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リオ五輪女子サッカーアジア最終予選 なでしこジャパンvs北朝鮮女子 時代の終わりを見届ける

リオ五輪女子サッカー アジア最終予選

リオ五輪女子サッカーアジア最終予選 なでしこジャパンvs北朝鮮女子の試合をNHKの中継を録画してテレビ観戦しました。

リオ五輪予選敗退が決まり、この体制での試合はこれがおそらく最後になると思われます。一つの時代の終わり、最後の試合を勝って笑顔で終われるかどうか。

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試合展開

なでしこの先発は、GKに山根、CBに岩清水熊谷、右SBに近賀、左SBに有吉、ボランチに宮間と阪口、右SHに中島、左SHに鮫島、2トップに大儀見と横山という布陣でした。

前半4分、北朝鮮が右サイドからボールを入れるが、ボールは流れて山根がキャッチする。

前半5分、なでしこのCK。北朝鮮にはねかえされるが、このボールを中島がミドルシュートも左に外れる。さらに、前半6分、なでしこのCKも、GKが直接キャッチする。

前半6分、北朝鮮の攻撃。シュートを打たれるもこれはブロックする。このボールを拾われて右サイドに展開されるが、なんとかしのいでCKとなる。北朝鮮のCKは、クリアする。

前半13分、宮間から裏へボールを入れたところに、阪口が飛び出すが、トラップが長くなりシュートは打てず。相手、GKが弾きだしてCKとなる。このCKは、すらしたボールを相手が広いチャンスとはならず。

前半15分、北朝鮮のが左サイドからクロスも、逆サイドに流れてゴールラインを割る。前半17分、背走する有吉が足を滑らせたとkろおを、右サイドを突破されるが、山根が足を伸ばしてクリアする。

前半21分、北朝鮮が左サイドからくろすを入れる。有吉が競るが、そのままラインを割る。前半24分、またも北朝鮮が左サイドからクロスをいれる。後ろから走ろこまれてヘディングを打たれるがブロックする。さらに、前半25分、北朝鮮のミドルシュートは、山根の正面となり抑える。

前半30分、宮間からのパスを大儀見が落として、中島がシュートも相手に当たって枠を外れる。このCKは、ニアを狙うがクリアされる。有吉がひろってクロスを上げる。大儀見が頭で合わせるが左に外れてしまう。

前半33分、北朝鮮のCK。ショートCKから繋いで、裏にボールを通すが、味方が反応できずそのままラインを割る。

前半34分、なでしこは左サイドでボールをつないで、横山が遠目からミドルシュートもバーの上を越える。前半36分、鮫島が左サイドを突破してクロスも逆サイドに流れる。これを中島がひろって、しかけるが相手に奪われる。

前半39分、宮間からの縦パスを鮫島が受けるがシュートは打てず。足に当てるだけとなりGKが抑える。
前半45分、横山がキープして、落としたボールを宮間がミドルシュートもバーの上を越える。

前半は0-0で折り返す。ハーフタイムに、鮫島に代えて岩渕を投入する。岩渕が右SHに入って、中島がボランチ、宮間が左SHに回る。

後半1分、宮間が左サイドからクロスをあげるが、はねかえさえる。近賀がひろって、ミドルシュートも枠は外れる。後半3分、中島が左サイドを突破して折り返すが、岩渕にわずかに合わずにボールは流れる。

後半6分、北朝鮮にボールをカットされてゴール前まで運ばれるが、シュートは山根が抑える。

後半8分、岩渕が思い切って遠目からシュート。ボールが変化するがGKが抑える。

後半10分、北朝鮮のシュートは左に外れるが、ワンタッチあってCKに。北朝鮮のCKは、山根がパンチングで逃げる。

後半11分、右サイドから近賀のパスを受けた岩渕が突破。宮間へのパスか、岩渕が中央に入ったところへクロスも、わずかに頭に合わず。

後半15分、北朝鮮のCK。北朝鮮のボレーシュートは、山根が顔面でブロックする。さらに、右サイドからボールを入れられるが、山根がジャンプしたところをファウルを受ける。

後半16分、なでしこが遠目からのFKも、これははねかえされる。後半19分、横山が右サイドから、そのままミドルシュートもGKがキャッチする。後半20分、左サイドから宮間のパスを受けた横山がミドルシュートもわずかに右に外れる。

後半25分、大儀見から左サイドに展開。宮間が左サイドからクロスを入れるがGKがキャッチする。後半26分、近賀が右サイドからクロスを入れるとお大儀見が頭で狙うが強く当てられず、GKがキャッチする。

後半30分、有吉が右サイドからクロスをあげると、中島がバックヘッドで合わせるが枠を外れる。後半32分、中島が右サイドからクロスを入れると、大儀見が狙うがはねかえされる。

後半35分、横山に入ったボール、落としたところを宮間がクロスをあげると、岩渕が頭で合わせてゴールを奪う。完璧なながれからなでしこが先制する。

後半36分、北朝鮮のCK。ヘディングシュートは、頭ではねかえす。後半37分、北朝鮮のCKは、はねかえす。さらに、後半39分、北朝鮮が遠目からシュートも上に外れる。

後半42分、北朝鮮のCKは、山根がパンチングで逃げる。さらに、北朝鮮のシュートはブロックする。これをひろってカウンター。岩渕が持ち上がって、最後は大儀見がシュートも上に外してしまう。

後半43分、横山に代えて高瀬、中島に代えて川村を投入する。

後半45分、北朝鮮のシュートはブロックする。後半47分、北朝鮮のCK。頭でつながれるが、宮間がクリアする。さらに、北朝鮮のCKも、ヘディングは左に外れて助かる。

試合は、このままなでしこが逃げ切り、1-0で勝利した。

戦評

北朝鮮相手に危ない場面もあったものの、今大会で一番なでしこらしいサッカーができていたのでは無いでしょうか。ボールの動かし方も一番落ち着いて見られました。時折見られる、パスミスはあったものの、カバーリングの意識も強く、粘り強く守ることが出来ました。

そして、今大会3点目となる岩渕のゴールで先制すると、押し込まれる展開が長くなる中で、きっちりと守りきりました。

重圧から開放されて、ベトナム戦での大勝もあって、北朝鮮相手にもいつものサッカーを取り戻せつつあったように思います。やはり、初戦のオーストラリア戦に敗れてしまった事で、韓国戦、中国戦はかなり重圧の中で戦っていたのだなとあらためて感じました。

短期決戦では、勢いに乘ることが大事で、しかも中1日という日程で立て直しが難しかったように思います。男子のU-23代表が、所詮の北朝鮮戦に苦しみながらもかって勢いづいた事を考えると、オーストラリア戦での負けは痛かったですね。

ただ、今大会で1位突破を決めたオーストラリアは、かなり周到になでしこ対策をたててきたようですね。そして、4勝1分でリオ行きを決めました。なでしこは、最終的には3位で終わる事となりました。オリンピックの出場枠が12チームという事もあり、本当に狭き門となっています。

この試合で、佐々木監督体制のラストとなったと思います。最後にアジア最大のライバルである北朝鮮に勝利して終えた事は、今後にも繋がるでしょう。また、佐々木なでしこについては、書こうかと思います

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