この度、2005年シーズンまで弊クラブに所属しておりました小倉隆史選手が現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。
なんとなく覚悟はしていたんだけれど、オグがついに引退しました。
まだ現役で全然やれると思ってたのに・・・。残念でしかたがありません。
自分にとってのサッカー界での最初に好きになった選手がオグだったと思います。とはいえ、Jリーグが始まった年にデビューにデビューし将来を嘱望されなんてのは気づいてなかったんですが。
その当時、サッカー界のヒーローといえばやっぱりカズだったけれど、自分の中ではカズは第一人者としての役割をまっとうしていたので興味がなかった。新しいスターの象徴が小倉隆史だったと思う。
オグといえばやっぱり代表でのキリンカップ・フランス戦でのゴールが忘れられない。結局、あれが最初で最後のA代表でのゴールになってしまったけれど。
その後、アトランタ五輪予選があり、かの大怪我を負ってしまったために、以後代表に呼ばれる事はなかった。
昨年まで現役を続けてきたわけだが、結局あの怪我がオグの選手生命を縮めてしまった事になる。
もしもってのは禁句だけれども、オグがエクセルシオールから帰らずあのまま欧州に留まっていたらとか、大怪我の完治が早かったらとか今でも思ってしまう。
大体、大怪我とはいえ、あんなに何年もかかる怪我じゃなかったはずなので、オグにとって伸び盛りだった数年間が奪われたのが悔しい。
その後、怪我から回復したけれど、時代に取り残されてしまった感じ。オグがいなかった数年の間にJリーグは急速にレベルをあげ日本もW杯に出るまでになった。オグは一番の成長期をプレーできなかった。怪我自体よりも、時間を奪ってしまった事が一番大きい。
結局、怪我から復帰後はただのうまい選手に終わってしまった訳だし。
偶然なのか、直前の乙武さんのブログへのトラックバックエントリーでオグの事を話題に出したけれども、ホントに代表どころかサッカー選手じゃなくなってしまったよ。
以下、オグの引退のコメントです。
この度、わたくし小倉隆史は現役を引退することを決意いたしました。選手生活14年の間、みなさまには多くのご声援をいただき、誠にありがとうございました。これから指導者としての道を目指しながら第二の人生も自分らしく頑張っていきたいと思っております。長い間、応援していただいた皆様に感謝の意を込めて引退の報告とさせていただきます
オグメモリアル その1
2000.04.29 ジェフユナイテッド市原vs名古屋グランパスエイト
今となっては貴重な、オグと林丈統の交代シーン
オグメモリアル その2
2000.05.03 柏レイソルvsジェフユナイテッド市原
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