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2009年 J1 第31節 アウェイ vs川崎フロンターレ 全力で散る

NHK総合での川崎フロンターレvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を観ました。

この試合、引き分けで以下でJ2降格が決まるジェフ。といっても、大宮との得失点差を考えれば、勝ち続けたとしてもJ1残留は難しい状況なのだが。
試合前の心境としては、フロンターレが勝つなら、完膚なきまでに叩きのめしてもらいたいというのと、ジェフにはそういう試合状況になっても最後まで戦ってもらいたいという思いだった。

ジェフの先発は、GKに岡本、CBにボスナーと福元、右SBに和田、左SBに坂本、ボランチに下村と中後、右MFに工藤、左MFに深井、2トップに巻と谷澤という感じの布陣。

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前半、ジェフは眺めのボールを両サイドの裏や巻に通すという狙いのようだった。
フロンターレ相手という事もあり、カウンター対策というのもあるのかもしれない。

さすがに、フロンターレ相手には攻め込まれる時間帯も多かったが、何度かチャンスを作っている。

中後の長いボールに深井が反応してシュートまで持ち込むチャンスがあったが、ゴールならず。
その後、フロンターレの猛攻に自陣に押し込められるが、35分に、深井が左サイドから速いクロス。巻のヘディングシュートはバーに当たるが、こぼれ球を工藤がうまく足を出してシュート。これが、決まってジェフが先制する。

この後、ジェフが勢いを取り戻し、ペースをつかむ。だが、決定的チャンスはなかなか作れず。フロンターレの攻撃に脅かされつつも、なんとか前半リードして終える。

後半、フロンターレがペースを掴む。ジェフは、なかなか攻撃につなげられない。
そんな中、後半9分に、ペナルティエリア内に侵入した憲剛をボスナーが引っ掛けてしまいPK。これをレナチーニョに決められて同点に追いつかれてしまう。

その後も、フロンターレが押し気味に試合をすすめる。
ジェフは、中後に代えて、ネット・バイアーノを投入する。だが、ネットに中々ボールが渡らず、チャンスが作れない。

後半25分、レナチーニョに左サイドから侵入されシュートを許す。これが、坂本の足に当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれる。フロンターレが逆転。

この直後に、谷澤に代えて、米倉を投入。
ジェフも必死に攻めるが、フロンターレの鋭いカウンターもあって、中々リズムがつかめない。
それでも、その後はジェフの攻める時間が続く。

後半39分、深井に代えて太田を投入する。
そして、後半43分、FKからチャンスを掴み、こぼれ球を左サイドから米倉が折り返す。
ネットがつぶれて、こぼれたボールに和田が反応してゴール。ジェフが土壇場で同点に追いつく。
だが、その直後のロスタイムに、レナチーニョに決められて、再度リードを許してしまった。
ロスタイムの反撃も、シュートまで中々持ち込めない。試合はこのまま動かず、フロンターレの勝利となった。

この結果、ジェフはJ2降格が決まってしまった。

この試合、選手は最後まで戦ってくれた。それは、唯一の救いでした。勝てる可能性はあったかもしれないけど、フロンターレにしてもナビスコショックから立ち直ろうともがいていた試合という風にも見えて必死でした。

J1残留という目標はもう、数節前には望み薄になっていて、後は数字上の可能性を残すのみになっていたわけですが、ここまで勝てないないのは予想外でした。
選手はがんばってくれたけれど、結局、勝ち点上の上積みはほとんどないままJ2降格決定となってしまいました。

ただ、これで残留争いというプレッシャーからは外れる訳なので、残りの試合は思い切ったプレーを見せてもらいたいところです。
天皇杯も4回戦はJ2の岐阜が相手なんで、来期への試金石となるでしょうから、しっかりと勝ってもらいたい。

J2降格は目前だったので、あれこれと書きたい事はあったんだけれども、ブログ環境が壊れたりと書けないまま、この日を迎えてしまった・・・。来期に向けてのあれこれは、また別途書こうかおもっています。

[追記]
ベガルタ仙台がJ1に復帰しました。
東北出身者で、仙台にも3年ほど住んでたので、思い入れのあるクラブ。
ジェフと入れ違えになってしまったのが残念で仕方がありませんが、2011年シーズンはぜひ、揃ってJ1の舞台で戦えたらうれしいです。

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