MS&ADカップ2016 U-23日本代表vsガーナ代表の試合をフジテレビの中継を録画してテレビ観戦しました。

この試合は、熊本地震のチャリティマッチとしても行われております。相手は、U-23ではなく、A代表という位置づけのガーナ代表であります。リオ五輪では、ナイジェリアと初戦で当たる事から、仮想ナイジェリアという事でのマッチメイクでしょう。

試合経過

日本の先発は、GKに櫛引、CBに植田と奈良、右SBに伊東、左SBに亀川、ダブルボランチに大島と橋本、右SHに野津田、左SHに矢島、2トップに浅野と富樫というメンバーでした。

負傷の影響などもあり新しい選手が招集されています。熊本出身の植田がゲームキャプテンとなりました。

開始1分、まずは野津田がミドルシュートを放つも上に外れます。前半2分、左サイドから矢島がクロスをあげるが、これはGKがキャッチします。

前半6分、ロングボールから浅野が抜けだしてシュートも上に外れます。さらに、前半7分にも、浅野がぬけ出すがクリアされてCKとなります。このCKは、ショートCKからクロスをあげるがファウルを取られます。

前半10分、ガーナの攻撃。最後はミドルシュートを打たれるが、櫛引が抑えます。

前半11分、日本はボールがつながり、最後は矢島が左サイドからシュート。これが決まって日本が先制します。さらに、前半15分には、野津田からのパスを受けた伊東が右サイドを突破してクロスをあげると、矢島がダイレクトシュート。またも決まって2-0と突き放します。

前半20分、大島からのロングパスに、伊東が右サイドを突破して折り返すが、富樫はシュートを打ちきれず。

前半21分、ガーナのFK。競り合いとなるが、最後はガーナのボールがオフサイドとなる。

前半24分、浅野がスピードを活かしてぬけ出すが、これは止められてしまう。さらに、野津田がボールを受けて振り向きざまにシュートもブロックされます。

前半25分、日本のCKとなり、GKがさわって再度CKに。再度のCKは、奈良がニアで合わせるがGKが書き出して、もう1度CKとなります。続くCKは、こぼれ球を大島がシュートもブロックされます。

前半29分、ガーナの波状攻撃となるが、さいごはシュートが浮いて助かります。

前半30分、ゴール前でのボールを受けた富樫がループシュート。これが決まって3-0とします。

前半32分、矢島からのパスを受けた富樫がぬけ出すが、これは止められます。前半34分、伊東からのクロスに浅野が合わせるが、左に外れます。

前半35分、ガーナのミドルシュートは櫛引がキャッチします。

前半36分、日本のCKは、相手GKがパンチングで逃れます。前半40分の日本のCKは、はねかえされます。

前半43分、ガーナが遠目からシュートも、上に外れます。

3-0とリードして前半を終えます。

ハーフタイムに、櫛引に代えて杉本、奈良に代えて岩波、橋本に代えて井手口、浅野に代えて金森を投入します。

後半3分、富樫が右サイドからボールを入れるが、金森は枠に飛ばせず。

後半11分、野津田からのパスに、金森がぬけ出すが、先にGKがキャッチします。後半12分、亀川が左からボールを入れるが、GKがキャッチします。

後半13分、大島に代えて前田を投入します。矢島がボランチに回ります。

後半17分、井手口のミドルシュートはブロックされます。後半17分、日本のCKは、跳ね返されます。

後半20分、ガーナのFKは、跳ね返します。後半23分、ガーナに攻め込まれるが、最後のシュートは枠を外れます。

後半26分、野津田がキープして、亀川へ。亀川からのクロスを富樫が落として前田がシュートも防がれます。後半29分、伊東の突破から、中にボールを入れるが金森はシュート打てず。

後半34分、右サイドからのボールを野津田がシュートも上に外してしまいます。後半41分、ガーナのFKは、跳ね返します。

後半44分、金森が左サイドからクロスも逆サイドに抜けます。伊東が受けて、野津田が富樫とのワンツーからシュートもゴールならず。

後半46分、伊東からのボールを富樫がダイレクトシュートも上に外れます。後半47分、富樫からのパスを受けた野津田がシュートも防がれます。

後半はゴールは生まれず。試合は日本が3-0で快勝しました。

選評

前半の矢島の2ゴールは圧巻でした。あーいったゴールを決められるとは、矢島はやっぱり怖いですね。中島が予選で良いゴールを決めていましたが、矢島もいいものを持っています。

野津田が久々に代表復帰も、少し気負いが大きかったのかなという感じでした。浅野も、自慢のスピードをあまり活かせる場面がありませんでした。逆に、初めて招集された富樫は伸び伸びとプレーしたように思いました。おまけに決定的な3ゴール目も決めています。

前半は、右サイドの伊東からのクロスが効果的でした。左サイドからの攻撃は少なかったように思います。後半は、亀川と金森のコンビがあって、左サイドからの攻撃が増えましたが、ゴールには結びつきませんでした。

相手のガーナは、最初に矢島がポンポンと2ゴールしてしまって、面食らった格好となりました。特に前半は、組織だった攻撃は皆無で、日本としても守りやすかったと思います。A代表とはいえ、このメンバー相手ならU-23でも十分にやれましたね。もっとも、本番のナイジェリア戦はこうはいかないと思いますが。

後半は、メンバーが変わったことと、相手がかなり前からきた事で、前半のようなプレーは出来ませんでした。試合が膠着した状態から打開できないところは課題でした。

今回、伊東や富樫の活躍もあり、また代表争いが面白くなってきそうですね。残念ながら、阿道は使われませんでしたが、次回は頑張ってほしいものです。

U-23日本代表は、この後トゥーロン国際大会に出場。来月にはU-23南アフリカ代表との試合が組まれています。アフリカ勢、欧州勢、南米との試合が組まれています

選手評価

櫛引 6.0
杉本 6.0
植田 6.5
奈良 6.0  
岩波 6.0
亀川 5.5
伊東 6.5
大島 6.5
橋本 6.0 
井手口 6.0
矢島 7.0
野津田 5.5
浅野 5.5
富樫 6.5  
金森 5.0
三丸 -