キリンカップ2011 日本代表vsペルー代表の試合をテレ朝の中継を録画してみました。
日本はザッケローニ監督が練習していた通りの3-4-3の布陣。
GKに川島、CBに伊野波、今野、栗原、ボランチに、長谷部と遠藤、右WBに西、左WBに安田、右WGに関口、左WGに岡崎、トップに前田という布陣でした。
日本は、ボールポゼッションでは上回るものの、なかなか攻撃のペースが上がらない。
両サイドの西、安田のところで迷いがみられる。
トップの前田のところになかなかボールが入らずにペースを掴めない。
それでも、コンパクトな陣形を保ち、ペルーにもそれほど多くのチャンスは作られなかった。
前半の終盤になって、右サイドの西が上がれるようになり、チャンスも作れるようになったものの、決定的チャンスは生まれず、0-0で前半を終える。
日本は、後半頭に、西に代えて本田を投入。安田をサイドバックに下げて、本田をトップ下にした4-3-3に移行する。
本田の投入で、攻撃のペースが上がった日本は、序盤にペースを掴む。
縦のボールが入るようになり、前田や岡崎のところでボールが収まるようになりリズムが生まれる。
本田のFKのチャンスもボールが落ちきらず、枠を捉えきれない。
日本は、得点を奪いに、李と長友を投入。前田の位置に李が入り、関口のところに長友を入れる。
これで、長友のところから攻撃をしかけたいところだったが、アクシデントが続出する。
安田が足を痛めて、興梠を投入。長友をサイドバックに下げて、興梠が左WGに入った。
さらに、伊野波も負傷で、森脇を投入する事になる。
この後、右サイドの森脇のところからチャンスをつくるものの、思わぬ交代もあり徐々に日本の攻撃はペースダウンする。
代わって、ペルーがセカンドボールを拾ってチャンスを作る機会が増えてきた。
本田が倒されながらもシュートを狙うも枠を捉えられず。ノーステップの状態で打ったシュートは相手GKのタイミングを完全に外していただけにもったいなかった。
さらに、左サイドの長友から李が落として岡崎が狙うもミートせず。
終盤は、ペルーの波状攻撃をくらい防戦一方になる。
そんななか、長谷部が足をつって、細貝を投入。
ロスタイムの最後の1プレーで、本田が倒されてFKを獲得。このFKを遠藤が狙うものの枠を捉えられずに、このままタイムアップ。
結局、0-0で試合終了となった。
チャリティーマッチのときは、割と機能していた3-4-3だったが、両サイドのメンバーが変わっただけでもリズム感が出なかった。安田は前に突破する機会が何度かあったが、西はなかなか自分の持ち味をだせずじまいだった。
前田のところにボールが入らず、攻撃がスピードアップ出来なかったのも痛かった。
長谷部、遠藤のところがなかなか起点にならなかった。
後半、本田が入って、攻撃にスピード感が出てきたが、決定的チャンスが作れず。
負傷交代が続いて、投入予定だった宇佐美も使えずじまい。いろいろ選手を試せたのはよかったが、ここから攻勢をというタイミングでペースダウンしてしまった感がある。
長友は、すでに貫禄すら出て来た感がある。途中出場ではあったが、さすがだなという感じだった。
メンバー的にベストではなかったというのもあったが、ちょっと物足りない試合だった。
次のチェコ戦で、どの程度改善されるかが見物。