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リオ五輪女子サッカーアジア最終予選 なでしこジャパンvs韓国女子 勝ち点3逃し崖っぷちに

リオ五輪女子サッカー アジア最終予選

リオ五輪女子サッカーアジア最終予選 なでしこジャパンvs韓国女子代表の試合をNHKの生中継でテレビ観戦しました。

初戦、オーストラリア相手にまさかの黒星発進となったなでしこ。なんとして、勝利して流れを取り戻したいところです。

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試合展開

なでしこの先発は、GKに福元、CBに田中明日菜と熊谷、右SBに近賀、左SBに有吉、ボランチに上尾野辺と川村、右SHに川澄、左SHに横山、トップ下に宮間、トップに大儀見という布陣でした。

まず、開始早々、横山がドリブルでしかけてシュートを狙うが左に外れてしまう。さらに、前半4分、横山のシュートはポストに当たるが、はねかえりを大儀見がヘディングで狙うものの、上に外れてしまう。

前半6分、韓国はイ・ソヨンが突破してシュートも福元の正面となる。

前半7分、有吉の左サイドからのクロスに、大儀見がシュートも左に外れる。

前半8分、韓国は右サイドからクロスをあげるが、福元がキャッチする。

前半13分、横山のシュートはGKがキャッチする。さらに前半14分、横山が深い位置からサイドを突破してクロスも、川村にはわずかに合わず。

前半18分、韓国のCKは、はねかえす。

前半21分、川澄がワンツーから抜けだして右サイドへ展開する。近賀のクロスは中と合わず逆サイドに抜けてしまう。
前半22分、なでしこが左サイドからのFK。ニアに蹴るが壁にひっかかってしまう。

押し気味にすすめるなでしこは、前半28分、川村がミドルシュートを狙うが左に外れる。前半30分、近賀のクロスは、はねかえされるが、最後は上尾野辺がシュートも防がれる。

前半37分、近賀がもどしたボールを上尾野辺がシュートも防がれる。前半38分、なでしこのCK。川村のヘディングシュートは、わずかに左に外れる。

前半41分、韓国のFK。直接狙うが、上に大きく外れる。前半43分、韓国が長いボールを入れてくるがはねかえす。さらに、前半45分、韓国のCKは、クリアする。

前半は、得点なく0-0で折り返す。

後半1分、有吉が裏にボールを通すが大儀見はオフサイドとなる。

後半8分、宮間が左サイドからボールを入れるが、川村にはわずかに合わずシュートならず。

後半10分、韓国が縦に速いボールを入れてくるが、間に合わずそのままラインを割る。後半11分、韓国が右サイドからの攻撃。クロスはラインを割る。

後半13分、横山のクロスに、大儀見が合わせるが強くヒットせず、枠を外れる。

後半13分、上尾野辺に代えて、岩渕を投入する。岩渕が1.5列目に入って、宮間がボランチに下がる。

後半14分、なでしこのFK。これは、GKが直接キャッチする。

後半19分、岩渕が前でボールを奪って、そのままシュートに持ち込むが右に外れる。

後半24分、韓国が右サイドからのクロス。シュートは打たせなかったが、近賀が倒れたところをボールを触ってしまいハンドを取られてしいPKの判定となる。しかし、このPKは福元が止めて助かる。

後半27分、右サイドからの韓国の攻撃も、シュートは防ぐ。

後半31分、横山に代えて中島を投入する。

後半37分、韓国のCKは、クリアする。後半37分、宮間のシュートはGKがキャッチする。

後半39分、右サイドから川澄がクロスをあげる。大儀見が競って、ボールが抜けたところを岩渕が頭で合わせてゴールを奪う。なでしこが、ようやく先制する。

しかし、後半41分、韓国が右サイドからクロスを上げる。福元が飛び出してキャッチするが、熊谷と交錯してこぼしてしまう。このボールを蹴りこまれて、同点に追いつかれてしまう。

後半43分、左サイドから中島がクロス。川村がダイビングヘッドで合わせるが左に外れる。

後半46分、なでしこのFK。競り合いとなるが、はねかえされる。後半47分、川澄からの縦パス。最後は、岩渕がシュートも弱くなりGKがキャッチする。

試合は、このまま終了し、1-1の引き分けに終わった。

戦評

オーストラリア戦に続き結果を出せず。痛恨の引き分けとなりました。2試合を終わって、勝ち点1は大誤算だと思います。

試合は、ほとんどの時間帯で、なでしこがペースを握る展開でした。1点取れれば、完全になでしこペースになるだろうというところでしたが、なかなか得点が奪えず。

そうしている間に、PKを献上してしまうものの、福元が値千金のセーブで窮地を救ってくれます。それでも、なかなか得点が奪えず苦しい展開でしたが、終盤に岩渕のゴールでようやく勝ち越しに成功しました。

ただ、その直後に、今度は福元のミスから失点を喫してしまいました。ここまで盤石だっただけに悔やまれるミスとなりました。

オーストラリアに比べれば、中盤でのプレッシャーが弱かった事で、十分にボールを回す事が出来ました。また、守備でもボール奪取が多くなりました。特に、中盤での川村が効いていました。

前線では、横山にボールが収まる事で、チャンスが作りやすくなりました。ただ、気になるのは宮間がやはり厳しいチェックを受けて、なかなか起点になれなかった事でしょうか

ここのところ2連敗を喫していた、韓国に対して内容では圧倒していただけに、勝ち点3が欲しい試合でした。ただ、裏の試合で北朝鮮が中国と引き分けた事で、上位との差は広がらずに済みました。

残り3連勝でなんとか勝ち点10に載せたいところではあります。次の中国戦に勝利すれば、勝ち点で現在2位の中国と並ぶ事となります。2点差以上ならば、少なくとも中国の上に立てる事になります。

韓国がオーストラリアに勝てるかどうかは未知数ですから、勝ち点3をとっておくことが大事になります。北朝鮮は、ベトナム相手なら楽に勝てるでしょうが、北朝鮮とは最終戦で当たるだけに逆転の可能性があります。

次の中国戦で勝てば、まだまだチャンスはあると思います。一番いいのは、オーストラリアが抜けだして1位突破を決めたうえで、最終戦で北朝鮮を下して逆転での2位通過という流れでしょう。自力突破がなくなったとはいえ、まだ混戦模様なのはなでしこにとっては救いです。

まずは次の中国戦に確実に勝って望みをつなぐ事に全力を注いでもらいたいところです。

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