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北京五輪 日本vsオランダ 記憶にも記録にも残らない大会

北京五輪のサッカー男子最終戦のオランダ戦を観ました。

日本は、内田と安田がケガって事で、長友と森重が両サイドバックに入りました。累積の本田拓の位置には細貝が出場。

立ち上がり、オランダが攻めに出るが、日本はしっかりと守れていた。ただ、つなぎでミスが出るなど日本ペースにはならず。何度かチャンスもあったが、シュートに持っていけない。
そうしてるうちに、オランダペースになってしまった。オランダの攻撃は凌ぎきったに本田が、前半は得点奪えず0-0。
ここ2試合と同じ展開となってしまった。

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後半、オランダも暑さで足が止まり始めていたが、日本もなかなかペースを握れない。オランダの守備を崩しきれず、シュートまでもっていけない。
それでも、森重のミドルシュートなどでリズムが出てきたんだが・・・。やはり、1点が遠い。
ここまできても、シュートが打てない。ここ2試合の成果はまるで出ていないようだった。

後半28分に、本田がPKを与えて、これを決められて失点。

この後、香川と森本を投入。さらに、李も投入して反撃にでるが、さらにチャンスの数が減る。豊田は相手に競り勝てていたが、まったくセカンドボールがひろえず。サイドにボールは運べるがクロスをあげられない。得点チャンスのないまま試合終了。あっけなく、そして何も変わらない1敗だった。

このチームがここまで出来ないとは思わなかった。3試合で得点1失点4。そこそこ守れるが、点が取れない。点が取れないことには勝てない。点が入らない事には記録にも記憶にも残らない。唯一の得点である、豊田の点でさえ、記憶に残るものではないし。あの試合で同点、逆転出来たら、記憶に残る点になったかもしれないが。

リーグ戦の3試合、そうそうやられていた訳でもなく、前半はいづれも0-0。後半に点を取られて敗れている。そういう意味ではそこそこやれている訳だ。結局は、得点力の差が出てしまった形だと思う。森本がこのチームにフィットしきれていなかったのが痛かったかなぁ。豊田や李もある程度はやれるけれど、確実に点が期待できると言うほどでもないし。
OA枠については結果的には必要だったなというところ。結局、先制を許す試合が続いたって事もあるし、こういうゲームでは経験がものをいう。特に、初戦のアメリカ戦は、失点の後に切り替えるのに時間がかかったから。

誰が戦犯とかいうのはあまり言わない方だが、個人的には初戦のアメリカ戦でセットプレーを外した森重かな。あれは、練習でやってる形だろうから、柳沢理論は通用しないよなぁ。
後は個人的にガッカリしたのは本田圭介かな。もうちょっとやれると思ったけれど、クロスとかの精度が悪すぎる。

本大会に残ったメンバー、梅崎も水野もいないし、青山もいなければ柏木もいない。まだまだ、いい選手が残っている中でのメンバー編成。正直、これはヒドイと思う。
アテネでは谷間の世代と言われたが、これでは谷間とは言えないよな。むしろ、アテネのときより悪くなっている感じだ。アテネの時はパラグアイ、イタリア相手にも点が取れていたし。記憶に残る試合が出来ていた。そう思うと、ガッカリせざるをいない。

とはいえ、A代表に上がれるレベルの選手は多いと思う。個々の力はあると思うから、これから挽回してもらいたいところ。

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