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U-23選手権2016 準決勝 U-23日本vsU-23イラク リオ五輪出場決定

AFC U-23選手権

AFCU-23選手権2016の準々決勝 U-23日本代表vsU-23イラクの試合をNHK BS1の生放送でテレビ観戦しました。

いよいよ、この試合に勝てばリオ五輪出場が決まります。迎え撃つのは、ここのところ、若い世代の日本代表にとって大きな壁となっているイラクです。この敵をたおさずして、五輪出場はありません。

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試合経過

日本の先発は、GKに櫛引、CBに植田と奈良、右SBに室屋、左SBに山中、ダブルボランチに遠藤と原川、右SHに南野、左SHに中島、2トップに久保と鈴木というメンバーでした。

鈴木武蔵が怪我から復帰。イラン戦で出番のなかった南野が先発に戻っています。CBには、室屋ではなく奈良が入りました。

U-23日本vsU-23イラク 先発メンバー

前半1分、室屋のクロスはDFに当たってCKに。この、CKはファーサイドで植田が折り返したもののGKがキャッチする。

前半6分、イラクのCKは、遠藤がクリアして再度CKに。続くCKは、相手に当ててゴールラインを割る。前半12分、日本のCK。パンチングで逃れられる。前半14分、イラクのシュートは右に外れる。

前半18分、日本のFKは、クリアされる。前半20分、イラクにボールを回されてしまうが、最後はスルーパスがオフサイドとなり助かる。前半24分、イラクのFK。間を抜けるが櫛引がキャッチする。

前半26分、武蔵が左サイドで抜け出すと、そのまま独走。折り返しに詰めていた、久保が押し込んでゴールを奪う。日本が先制する。

前半27分、イラクのシュートは枠を外れる。前半29分、南野からのパスを受けた武蔵がフリーとなるが、シュートは右に外れる。

前半31分、イラクのFK。クリアボールを拾われてシュートを打たれるがブロックする。続くイラクのCKは、ショートCKからつないでシュートを打たれるがバーの上を越える。

前半37分、久保がゴール前に送るが武蔵には合わず。前半39分、久保からのスルーパスに武蔵が抜け出すがオフサイドとなる。

前半40分、イラクのCK。ショートCKからつなぐが、最後はオフサイドになる。前半43分、イラクのCK。武蔵が頭に当てるがクリアしきれず。櫛引が弾いたボールをヘディングシュート。このボールも、櫛引がはねかえすが、これをヘディングで押し込まれる。イラクに同点に追いつかれる。

前半は、このまま1-1で折り返す。

後半2分、イラクが遠目からのFK。中に折り返されるが、ボールを奪い返す。後半4分、イラクのシュートは櫛引がファインセーブで防ぐ。さらに、イラクのCK、逆サイドにおりかえされるがクリアする。

後半12分、久保のシュートはバーの上をこえる。後半13分、室屋のクロスは、はねかえされる。さらに、もう1度室屋がクロスをあげるが、これもはねかえされる。

後半21分、イラクに攻め込まれてしまうが、なんとかクリアする。後半22分、イラクのCK。ボールがこぼれるが櫛引がキャッチする。

後半23分、武蔵が足をつって、阿道と交代となる。

後半31分、イラクのCKは、櫛引がキャッチする。さらに、後半32分、イラクのCKは、櫛引が防ぐ。

後半33分、久保に代えて浅野を投入する。

後半34分、イラクのCKからの攻撃は防ぎ切る。後半36分、日本のCKは、クリアされる。後半36分、イラクがクロスからダイレクトシュートも右に外れて助かる。

後半45分、日本のFK。クリアされて、再度CKに。このCKは、はね返される。

後半48分、浅野がボールを奪って、南野へ。南野があげたクロスに阿道が反応するが、GKが弾き返す。このボールをフリーの原川がボレーで決める。日本が土壇場で勝ち越しに成功する。

後半49分、中島に代えて豊川を投入する。試合は、このまま日本が逃げ切り勝利し、リオ五輪出場を決めた。

U-23日本vsU-23イラク 試合終了時メンバー

選評

ついについに、リオ五輪出場を決めました。グループリーグからターンオーバーで選手をいれかえて、最小限の消耗で乗り切ったのが大きかったですね。

5連勝、2失点の堂々たる成績での予選突破となりました。この世代は、なかなかアジア予選を突破できず、U-22アジア選手権や、アジア大会などでもベスト8止まりでした。それだけに、五輪出場も危ぶまれていました。そんな中での五輪出場は格別のものがあります。

奇しくもドーハの悲劇の舞台。しかも、相手はあのイラクというのも因縁深いですね。ドーハの悲劇は過去のものとなり、これからはドーハの歓喜の舞台となるでしょう。

前半、先制するまでの流れは悪くなかったと思います。しかし、それから決定機を決める事ができずに、同点に追いつかれてしまいました。後半は30分ころまでは、ほとんど防戦一方の状況でした。武蔵も怪我上がりという事で、足をつってしまって阿道がまたもや出番を得ました。

期待の浅野も、なかなか裏のスペースが空かずに苦しみました。しかし、90分で勝負を決めたいといっていた手倉森監督の言うとおりに後半ATに勝ち越しに成功しました。浅野ががんばって、南野の精度のいいクロス。阿道が飛び込んでDFがつられました。GKが先に触ったものの、原川がドフリーとなっていました。しかも、しっかりとミートしてゴールに突き刺しました。後半ATでの勝ち越しゴールというのも良かったですね。

もちろん、まだ決勝が残っている訳ですが、まずは最大の目標であるリオ五輪出場権を得ました。次回大会は、東京開催で開催国枠で自動出場で7大会連続の五輪出場が確定しました。アトランタ五輪での28年ぶりの出場も苦しい試合でしたが、今回の予選も痺れるものがありました。

決勝の相手は韓国です。ここまで、北朝鮮、タイ、サウジアラビア、イラン、イラクといった強豪国に勝ってきましたが、韓国に勝って優勝できるかどうかは大きいでしょう。アジア1位での五輪出場を目指すしかありません。

選手評価

櫛引 6.5
植田 6.0 
奈良 5.5
室屋 6.5 
山中 6.0
遠藤 6.0
原川 7.0 
南野 5.5
豊川 -
中島 5.5
久保 6.5
鈴木 6.5 
阿道 6.0
浅野 6.0

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