FCWC2018 準決勝 鹿島アントラーズvsグアダラハラの試合をBS日テレでテレビ観戦しました。アジアチャンピオンとして臨んでいる、鹿島アントラーズの初戦となります。相手は、北中米カリブ海代表のグアダラハラ。
何分、情報少ない相手との対戦だけにどういう試合になるかは予想がつきませんでした。
ざっくりと試合を振り返ってみたいと思います。
試合経過
まずは、序盤の前半3分、グアダラハラが右サイドからのクロスにアルヘンが合わせてゴール。いきなりグアダラハラが先制点を奪う展開となります。
慣れない相手に思うようにボールを回せない鹿島はなかなか攻撃の糸口がつかめません。グアダラハラのプレッシャーと読みの良さから、普段なら通るパスも通らず。決定機を作れないまま時間が流れます。
グアダラハラは、ショートカウンター気味の攻撃で何度かチャンスをつくったものの、鹿島も失点は許さず。前半は、0-1で折り返します。
鹿島はハーフタイムにレアンドロに代えて安倍を投入します。
この安倍の投入により、鹿島がペースを掴み始めます。左サイドから中に入ったり、中盤でパスを受けたりと動きのある安倍をグアダラハラは捕まえきれず。
すると、後半4分、セルジーニョのスルーパスを受けた土居が抜け出して折り返すと、走り込んだ永木が押し込んでゴール。鹿島が同点に追いつきます。
同点に追いついた鹿島が勢いづくものの、なかなか追加点は奪えず。それでも、鹿島がペースを握ったまま試合を進めます。後半22分、右サイドで内田と遠藤のコンビで突破して土居にパスをいれると、土居が倒されてPKの判定となる。このPKをセルジーニョが落ち着いて決めて2-1と逆転します。
鹿島がペースを握ったまま試合は進み、後半39分。安倍からのスルーパスを受けた安西が左サイドを突破。安西からのパスをうけた安倍がカットインからのミドルシュート。これが決まって3-1と鹿島が突き放します。
後半AT。山本がVARでPKの判定となる。このPKは、クォン・スンテが不正だもののこぼれ球をシュート。これがレオ・シルバに当たってゴールに吸い込まれ3-2とされます。
それでも、試合はこのまま3-2で鹿島が勝利しました。
戦評
開始早々に先制されたときはどうなるかと思われましたが、終わってみれば逆転勝ちとなりました。
正直、前半は鹿島がペースを握れずに苦しい展開だったと思います。そこで、2失点目を喫しなかったのが大きかったですね。相手の、グアダラハラは、鹿島のサッカーを良く研究してきていたのではないでしょうか。鹿島のパスコースをよく読んでカットする場面が多かったように思います。鹿島の方は相手に慣れるのに時間がかかったのもありますが、攻撃の糸口がなかなかつかめない前半でした。
流れが変わったのは、鹿島が安倍を投入してから。これが、本当によく効いていました。あっという間に同点に追いつくと、PKで逆転に成功。こうなると、鹿島は強い。相手の攻撃を受けながらスキをついて攻撃するというのは得意ですから。そして、流れを呼び込んだ安倍が自らのシュートで3点目。結果的にはこれが決勝点となりました。
これで準決勝進出。レアル・マドリードとの対戦となります。レアルとは2016の決勝で戦ったので、今回は打倒レアルに再挑戦という事に