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北京五輪 3位決定戦 なでしこジャパンvsドイツ女子

北京五輪サッカー女子の3位決定戦 なでしこジャパンvsドイツ女子の試合をビデオに撮っておいて観ました。

この試合、安藤ではなく原が先発した以外はいつものメンバー
前半は日本が完全にゲームを支配した。ボールを持つとなかなか失わないし、運動量も多くチャンスの数ではドイツを圧倒していた。ドイツの方も、あまり前から行ってもボールが取れないと踏んでか、引き気味にポジションをとって守ってる感じ。そうは行っても天はとらないといけない訳で、ドイツもなんとかボールを取りたかったんだろうけど、うまくいかず消耗していく。

日本は、近賀や宮間のミドルシュートは惜しくも相手GKに阻まれて得点ならず。チャンスの数も多くて、積極的にシュートも打っていたがゴールだけが足りない。

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前半のラスト5分と後半の頭にドイツがギアをあげてきたが、ドイツペースとはならず。後半も日本がペースを掴む。ただ、前半ほどのチャンスは作れなくなっていた。

ドイツの方が早めの選手交代。日本の選手はまだまだ元気だったけど、この早い交代がドイツに流れを持っていた感がある。3決は90分でPK戦に入るレギュレーションだったので、延長を考える必要がない。という事を考えると、ドイツの作戦勝ちだったのかもしれない。

日本がペースを掴みながら得点できずにいる中、ドイツに先制点を奪われる。右サイドからのクロスにヘディングで合わせられる。これは、福元が弾くが、このこぼれ球を決められてしまった。アメリカ戦もそうだったが、あえて高いボールを蹴った感じもしなくはない。福元が高いボールに弱いっところを付かれていた感じ。

日本は、丸山、荒川を投入して反撃するが、逆に失点。いづれも、交代出場のバイラマイ。フレッシュな選手が点を取った。
この失点は、さすがに効いた。ドイツ相手に攻めきれずに敗戦。メダルに届かず、4位で終戦となった。

まぁ、This is footballですな。いいサッカーをしていた日本が点を取りきれずに逆に失点して負けてしまった。日本はすばらしいサッカーをしていたと思う。ドイツ相手に圧倒していた。日本のサッカーで十分に世界に通用するところをみせてくれたと思う。胸を張って帰ってきて欲しい。

ただ、アメリカ、ドイツに勝てなかったのは、まだ何かが足りないという事。福元はいいキーパーだと思うけれど、世界を相手にするには、もう少し背の高いGKが台頭してきてほしいところ。DFに関してもそれはいえるところで・・・。
この大会のなでしこジャパンは若い選手とベテランのバランスが絶妙だった。これが好成績の要因の一つだとは思うが、やっぱりベテランの何人かは抜けていくだろう。若い選手が次の大会では引っ張っていけるようならないと。うまく、代謝が出来れば、日本はまだまだ強くなれるはずだ。

とりあえず、1マッチでいいから、アメリカやドイツ相手に1勝しておきたいところです。さすがに、大きい大会では勝った事がない相手に初勝利というのはなかなか難しい。それが出来れば、次の大会は期待出来るんじゃないかなぁ。
メダルはロンドン五輪におあずけとなったが、これでいい目標が出来たと思う。

正直、男子が早々に敗退して、北京五輪も半分終わった気分だったけれど、なでしこが活躍してくれて本当に助かった。やっぱり、ベスト4まで勝ち進むと6試合出来る。これは大きいよな。
やっぱり、なんだかんだでオリンピックの影響は大きい。女子の場合は、W杯以上の大会ってのはあるんだが、サッカーファン以外も注目している中で、いい試合が出来たのはよかったと思う。女子も、背の高い子は今時の若い子ならたくさんいるわけで、競技人口がもっと増えていけば、すごい選手が出てくると思うんだよなぁ。そういう意味も含めて有意義な大会だったと思う。

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