第90回高校サッカー選手権の観戦で、久しぶりに埼玉スタジアム2002まで行ってきました。
第二試合の青森山田高校vs土佐高校の試合を観戦しにいったのだが、会場入りしたのは第一試合の前半終了間際でした。
第一試合は、大分高校vs浦和東高校。前半終わって1-1と同点の状況だった。浦和東は地元という事もあり、たくさんの人が観戦に来ていた。
試合は、一進一退の攻防だったが、徐々に浦和東の運動量が落ちてきて、大分に攻め込まれる時間が多くなる。
そして、後半28分、大分が右サイドからのクロスにドフリーで待ち構えていた岡部がシュート。これが決まって大分が勝ち越す。
さらに後半35分には梶谷が決めて、3-1と突き放し勝負あり。
第一試合は、大分が、地元の浦和東に3-1と快勝した。
続く第二試合。2回戦から登場なので、今大会初戦同士の試合となった。
初戦の固さと、土佐のプレッシングに、序盤はパスミスも出てなかなかペースを奪えない青森山田。
土佐に攻め込まれる場面もあったが、それでも徐々に青森山田が主導権を握り始める。
次第にチャンスの数が増え始めた。相手GKともつれたこぼれ球をシュートも惜しくもポストに当たる場面も。
そして、前半30分、青森山田がPKのチャンスを得る。これを差波が決めて、青森山田が先制する。
前半は、青森山田が1-0とリードして終える。
後半も青森山田がペースを握る。
後半開始早々の8分、林が相手DFを背負いながらもコースがないところから蹴り込んで2点目。
土佐は前半ほどプレッシャーが掛からなくなり、苦し紛れのクリアボールは青森山田に拾われてチャンスらしいチャンスが作れない。
シュートもペナルティエリアの外からのシュートになってしまい、攻め手がない。
青森山田は何度もチャンスを作っていたが、追加点がなかなか奪えない。それでも、後半38分ゴール前の細かいパスワークから村山が決めて3点目を奪う。
このまま試合は終了。青森山田が初戦を3-0と快勝スタートを切った。
青森山田が、自慢のパスサッカーで初戦を勝ち上がった。以前は、パスサッカーと言われながらも、放り込むことも多かったが、このチームは繋げる場面では自陣からでもパスを繋いで組み立てる事ができる。ここ数年で、サッカー自体も良くなってきている気がする。
柴崎くんらが卒業して、タレント的には物足りないところもあるが、その分組織として完成度が上がっているようだ。
3回戦は、攻撃力のある大分が相手。あのパスサッカーが何処まで通用するのか、守備面でも守る時間がもっと増えるだろうから、楽しみな一戦だ。