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大河ドラマ 青天を衝け 第二十八回 「篤太夫と八百万の神」 ネタバレあり感想

青天を衝け

大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。

第二十八回 篤太夫と八百万の神

あらすじ

明治2年 版籍奉還が行われ、駿府藩から静岡藩となる。そして、慶喜(草彅剛)の謹慎も1年半ぶりに解かれるのだった。

篤太夫(吉沢亮)は、新政府より東京へ向かうよう命がくだる。新政府に出仕せよというのだ。
杉浦愛蔵(志尊淳)は、新政府の大蔵省について説明する。伊達-大隈-伊藤 がいると。藩から断れば角が立つが、自ら出向いて直々に断る事は出来るだろうと、篤太夫は東京へと向かうのだった。

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伊藤博文(山崎育三郎)に案内される篤太夫。かつて、焼き討ちを桑出ていた話をすると、伊藤は、イギリス公使館に焼き討ちにしたと話す。
しかし、その伊藤はイギリスで学んできていたのだ。さらに、大隈は一筋縄ではいかないと忠告するのだった。

大隈(大倉孝二)との会談が始まる。篤太夫は、命ぜられた職を辞任したいとし、新政府には知人もおらずお角違いであろうと。さらに、静岡でやる事があるとし、薩長の作った新政府に、元幕臣が務められるのかと問うのだった。

大隈は、新たに作った新政府は、すべてにおいて種の蒔き直しだとし、誰もが何をやるべきかわからないとする。だから、誰かがやらねばならぬだと説くのだった。

対して篤太夫は、なぜ徳川を切ったのかと問い。天使様とともに、徳川と諸侯が組んでやるべきだったとし、上様はそのために政を返上したのだと。

大隈は、あれは岩倉と薩摩と長州が勝手に始めたものだとし、慶喜が勝手に逃げたとし。預かり知らぬと開き直る。なんだかんだで王政は復古したとし。新しき世を作らねばならぬとするのだった。新しい世をつくりたくはないかと問うのだった。

今、新政府は、各地で百姓一揆が起き、外国からの評判もすこぶる悪いと。名ばかりの政府だと。御一新は、これからなのだと。日本中から八百万の神の集めるとし、君もその1人だと。八百万の神の一柱なのだと。

静岡に帰った篤太夫は、見事に言い負けたと話し出す。せっかく、安住の地が見つかったのにと愚痴をこぼすのだった。さらに喜作(高良健吾)が生きていたと話す。投獄されているとし、打首になってもおかしくないと。

篤太夫は、慶喜と面会し、東京での事を話し出す。まだ、御一新はなっていないとし、新政府はいずれ転覆すると。そのときにこそ、立ち上がろうと。
慶喜は、自分にはその気はないと突っぱねる。早く東京へ行けと言うのだ。
承服しかねるという篤太夫。上様が日本をまとめ、新しき世をつくれるのだと説く。
だが、慶喜は、行きたいのであろうと話。最後の命だとし、これからは日本のために尽くせと言うのだった。
篤太夫は、士分になったときにもらった、篤太夫という名は捨て、元の名に戻ると話す。渋沢栄一に戻ると話すのだった。
慶喜は最後に、大儀であったとし、息災を祈ると。

栄一となり、杉浦愛蔵に、徳川がいなければ何もできないであろうと見せつけたいのだと話、別れを告げる。

そして、栄一は出仕し、大久保利通(石丸幹二)、岩倉具視(山内圭哉)、松平春嶽(要潤)、大隈重信らが集まる中、政が何もできていないといい始める。
さらに、民部大蔵省に新しき一柱を立てていただきたいとする。改正掛が必要だと。栄一は、大蔵省と間違えてきてしまっていたのだった。

感想

いよいよ、栄一が東京へ。いやしかし、栄一の口に負けずに、逆に口説き落とした大隈重信がすごい。それにしても、途中支離滅裂でありながらも、最後はまとめきってしまうという謎の口弁よ。

実際問題、新政府といえど、何から何まで何を始めたらよいのかわからない状況であったのは確かなんでしょうな。江戸時代までのやり方とはガラッと代えて、近代政府をつくろうというわけですからね。

まさかの口で負けて帰ってきた栄一よ。慶喜の配下から、新政府への出仕。名前も、篤太夫から栄一へ。新しき世がまさしく始まるのだなと。日本のために尽くせという慶喜の言葉は、最後まで栄一の力の源

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