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U-19日本代表敗退に思う

U-19 アジア選手権でのU-19日本代表は準々決勝で、U-19韓国代表に敗れて、2大会連続でのU-20W杯出場を逃していましました。

あれこれ言いたいところではあるが、試合自体を観ていないので、大きな事は言えません。
とりあえず、スポナビのコラムと、武藤さんのブログから、判断してみたいと思います。

2大会連続で世界を逃した――。  この事実は受け入れ難いが、紛れもなく目の前で起こった出来事であった。  正直、予兆はいくらでもあった。センターバックの高さ不足、パスミスの多さ、フィジカル面での弱さ。アジアを戦い抜く上で、足りない部分が多かった。

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試合の速報自体は、1-0の時点まで確認してたんですが、正直この試合結果には驚いてました。
ただ、グループリーグから観てた人にとっては、ある種必然だったような感じに受け取れました。グループリーグは個の力で打ち勝てたというニュアンスが多かったように思います。

このコラムでも、その予兆はあったと言ってます。逆転負けというのは、韓国との地力の差を見せつけられた結果なんでしょうかね。

前哨戦と言われたユース代表が韓国に惨敗してしまった。それも無様極まりない試合内容で。

武藤さんのブログでは、そこまでの差がるような事はないような書き方です。
ただ、どちらにしろ、2-0の状況からのゲームコントロールが出来なかったのは変わらないようです。腰の引けた戦いをしていたという評価です。

どうも、今回のアジア選手権に臨んだメンバーは後ろの選手の力不足という評価が多いようです。確かに、前の選手では、宇佐美や指宿、永井といった、選手が揃っていましたからね。

おそらく、多くの人が思った事だと思うんだが、この世代は世間ではプラチナ世代と呼ばれる逸材の揃った世代。今回の、大会に選ばれたメンバーがこの世代のベストメンバーだと思っている人は少ないと思うんですよね。そういう意味で、この世代でU-20W杯を経験できないのは、日本のサッカー界にとって大きな損失だと思うんですよ。

例えば、FC東京の重松健太郎、京都サンガF.C.の宮吉拓実、横浜Fマリノスの小野裕二、東京ヴェルディの高木俊幸高木善朗兄弟、アーセナル入りが報道されている宮市亮、鹿島アントラーズ入りが決まっている柴崎岳といった面々が出場できたかもしれない訳ですからね。

Twitter上なんかでは、布監督や、一部の選手を責める声も多かったのが少し残念です。
まだ、監督はともかくとして、まだ20歳前の前途ある若者をそこまで槍玉にあげる必要はないと思うんですよね。

布さんにしても、高校選手権で市船を全国優勝に導いた監督であり、人選として必ずしも間違いではなかったと思う。ただ、この大会では布さんにも大きな責任はあるとは思うけど。

この前、ザック監督と中田英寿の対談をテレビでやってましたが、その中で選手個々での判断というものが出来てないという話について、ザッケローニ監督は、本来ユース年代で身につけてなければならないものと言っていました。

協会としても、いつまでも黄金世代のワールドユース準優勝だとか、7大会連続出場といった実績はもう忘れて、根本的にユース年代の代表チーム育成について考えなおすときにきていると思うんですよね。

99年のナイジェリアワールドユースの準優勝にしても、黄金世代という逸材が揃っていたからというだけではなく、トルシエという若手育成の出来る監督がいた事も大きかったと思うんです。
A代表だけではなく、ユース年代の代表監督もそれ相応の実績のある監督を招聘して任せた方がいいような気がしますよ。ペケルマンを呼べとか無茶は言わないけどね。

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