残り６試合、ジェフも福岡も上位との対戦は残っていませんが、互いに東京ヴェルディ、コンサドーレ札幌という難敵を残しています。２ゲーム半の差は、もちろん自力ではどうにもなりません。しかし、あきらめるには早すぎる。

書きそびれていた事もありますが、前節終了後の西部謙司さんの「犬の生活」の記事内容です。

甲府戦の敗戦を受けて、西部さんがどういう反応をするのかは興味深いところでしたが、まだまだ諦めるには早過ぎるという結論でした。

さらに、木曜日のbay FM「speak soccer speak jef #6」でも、西部さんは「諦める意味が分からない」という名言を残したばかりだ。

ustreamのアーカイブがまだなさそうなので、podcastを公開しておく。( http://www.s-koichi.info/podcast/ )

そして迎えたコンサドーレ札幌戦。この試合には関しては結果しか知らない。
が、今の時期試合内容よりも結果しか意味が無い。

アウェイでの敗戦。3連敗。同一カードの連敗。さらには、5位転落。
何一つとしていい結果はない。むしろ悪いこと尽くめだ。

今の段階で、このチームを信じられるかといったらNOだ。
ただ、選手個々のポテンシャル自体はあると思っているし、江尻監督の目指すサッカーにも共感を得ている。

西部さんが度々言われているように、江尻さんの目指そうとしているサッカーは1年やそこらで完成するものじゃないというのは納得がいくところ。
当初は、今年のジェフの弱さは戦術的な完成度の低さによるものという風にも考えていたんだが、この無類の勝負弱さはその部分とは根本的に違うんじゃないかと思うようになってきた。

勝負どころでの勝負弱さはジェフに限ったことではなく、J1の優勝争いをチームや世代別の日本代表にも散見される光景ではある。もちろん、今のジェフほど酷い状況ではないが。

この勝負弱さを残り5試合で払拭するのは難しいだろう。J1昇格が厳しい状況で、来季J2の可能性が現実味が帯びてきているわけだが、来季のカテゴリーがJ1だろうがJ2だろうが関係なく対処しなければならない問題だ。

今シーズンみせた試合は、よかった試合もあったし、今のサッカーを大きく変える必要はないが、得点を奪う事と守る事に関して徹底した意識付けが必要だろう。分かりやすいところで言えば、セットプレー。ここ数年のジェフは、セットプレーが攻守において弱点だったし。今年も、かなり押しこんでセットプレーの数が多い試合もあったが、ものに出来ていなかった。セットプレーで得点取れないのは勿体無いよね。

今のジェフがJ1昇格するのは困難な状況である事には変わりない。まだ、数字上の可能性は残っているものの、今のチーム状態を考えると、ますます難しく感じる。
残り5節で勝ち点をどれだけ積み上げられるか、あらためて表にしてみた。

福岡の側からみると、残り5試合で3つ勝てば、ジェフもヴェルディも追いつけない。2勝でも、かなりJ1昇格が濃厚という情勢だ。
仮に次節のヴェルディ戦に敗れて、福岡勝利すると、福岡はもう負けなければいいという状況になる。ジェフがその後4連勝しても、福岡は3分でも上になるし、もう1勝しても追いつけない。

対戦相手をみてみると、福岡は残りの試合は大分、東京V、岐阜、札幌、岡山。
ジェフは、東京V、北九州、草津、愛媛、徳島。

福岡は、大分、東京V、札幌と難敵が残っている。
ジェフとしては、ヴェルディに勝って勢いをつけるしかない。そこで次のホーム北九州戦で大勝でも出来れば、勢いのままラストスパートにいける。兎にも角にも、次のヴェルディ戦次第という事になりそうだ。

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