

後半、アメリカが押し込んでくる。裏を狙うパスに加えて、日本の方にもパスミスがあり、危ない場面を作られてしまう。

日本のパスはつながっていたが、前半ほどのチャンスは中々作れないようになる。

後半15分、永里に代えて安藤を投入。

この直後の後半17分、田中明日菜のカットから宮間、川澄とつないで決定的チャンスを作るが、川澄のシュートは枠を外れる。

後半22分、鮫島に代えて有吉を投入。

後半24分には、またも川澄がビッグチャンスを掴むが、ソロにかろうじて防がれる。

後半27分、アメリカが中央突破。ロイドがしかけたところを田中がタックル。このボールが、モーガンへのスルーパスとなってしまい、きっちりと決められた。
アメリカが1-1の同点に追いつく。

終盤は両チームにチャンスが訪れるが、勝ち越し点は上げられず。

試合は1-1の引き分けに終わった。

戦評

なでしこらしいサッカーが出来た前半。パス回し自体も、変わらず素晴らしいのだが、この試合はアメリカに主導権を握らせない展開までいっていた。

そこは、アメリカもボールを繋いでいくサッカーに移行しようと試みている最中というのもあるのだが、なでしこの選手たちのディフェンスがすごくよかった。チャレンジとサポートがよく出来ていて、かなりボールが取れていた。アメリカの選手がちょっとやりづらそうだった。

モーガンは縦のスピードもあって、一発があるし怖いなという感じだったが、ワンバックにはほとんど仕事をさせなかったし、真っ向勝負でここまで出来れば上出来。

後半は、パスミスもあって、押し込まれる展開が増えて、しかもタックルにいったボールがあーいう形でモーガンにわたり失点となったが、チャンス自体は後半も多かった。川澄がかなり、いい動き出しでフリーになっていただけに、1点欲しかったところ。

後半は、そういう意味では課題がでた訳だけど、今の段階では伸びしろがあるのは悪くない。

アメリカが、五輪本番でどいうサッカーをしてくるか現地時点ではわからないが、今のスタイルだと日本の方が上。日本としてはゴリゴリ来られた方が嫌なわけで。アメリカも、決勝トーナメントで当たったら、繋ぐサッカーにはこだわらず勝ちに来るんじゃないかなと思うし、そこでもなでしこがやっているサッカーがどこまで出来るが勝負の分かれ目になりそうだ。

アメリカは、3日にブラジルとフクアリで対戦。なでしこは、5日にブラジルと対戦。アメリカとは何度も対戦しているが、ブラジルとはあまり対戦回数がおおくなくて、前回やったのが、2007年くらいにフクアリでやったのが最後だと思う。アジア勢とも、アメリカや欧州勢とも違うスタイルのサッカーだけに、どういうゲームになるか楽しみだ。

[追記]

アメリカ女子代表のワンバックとソロが被災地を訪問していた映像があったので載せておきます。

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